損益の計算方法を知ろう
CFDの売買損益の計算方法
CFDはお取引を始めた後、銘柄の値動きによって損益が発生します。
CFDを新規注文し、決済した場合の損益を売買損益と言います。
ただし、「国内株価指数と海外株価指数」には計算式に違いがあり、また、「NYクローズをまたぐ」かどうかで最終的な損益が変わりますので、注意が必要です。
国内株価指数の売買損益の計算式
【 売り(Bid)価格 -
買い(Ask)価格 】
× 数量(Lot) × 売買単位※
海外株価指数の売買損益の計算式
【売り(Bid)価格 -
買い(Ask)価格】
× 数量(Lot) × 売買単位※
× 各国通貨の為替レート
※売買単位:
売買可能な「最低取引単位」のこと
参考:
マネースクエア「トラリピCFD」売買単位
日本N225 | 1倍 |
---|---|
米国D30 | 0.01倍 |
米国NQ100 | |
米国SP500 | 0.1倍 |
英国F100 | 0.01倍 |
海外株価指数の場合、円建てでお取引できますが為替レートによる円換算が発生します。
【 売り(Bid)価格 -
買い(Ask)価格 】
× 数量(Lot) × 売買単位
-
日本N225を10Lot
30,000円で買い、30,500円で売り決済した場合(30,500円 - 30,000円) × 10Lot × 1(日本N225売買単位)
= 5,000円の利益
-
日本N225を10Lot
30,000円で買い、29,500円で売り決済した場合(29,500円 - 30,000円) × 10Lot × 1(日本N225売買単位)
= 5,000円の損失
売買損益は、売り・買い、利益・損失、関係なく必ず「売り(Bid)価格」から「買い(Ask)価格」を引いた後、取引数量(Lot)と売買単位(銘柄ごとに異なる)を掛けて計算します。
【売り(Bid)価格 -
買い(Ask)価格】
× 数量(Lot) × 売買単位
× 各国通貨の為替レート
-
米国D30を10Lot
30,000ドルで売り、29,500ドルで買い決済した場合(30,000ドル - 29,500ドル) × 10Lot × 0.01(米国D30売買単位) × 130円(為替レート)
= 6,500円の利益
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米国D30を10Lot
30,000ドルで売り、30,500ドルで買い決済した場合(30,000ドル - 30,500ドル) × 10Lot × 0.01(米国D30売買単位) × 130円(為替レート)
= 6,500円の損失
海外株価指数の場合、国内株価指数と同じく「売り(Bid)価格」から「買い(Ask)価格」を引いた後、取引数量(Lot)と売買単位(銘柄ごとに異なる)を掛けて計算しますが、そこから円建てにお直しする必要があり、為替レートで円換算いたします。
調整額について(営業日をまたぐと発生)
店頭CFDでは新規注文が約定した場合、ポジションを約定した日の取引終了時間(NYクローズ)までに決済をされない場合、ポジションが翌営業日に持ち越され、調整額が発生いたします。
ポジションを翌営業日に持ち越す(ロールオーバーする)ことで発生する金利調整額と、参照原資産である株価指数における配当金相当分の権利調整額があり、これらを合計した調整額が日々損益として発生します。
調整額は、ポジションの決済や調整額振替を行うまで評価損益に含まれます。
原則、買いポジションの場合、金利調整額は支払い、権利調整額は受取りとなり、売りポジションの場合は、金利調整額は受取り、権利調整額は支払いとなります。
これらの合計が調整額として日々損益が発生します。
調整額の詳細はこちらから。