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英雇用は軟調、BOEは今年2回の利下げ!?

2026/02/18 07:39

【ポイント】
・英国の12月失業率は5.2%と、コロナ・ショック直後のピーク水準に接近
・その他の雇用関連指標も軟調!?
・BOE(英中銀)は次回3月会合で利下げへ、さらに年内追加利下げも⁉
・17日のCPIが利下げ観測をサポートするか

英国の昨年12月失業率)は5.2%と前月の5.1%から上昇し、コロナ・ショック直後の20年12月のピーク(5.3%)に接近。そこを抜けると、リーマン・ショックから景気が回復する過程だった15年8月以来の水準に並びます。

ILO(国際労働機関)のベース。3カ月移動平均で、今回は10-12月期が対象。

英失業率

注目度はやや低いものの、今年1月の失業保険受給件数は前月比2.86万件増で、24年7月以来の大幅増。それに基づいた失業率は4.4%と前月(4.4%⇒4.3%に修正)から上昇しました。

英雇用統計を受けてBOE(英中銀)の利下げ観測が強まりました。17日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、3月19日のMPC(金融政策委員会)での0.25%利下げを市場は8割近い確率で織り込んでいます。また、今年終盤には追加利下げが確実視されています。

本日18日(日本時間午後4時)、英国の1月CPIが発表されます。市場予想は総合が前年比3.0%、エネルギー・食料・酒・たばこを除くコアが同3.0%と、いずれも昨年12月(総合3.4%、コア3.2%)から伸びが鈍化するとみられています。

英CPI

英国のCPIはコロナ・ショック後に主要国のなかでは高めで推移。24年後半に伸びが高まりましたが、ようやくピークアウト感が出てきたようです。BOEは昨秋ごろをピークにインフレ率が低下すると予測しており、1月CPIがそうした見方を裏付けるかどうか。そうであれば、市場の利下げ観測が一段と強まり、英ポンドの下押し圧力となるかもしれません。
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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