エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※3月24日更新
2026/03/24 10:22
宮田レポート(短期アップデート) 260324_miyata.pdf
☆こちらもオススメ
YouTube エリオットView 3月23日 [日経平均下げ拡大!マージンコール売り発動か]
[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~55,000円
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 43,560~48,000ドル
(S&P500) 6175~6800
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~25,000
(ナスダック総合) 20,500~22,900
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000
[日経平均]

【週足 エリオット波動分析】
2020年3月安値・16,358円以来のプライマリー第➂波・強気相場は終了し、プライマリー第➃波の弱気相場が始まったとみられます。それはコロナ禍以降で最大のリスクオフ相場になるでしょう。
週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)、下げ率は10%~26%(平均17%)です。今週(3/23~3/27)は25年4月底以来のサイクル50週目ですが、安値はおそらく今後3週間以内に付けるでしょう。高市早苗氏が自民党総裁に選ばれた25年10月4日(土)を「高市ラリー」開始点とみれば、そこから6カ月信用期日に当たる[4月3日~6日]は安値を付ける時期として注目されます。
例外的に現行42週サイクルがさらに延長する場合でも、サイクル55週(フィボナッチ)経過となる黄金週間までに決着をみるでしょう。
いずれにしても、遠からず新42週サイクルが始まるでしょう。
もっとも戻り売り圧力は非常に強いと予想され、新サイクル形状は弱気型「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になるでしょう。水準的にはサイクル高値が59,332円を上回ることは難しく、最大限でもダブル・トップ形成にとどまるでしょう。
サイクル高値を4月~6月に付けると、その後は11月~来年2月のサイクル安値に向けて株式相場は下げていくでしょう。

[TOPIX]
3938(2/27高値)からプライマリー➃波の調整に入った、とみています。
3月23日は一時3447まで下げ、3500処のネックラインを終値ベースでも割り込みました。「ヘッド・アンド・ショルダーズ」から下放れを開始したようです。同日の日足はマド空けで下がり一目均衡表の雲を下回りました。日足が雲を下回るのはおよそ11カ月ぶりです。
3月24日は大きく反発して始まるとみられますが、戻りは上記マド[3551-3608]までにとどまるでしょう。
下値模索の動きはまだ続くとみられ、リバウンド後には[3291](昨年4月からの上昇の38.2%戻り水準)を目指す展開となりそうです。

[日経平均]
59,332円(2/26)からプライマリー級第➃波の弱気相場が進行中とみています。第➃波が終わるまでにはおそらく今後数年が必要でしょう。
51,407円(3/9安値)からのマルii波リバウンドは55,745円(3/11高値)で終了し、そこからマルiii波による下降波が展開中です。3月23日は一時50,688円まで下げ、高値からのネット下げ幅・率(8643円・14.57%)は約1年ぶりの大きさに広がりました。
足元の信用買い残5兆7194億円(3/13時点)は20年ぶりの高水準です。いま、高値圏での信用買いポジションに多額の評価損が出始めている公算が大きく、「マージンコール(追証)」売りの嵐によって、日経平均が5万円大台を一気に割れる展開も想定の範囲です。当面の下値メドは[48,293円](レッサー・ディグリー第4波安値)で、この付近にはフィボナッチ・サポート[48,430円]があります。
[予想PER別の日経平均水準]
3月23日の日経平均予想PERは18.86倍、予想EPSは2731円。 過去最高のEPSは2867円(2/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (3月13日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ 日足エリオット波動分析】
2月10日に付けた最高値・50,512ドルは、S&P500(高値は1月28日)、ナスダック(25年10月29日が高値)など主要指数によって確認されていません。この「未確認」は、米国株相場の天井打ちを暗示しています。
3月20日におよそ半年ぶり安値(45,369ドル)を付けました。25年4月からの上昇の38.2%戻りサポート[45,202ドル]が意識されたのか、週明け23日には大きく反発しました。もっとも、この日の終値は高値から500ドル押し返されています。200日MAが従来のサポートレベルからレジスタンスに変わったことがみてとれます。
いまは当面のリバウンド継続か、それともこのまま下振れが続くか、の分岐にあるといえましょう。
200日MA[46,581ドル]をクリアできれば、[47,334ドル-47,941ドル](38.2%-50.0%戻り)を試すことになりそうです。一方、このまま下振れが続くケースでは、フィボナッチの次の下値メド[43,562ドル](昨年4月からの上昇の半値押し水準)を試すでしょう。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
3月20日安値6473は「エンディング・ダイアゴナル」の始点(6521)を満たしています。想定していた最小限の下値メドは達成されました。
今後は以下2通りの見方ができるでしょう。
➀ 200日MA割れが定着し下落基調をさらに強める。25年4月からの上昇に対するフィボナッチ・サポート[6174-5662]を試しにいく。
➁ 6500処をネックラインに反発し、数週間賭けて「ヘッド・アンド・ショルダーズ」の右肩を作りにいく。その後、下落基調が再開する。
M7(マグニフィセントセブン)は「サード・オブ・サード」による急落過程にあるようにみられますが、そうだとすると上記➀のシナリオの蓋然性は高いでしょう。
[ダウ輸送株平均] 戻り売り圧力が強い印象

[マグニフィセント7] 「サード・オブ・サード」下落が進行中か?

[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えた可能性があります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にありますが、それは26,182(10/29高値)を以て終わったとみられます。50週MA(23,723)を割ると弱気シナリオが現実味を帯びます。
米株相場は2026年前半に、本格リスクオフ局面を迎えるでしょう。

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
昨年10月高値(26,182)と今年1月高値(26,165)とで、3カ月越しのダブル・トップを完成。そこから弱気の展開が始まりました。3月21日には一時23,759と25年9月以来の安値を付けています。
波動カウント的に、1月高値(26,165)からマルiii波による急落局面が進行中であり、足元はマルiii波中の第(iii)波「サード・オブ・サード」とカウントされます。
この見方によれば、今後数週間タームで[22,500](昨年4月からの上昇の38.2%押し水準)に達してもおかしくありません。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。
日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=140円程度です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。
このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるかもしれません。
「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。
(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。

【週足 エリオット波動分析】
24年9月安値(139.565円)からの第2波リバウンドは終わったか、終わりつつあり、第3波によるドル安・円高開始は近いでしょう。
週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、1月最終週に売りシグナル(S)が点灯し、半年ぶりの弱気転換となっています。
足元MACD線がシグナル線を上抜きかけていますが、仮に上抜いたとしても「ダマシ」の買いシグナルになる公算が大きいでしょう。
いまは(介入警戒感の他に)円を積極的に買う材料が見当たらず、円高のリスクはほとんど無視されるか、控えめにいっても軽視されています。このような市場の慢心と油断は、史上最大の「円安バブル」崩壊前夜にふさわしいでしょう。

【日足 エリオット波動分析】
25年4月からのドル高・円安はⓦ-ⓧ-ⓨ「トリプル・ジグザグ」であり、159.405円(1/14)からは3番目のジグザグ=ⓨ波に位置付けられます。このⓨ波のトップは、24年7月の161.938円と「ダブル・トップ」を形成するでしょう。
3月18日には一時159.850円まで上昇しました。ピークアウトかを見極めるべき局面です。
157.442円(3/19)を下回ると、約1年続いたドル高・円安終了の第1シグナルが点灯します。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[140.206円]です。

投機筋の円売り持ちが24年7月以来の大きさに (2026年3月17日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ちは、前週の32.4億ドルから53.2億ドルと3週連続で拡大しました。円の売り持ち金額は24年7月以来の大きさとなります。

[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
25年7月(96.377)からの(X)波は、時間が経つごとに高値と安値が広がる(三角)保ち合い相場=「エクスパンディング(拡大)・トライアングル」(A-B-C-D-E)の可能性が高い、とみています。
3月13日の100.54を以て─これは25年5月下旬以来のドル高水準─(X)波は終わったかもしれません。この見方は、日足一目均衡表の基準線[98.806]を下回ることにより強化されます。
ドル指数の持続的な下落トレンドが再開したとすれば、それは年内にも、95.551を明確に下回る動きとなるでしょう。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
☆こちらもオススメ
YouTube エリオットView 3月23日 [日経平均下げ拡大!マージンコール売り発動か]
[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~55,000円
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 43,560~48,000ドル
(S&P500) 6175~6800
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~25,000
(ナスダック総合) 20,500~22,900
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000
[日経平均]

【週足 エリオット波動分析】
2020年3月安値・16,358円以来のプライマリー第➂波・強気相場は終了し、プライマリー第➃波の弱気相場が始まったとみられます。それはコロナ禍以降で最大のリスクオフ相場になるでしょう。
週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)、下げ率は10%~26%(平均17%)です。今週(3/23~3/27)は25年4月底以来のサイクル50週目ですが、安値はおそらく今後3週間以内に付けるでしょう。高市早苗氏が自民党総裁に選ばれた25年10月4日(土)を「高市ラリー」開始点とみれば、そこから6カ月信用期日に当たる[4月3日~6日]は安値を付ける時期として注目されます。
例外的に現行42週サイクルがさらに延長する場合でも、サイクル55週(フィボナッチ)経過となる黄金週間までに決着をみるでしょう。
いずれにしても、遠からず新42週サイクルが始まるでしょう。
もっとも戻り売り圧力は非常に強いと予想され、新サイクル形状は弱気型「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になるでしょう。水準的にはサイクル高値が59,332円を上回ることは難しく、最大限でもダブル・トップ形成にとどまるでしょう。
サイクル高値を4月~6月に付けると、その後は11月~来年2月のサイクル安値に向けて株式相場は下げていくでしょう。

[TOPIX]
3938(2/27高値)からプライマリー➃波の調整に入った、とみています。
3月23日は一時3447まで下げ、3500処のネックラインを終値ベースでも割り込みました。「ヘッド・アンド・ショルダーズ」から下放れを開始したようです。同日の日足はマド空けで下がり一目均衡表の雲を下回りました。日足が雲を下回るのはおよそ11カ月ぶりです。
3月24日は大きく反発して始まるとみられますが、戻りは上記マド[3551-3608]までにとどまるでしょう。
下値模索の動きはまだ続くとみられ、リバウンド後には[3291](昨年4月からの上昇の38.2%戻り水準)を目指す展開となりそうです。

[日経平均]
59,332円(2/26)からプライマリー級第➃波の弱気相場が進行中とみています。第➃波が終わるまでにはおそらく今後数年が必要でしょう。
51,407円(3/9安値)からのマルii波リバウンドは55,745円(3/11高値)で終了し、そこからマルiii波による下降波が展開中です。3月23日は一時50,688円まで下げ、高値からのネット下げ幅・率(8643円・14.57%)は約1年ぶりの大きさに広がりました。
足元の信用買い残5兆7194億円(3/13時点)は20年ぶりの高水準です。いま、高値圏での信用買いポジションに多額の評価損が出始めている公算が大きく、「マージンコール(追証)」売りの嵐によって、日経平均が5万円大台を一気に割れる展開も想定の範囲です。当面の下値メドは[48,293円](レッサー・ディグリー第4波安値)で、この付近にはフィボナッチ・サポート[48,430円]があります。
[予想PER別の日経平均水準]
3月23日の日経平均予想PERは18.86倍、予想EPSは2731円。 過去最高のEPSは2867円(2/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (3月13日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ 日足エリオット波動分析】
2月10日に付けた最高値・50,512ドルは、S&P500(高値は1月28日)、ナスダック(25年10月29日が高値)など主要指数によって確認されていません。この「未確認」は、米国株相場の天井打ちを暗示しています。
3月20日におよそ半年ぶり安値(45,369ドル)を付けました。25年4月からの上昇の38.2%戻りサポート[45,202ドル]が意識されたのか、週明け23日には大きく反発しました。もっとも、この日の終値は高値から500ドル押し返されています。200日MAが従来のサポートレベルからレジスタンスに変わったことがみてとれます。
いまは当面のリバウンド継続か、それともこのまま下振れが続くか、の分岐にあるといえましょう。
200日MA[46,581ドル]をクリアできれば、[47,334ドル-47,941ドル](38.2%-50.0%戻り)を試すことになりそうです。一方、このまま下振れが続くケースでは、フィボナッチの次の下値メド[43,562ドル](昨年4月からの上昇の半値押し水準)を試すでしょう。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
3月20日安値6473は「エンディング・ダイアゴナル」の始点(6521)を満たしています。想定していた最小限の下値メドは達成されました。
今後は以下2通りの見方ができるでしょう。
➀ 200日MA割れが定着し下落基調をさらに強める。25年4月からの上昇に対するフィボナッチ・サポート[6174-5662]を試しにいく。
➁ 6500処をネックラインに反発し、数週間賭けて「ヘッド・アンド・ショルダーズ」の右肩を作りにいく。その後、下落基調が再開する。
M7(マグニフィセントセブン)は「サード・オブ・サード」による急落過程にあるようにみられますが、そうだとすると上記➀のシナリオの蓋然性は高いでしょう。
[ダウ輸送株平均] 戻り売り圧力が強い印象

[マグニフィセント7] 「サード・オブ・サード」下落が進行中か?

[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えた可能性があります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にありますが、それは26,182(10/29高値)を以て終わったとみられます。50週MA(23,723)を割ると弱気シナリオが現実味を帯びます。
米株相場は2026年前半に、本格リスクオフ局面を迎えるでしょう。

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
昨年10月高値(26,182)と今年1月高値(26,165)とで、3カ月越しのダブル・トップを完成。そこから弱気の展開が始まりました。3月21日には一時23,759と25年9月以来の安値を付けています。
波動カウント的に、1月高値(26,165)からマルiii波による急落局面が進行中であり、足元はマルiii波中の第(iii)波「サード・オブ・サード」とカウントされます。
この見方によれば、今後数週間タームで[22,500](昨年4月からの上昇の38.2%押し水準)に達してもおかしくありません。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。
日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=140円程度です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。
このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるかもしれません。
「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。
(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。

【週足 エリオット波動分析】
24年9月安値(139.565円)からの第2波リバウンドは終わったか、終わりつつあり、第3波によるドル安・円高開始は近いでしょう。
週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、1月最終週に売りシグナル(S)が点灯し、半年ぶりの弱気転換となっています。
足元MACD線がシグナル線を上抜きかけていますが、仮に上抜いたとしても「ダマシ」の買いシグナルになる公算が大きいでしょう。
いまは(介入警戒感の他に)円を積極的に買う材料が見当たらず、円高のリスクはほとんど無視されるか、控えめにいっても軽視されています。このような市場の慢心と油断は、史上最大の「円安バブル」崩壊前夜にふさわしいでしょう。

【日足 エリオット波動分析】
25年4月からのドル高・円安はⓦ-ⓧ-ⓨ「トリプル・ジグザグ」であり、159.405円(1/14)からは3番目のジグザグ=ⓨ波に位置付けられます。このⓨ波のトップは、24年7月の161.938円と「ダブル・トップ」を形成するでしょう。
3月18日には一時159.850円まで上昇しました。ピークアウトかを見極めるべき局面です。
157.442円(3/19)を下回ると、約1年続いたドル高・円安終了の第1シグナルが点灯します。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[140.206円]です。

投機筋の円売り持ちが24年7月以来の大きさに (2026年3月17日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ちは、前週の32.4億ドルから53.2億ドルと3週連続で拡大しました。円の売り持ち金額は24年7月以来の大きさとなります。

[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
25年7月(96.377)からの(X)波は、時間が経つごとに高値と安値が広がる(三角)保ち合い相場=「エクスパンディング(拡大)・トライアングル」(A-B-C-D-E)の可能性が高い、とみています。
3月13日の100.54を以て─これは25年5月下旬以来のドル高水準─(X)波は終わったかもしれません。この見方は、日足一目均衡表の基準線[98.806]を下回ることにより強化されます。
ドル指数の持続的な下落トレンドが再開したとすれば、それは年内にも、95.551を明確に下回る動きとなるでしょう。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。
