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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※2月13日更新

2026/02/13 09:29

宮田レポート(短期アップデート) 260213_miyata.pdf

(おしらせ)次回レポートは2月25日(水)のリリース予定です。

[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~58,500円

[NYダウ・S&P500] 
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 47,000~50,500ドル
           (S&P500) 6500~7000
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~26,000
                                   (ナスダック総合) 20,500~24,000
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円

[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000


[日経平均]


【週足 エリオット波動分析】
2025年4月安値(30,792.74円)を起点とするインターミディエイト級第(5)波ラリーは、いつ終わってもおかしくありません。プライマリー級➃波による調整は近く、コロナショック以来最大のリスクオフ局面の開始に備えるべきでしょう。

(最高値を付けた)2月第2週は、25年4月底から44週目です。週次の安値サイクル(安値~安値)が42週±7週(35週~49週)であることからすれば、(高値ではなく)安値を付けるべき時間帯に入っています。

コロナショック底(16,358円)からの最初の上昇・インターミディエイト級第(1)波を振り返ってみると、高値(30,714円)までの通算上げ幅(率)は14356円(87.76%)、上昇期間は48週でした。このように、上昇期間が異例の長さであったため、サイクル全体の期間は60週(上昇48週+下落12週)に伸びました。

第(5)波が第(1)波と同じ48週間上げるとすれば、「高市ラリー」は3月第2週まで続くことになります(もちろん必然性はありません)。

水準面に関してですが、 2月12日高値58,015円は、第(1)波と第(5)波が同じ上昇率になる水準[57,816円]を少し超えました。もっとも終値(57,639円)では節目を超えていません。

[TOPIX]
2月12日には一時3888と4日連続で史上最高値を更新しました。
3507(1/29安値)からの上昇は第5波中マルv波、上昇トレンド「最終の最終波」に当たります。

2月6日~9日のマド埋め(3699)が、トレンド転換の最初のシグナルとなるでしょう。プライマリー➃波による調整は、短期的に始まってもおかしくありません。

[日経平均]
昨年11月安値(48,235円)を起点とする上昇は、マイナー級第5波です。第5波のマルii波「ジグザグ」に対し、同マルiv波は「フラット」で応じています(オルタネーション)。

52,950円(2/6安値)からの上昇は、マイナー級第5波における最終波[5波-マルv波]に相当します。

日経平均の総合かい離(※)は、2月10日に48.62%に広がりました。これは昨年10月31日の57.7%に次ぐもので、過去を振りかえっても数えるほどしかない「超過熱」ぶりです。それに対する反動安は短期的にも起きるでしょう。

※日経平均と三種の移動平均線 (25日MA、75日MA、200日MA)からのかい離合計。

2月6日-9日のマド[54,253円-55,018円]を埋めると、プライマリー第➃波へのトレンド転換が示唆されます。

[予想PER別の日経平均水準]
2月12日の日経平均予想PERは20.88倍、予想EPSは2760円です。なお2月10日に予想EPSは2767円と過去最高を記録しています。


[日経平均総合かい離]



[NYダウ・S&P500] 

【NYダウ 日足エリオット波動分析】 
2025年11月安値(45,728ドル)からの上昇は、25年4月以来の上昇第(5)波における最終波・第5波とカウントされます。

年初から高値圏での保ち合いが続いてきましたが、これは第5波中マルiv波に相当します。
このマルiv波は48,829ドル(2/5安値)で完成し、そこからは、保ち合い上放れ局面(マルv波)に移行しました。

2月10日は一時50,512ドルへ上昇しました。ただし、このNYダウの最高値更新の動きに、S&P500、ナスダックなどは追随できていません(未確認)。これはNYダウのピークアウトを示唆するものといえます。

48,829ドルを下回ると、本格リスクオフ局面入りのシグナルが点灯します。

【S&P500日足 エリオット波動分析】 
6521(11/21安値)からの「エンディング・ダイアゴナル」は、7002(1/28高値)を以て完成した可能性が高い、とみています。

短期的には6780(2/5安値)を下方ブレイクするかが注目されます。
6780をブレイクすれば、ダイアゴナル下限からの下放れが鮮明になります。この場合S&P500は、ダイアゴナル始点・6521へ─この近くに200日MAがあります─速やかに下落する展開が想定されます。

その反面、7002を上回る場合は代替波動カウントを検討します。

[ダウ輸送株平均] 第3波は終了したとみられる


[マグニフィセント7] 弱気トレンド開始へ?



[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えた可能性があります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わった可能性が高まっています。

米株相場は2026年前半に、本格リスクオフ局面を迎えるでしょう。


【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
昨年10月高値(26,182)と今年1月高値(26,165)、これらは3カ月越しのダブル・トップです。26,165からはマルiii波による急落局面に入ったとみられます。

マルiii波中第(ii)波によるリバウンドは、25,382(2/11高値)で終わった可能性がありますが、そうであれば、足元マルiii波中第(iii)波「サード・オブ・サード」による下げに入ったことになり、それは目先的にも24,455(2/5安値)をブレイクし、昨年11月安値23,854も早々に下回るでしょう。

さらには今後数週間タームで、[22,500](昨年4月からの上昇の38.2%押し水準)に達してもおかしくないでしょう。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】 
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。

日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=138円-139円です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。

このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるかもしれません。

ちなみに「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。

(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。

【週足 エリオット波動分析】 
24年9月安値(139.565円)からの第2波によるリバウンドは終わり、第3波によるドル安・円高がスタートした可能性が高い、とみられます。

週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、1月最終週に売りシグナル(S)が点灯し、半年ぶりの弱気転換となっています。

市場価格は第3波で強く・大きく動きます。足元のドル安・円高が第3波なら、じり安の展開は考えにくい上に、次が「サード・オブ・サード」のドル安トレンドということを考慮すると、今後2~3カ月という短期間に140円処へ急落する展開もあり得ます。

【日足 エリオット波動分析】 
159.405円(1/14)を起点に、持続的なドル/円下落トレンドが進行中とみています。

157.619円(2/9)からは第iii波の下落が始まった可能性が高い、とみられます。この見方が正しければ、短期的にも直近安値の151.994円(1/27)を下回り、200日MA(150.590円)を試すでしょう。

200日MAをブレイクすると、次はフィボナッチ比率のレンジ[149.640円-147.337円]を打診するでしょう。


金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[137.694円]です。


投機筋の円売り持ち高は縮小 (2026年2月3日時点)
IMM通貨先物市場における投機筋(非商業部門)の円売り持ちポジションは、前週の27.4億ドルから15.3億ドルへ縮小しました。



[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】 
25年1月からのドル安(C波)はまだ展開中とみています。先々C波のスケールは、22年9月~23年7月のドル安A波を凌駕し、A波の1.618倍~2.618倍に拡大する可能性があります。

95.551(1/27安値)からの第ii波リバウンドは、97.986(2/5)で終わったかもしれません。
そうであれば、短期的にもドル安は加速し95.551を大きく下回ることでしょう。

その反面、今後も反発基調が継続し一時的にも99.492(1/15)を上回ると、昨年11月からのドル安は三波構成になってしまいます。そうなると現行のドル安シナリオは撤回され、別のシナリオ(中長期のドル高)を検討する必要があります。



エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

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