RBNZ会合開催、政策金利は据え置き!?
2026/02/18 08:25
【ポイント】
・RBNZによる政策金利見通しは前回からどのように変化するか
・英CPIを受けてBOE利下げ観測が一段と高まるか
(欧米市場レビュー)
17日、欧米時間の外為市場では英ポンドが軟調に推移。一時英ポンド/円は207.215円、英ポンド/米ドルは1.34956ポンドへと下落し、ユーロ/英ポンドは0.87440ポンドへと上昇。英ポンド/円は25年12月17日以来、英ポンド/米ドルは26年1月23日以来の安値をつけ、ユーロ/英ポンドは25年12月22日以来の高値を記録しました。英国の25年10-12月雇用統計が弱い結果になったことを受け、BOE(英中銀)による追加利下げ観測が高まったことが、英ポンドに対する下押し圧力となりました。
雇用統計の結果は以下のとおり。( )は市場予想です。
・失業率:5.2%(5.1%)
・賞与を除く平均賃金(前年比):4.2%(4.2%)
・民間部門の賞与を除く平均賃金(前年比):3.4%(なし。前回9-11月は3.6%)
※英雇用統計については、本日18日の『ファンダメ・ポイント』[英雇用は軟調、BOEは今年2回の利下げ!?]にて詳しく解説していますので、ご覧ください。
カナダの1月CPI(消費者物価指数)の弱い結果を受けて米ドル/カナダドルが一時1.36882カナダドルへ上昇としました。その後上げ幅を縮小し、カナダのCPI発表前の水準にほぼ戻りました。
CPIの結果は以下のとおり。( )は市場予想です。
・総合(前年比):2.3%(2.4%)
・トリム値(前年比):2.4%(2.6%)
・中央値(前年比):2.5%(2.5%)
(本日の相場見通し)
本日は、RBNZ(NZ中銀)の政策会合が開かれます。25年12月1日に就任したブレマンRBNZ総裁のもとで開かれる初めての会合です。会合の結果は日本時間午前10時に判明し、同11時からブレマン総裁が会見します。
政策金利は現行の2.25%に据え置かれそう。そのとおりの結果になれば、RBNZの声明や会合の議事要旨、RBNZ総裁会見、RBNZによる政策金利見通しが相場材料になるとみられます。
前回25年11月の政策金利見通しでは、政策金利は26年4-6月期の四半期平均2.20%で底に達し、その後は10-12月期まで2.2%台で推移すると予測されました。そして、27年1-3月期に2.34%、4-6月期に2.45%、7-9月期に2.55%、10-12月期には2.65%になるとの見通しが示されました。
NZの25年10-12月期CPI(消費者物価指数)は前年比3.1%と、RBNZの25年11月時点の予測である2.7%を上振れて1~3%の目標レンジの上限を上回りました。RBNZによる政策金利見通しは前回から上方修正されるかもしれません。
市場では、RBNZは早ければ26年9月に利上げを行うとの観測があります。政策金利見通しや総裁会見などで26年中の利上げもあり得ることが示されれば、NZドル/円やNZドル/米ドルは堅調に推移し、豪ドル/NZドルは軟調に推移しそうです。
※NZドル/円のテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[NZドル/円、中銀会合&新総裁会見が相場動意となるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
***
英国の1月CPIが本日発表されます(日本時間16:00)。その結果に英ポンドが反応すると考えられます。
英CPIの市場予想は、総合とコアのいずれも前年比3.0%。BOE(英中銀)のインフレ目標である2%は引き続き上回るものの、前月(それぞれ3.4%と3.2%)から上昇率が鈍化するとみられています。
BOEは2月5日の政策会合で政策金利を3.75%に据え置くことを決定。ただ、その決定は5対4と僅差で、4人は0.25%利下げすることを支持して反対票を投じました。市場では、BOEは次回3月19日の会合で0.25%の追加利下げを行うとの見方が有力です。
英CPIが市場予想を下回る結果になれば、その見方が一段と強まるとともに、英ポンドに対して下押し圧力が加わりそう。英ポンド/円や英ポンド/米ドルは軟調に推移し、ユーロ/英ポンドは堅調に推移するとみられます。ユーロ/英ポンドは、25年11月高値の0.88602ポンドが上値メドです。
***
FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が日本時間19日午前4時に公表されます。今回の議事録は1月27-28日に開催されたFOMCのもので、政策金利を3.50~3.75%に据え置くことが決定されました。
FOMC議事録では、FRB(米連邦準備制度理事会)の先行きの金融政策について1月のFOMC以上のヒントが提供されるかに注目。ヒントが提供されれば、市場が反応しそうです。
※1月FOMCについて詳しくは、1月29日の『ファンダメ・ポイント』[米FOMCは据え置き、パウエル議長は多くを語らずも・・・]をご覧ください。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。
