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RBNZ(NZ中銀)会合、市場は利下げを予想

2025/11/26 08:58

【ポイント】
RBNZ会合を受けて市場のRBNZ金融政策見通しがどうなるか
・米経済指標やベージュブックで市場のFRB利下げ観測が一段と強まるか

(欧米市場レビュー)

25日、欧米時間の外為市場では米ドルが軟調に推移。一時米ドル/円は155.792円、米ドル/カナダドルは1.40884カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.30012シンガポールドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.15808ドル、英ポンド/米ドルは1.32089ドルへと上昇しました。

米国の9月小売売上高は前月比0.2%、11月消費者信頼感指数は88.7と、それぞれ市場予想(0.4%と93.4)を下振れ。また、ハセットNEC(国家経済会議)委員長が次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長の最有力候補として浮上したと報じられました。それらが米ドルに対する下押し圧力となりました。

※米経済指標については、本日の『ファンダメ・ポイント』[米小売売上高、PPI、消費者信頼感、今後のスケジュール]をご覧ください。

(本日の相場見通し)

本日は、RBNZ(NZ中銀)の政策会合が開かれます。会合の結果は日本時間午前10時に発表され、その1時間後の11時からホークスビー総裁が会見する予定です。それらにNZドルが反応すると考えられます。なお、11月30日に退任するホークスビー総裁にとって今回が最後の会合です(12月1日付でブレマン氏が総裁に就任。任期は5年間)。

RBNZは前回10月8日の会合で0.50%の利下げを行うことを決定。政策金利を3.00%から2.50%へと引き下げました。その時の声明では、「中期的にインフレ率が目標中間値の2%付近で持続的に安定するために必要な場合、政策金利のさらなる引き下げを検討する」とされました。

本日の会合に関しては、市場は0.25%の追加利下げが決定されると予想しています。そのとおりの結果になれば、RBNZの声明会合の議事要旨3カ月に1度のRBNZによる政策金利予測総裁会見が材料になりそう。特に政策金利予測で示される現局面の利下げサイクルの最終到達水準に注目です。

市場では、RBNZの利下げは今回をもって打ち止めとの観測があります。RBNZによる政策金利予測などを受けて、その観測が一段と高まる場合、0.25%利下げすることが決定されたとしてもNZドルにとってのマイナス材料にならないかもしれません。

豪ドル/NZドルについては、日本時間午前9時30分に発表される豪州の10月CPI(消費者物価指数)にも反応する可能性があります。CPIの市場予想は前年比3.6%と、RBA(豪中銀)のインフレ目標(2~3%)を上回るとみられています。

豪州の月次CPIは本日発表の10月分から新しくなります。従来の月次CPIは四半期CPIに含まれる品目のうち3分の2程度しかカバーしていませんでした。豪統計局によると、新たな月次CPIは毎月の物価変動を包括的に反映し、主要なインフレ指標は四半期CPIから月次CPIに移行するとのこと。

※豪ドル/NZドルのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[豪ドル/NZドル、豪10月CPIおよびRBNZ会合が相場動意となりそう]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。

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米国の先週分の新規失業保険が発表され、ベージュブック(米地区連銀経済報告)が公表されます。ベージュブックは、12の地区連銀がそれぞれの管轄地区の経済活動をまとめたものでFOMC(米連邦公開市場委員会)の討議資料となります。次回のFOMCは12月9-10日に開催されます。

市場では、次回FOMCで0.25%の追加利下げが行われるとの見方が優勢。CMEのFedWatchツールによると、25日時点で市場は12月の利下げ確率を8割強織り込んでいます。

新規失業保険申請件数が市場予想の22.5万件よりも弱い結果になる、あるいはベージュブックの内容を受けて、FRBによる追加利下げ観測がさらに強まれば、米ドルが軟調に推移しそうです。その場合には米ドル/カナダドルや米ドル/シンガポールドルには下落圧力が、ユーロ/米ドルには上昇圧力が加わると考えられます。

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英国のリーブス財務相が本日、秋季予算案を発表します(日本時間21:30~)。その内容次第では、英ポンドに対して下落圧力が加わる可能性があります。

※詳しくは、25日の『ファンダメ・ポイント』[欧州財政事情、難航する26年度予算編成!?]をご覧ください。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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