米ドル/円が4カ月連続トップ、豪ドル/円は過去最低の11位に沈む。
2025/10/07 09:20
トラリピ運用のコツ
リピートレポートの活用方法
全体の傾向を、戦略改良のヒントに。
リピートレポートに掲載されているデータは、お客様が発注しているトラリピの全体傾向を示すもの。ご自身のトラリピと比較することで、新たな視点が生まれるかもしれません。
たとえば、
「ほかの人は、この通貨ペアで利益を上げているのか」
「リスク分散の通貨ペア選びを迷っていたけど、獲得pips上位のものから選んでみようかな」
「自分の利益値幅は、全体平均とずいぶん違う。少し近づければ、パフォーマンスが上がるかも」
こうした視点が生まれると、トラリピ戦略の見直しや追加を、より具体的に検討しやすくなるでしょう。
もちろん、全体の傾向や平均に合わせることが、必ずしもパフォーマンス向上につながるワケではありません。しかし、ほかのお客様の動きを知ることで、ご自身の運用方針を客観的に見つめ直すきっかけにはなると考えています。
リピートレポートは毎月更新。ご自身のトラリピ戦略の改良や最適化に、ぜひご活用ください。
米ドル/円の4カ月連続トップは「過去最長」記録。豪ドル/円の11位は「過去最低」ランク。
データの算出方法
該当月に、新規と決済がともに成立した全トラリピの「実際に獲得したpips」を通貨ペアごとに集計してランキング、全17通貨ペアのうち上位14通貨ペアを掲載(価格帯の影響から獲得pipsが少ない傾向にある、南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円の3通貨ペアはランキングから省略)しています。スワップによる損益、およびロスカット執行による決済は含んでおりません。
一言コメント
米ドル/円は4カ月連続でトップを獲得し、過去最長記録を更新。今後どこまで記録を伸ばせるかは不透明だが、比較的高いボラティリティを背景に、当面は上位を維持する可能性が高いのではないか。一方、豪ドル/円は11位まで順位を落とし、これまでのワースト記録だった2023年2月の7位を大きく下回る結果に。ただ今回のランクダウンは大きめのストップロス注文が成立した影響と考えられ、一時的な要因にとどまる可能性が高いため、数カ月以内に順位を回復する余地も充分にあるだろう。
※9月22日に取扱い開始の新通貨ペア「米ドル/シンガポールドル」のランキングは来月号から掲載予定です。
カナダドル/円と豪ドル/円で対照的な結果に。
データの算出方法
該当月に、新規と決済がともに成立した全トラリピにおける「実際に獲得したpips」の平均値を算出しています。ロスカット執行による決済は含んでおりません。
一言コメント
9月は対円通貨ペアが全体的に低ボラ(低いボラティリティ)だったこともあるが、獲得pipsにおける豪ドル/円のランクダウンの影響は、利益値幅の平均にも鮮明に表れている。ただし、カナダドル/円が前月から大幅に回復したように、豪ドル/円も数カ月以内にある程度の回復を見せる可能性が高いのではないか。
※9月22日に取扱い開始の新通貨ペア「米ドル/シンガポールドル」のデータは来月号から掲載予定です。
MVT … Most Valuable Toraripi の略
※2025年2月更新分より、選出基準を変更しました。
変更前)
冒頭の “『獲得pips』No.1の通貨ペアは?” にて、トップの通貨ペアから『最優秀トラリピ』を、2位の通貨ペアから『殊勲賞トラリピ』を、3位の通貨ペアから『敢闘賞トラリピ』を選出。
↓
変更後)
全トラリピの中から獲得pipsの多い順に『最優秀トラリピ』『殊勲賞トラリピ』『敢闘賞トラリピ』を選出。
最優秀トラリピ(MVT)とは
毎月、各通貨ペアで獲得pipsが上位のトラリピの中から、
毎日が財産になる
というマネースクエアのスローガンを体現すると考えられるトラリピを、リピートレポート編集部が選出します。
そのため、獲得pipsが上位であっても、レンジの設定が極端にせまい(あるいは広い)場合や、利益値幅の設定が極端に小さい(あるいは大きい)場合は、選定の対象から除外することがあります。
■最優秀トラリピ(米ドル/円・レンジシフトあり)
※表示されている「ロスカットレート」は設定されたすべての注文が成立したと仮定して計算された値であり、実際のお取引とは異なる可能性があります。
■殊勲賞トラリピ(英ポンド/円)
※表示されている「ロスカットレート」は設定されたすべての注文が成立したと仮定して計算された値であり、実際のお取引とは異なる可能性があります。
■敢闘賞トラリピ(カナダドル/円)
※表示されている「ロスカットレート」は設定されたすべての注文が成立したと仮定して計算された値であり、実際のお取引とは異なる可能性があります。
※選出したトラリピのパフォーマンスはあくまで過去の結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
それでは、次号もよろしくお願いいたします。
リピートレポートに関しての注意事項
※「トラリピ」は、取引の利益を保証するものではありません。仕掛け方によっては多額の資金が必要となったり、設定したレンジ内であっても、損失を被ることがあります。