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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※2月6日更新

2026/02/06 09:56

宮田レポート(短期アップデート) 260206_miyata.pdf

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YouTube エリオットView 2月2日 [「2月の波乱」を警戒! 金・暗号資産・ナスダック]

[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~55,000円

[NYダウ・S&P500] 
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 47,000~50,000ドル
          (S&P500) 6500~7000
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~26,000
                                   (ナスダック総合) 20,500~24,000
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円

[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000



[日経平均]


【週足 エリオット波動分析】
2025年4月安値(30,792.74円)を起点とする、インターミディエイト級第(5)波ラリー終点を54,487円(1/14高値)とみていましたが、これを改めます。
(今のところの確証には乏しいですが)2月3日の高値(54,782円)は「節分天井」とみられ、この仮説は52,655円を割れることで強められます。

ひとたびプライマリー第➃波の調整に入ってからは、[42,426円~30,792円](第➂波中第(4)波領域)を目指していくでしょう。

なお2月3日高値がサイクル・トップであれば、それは25年4月底から43週目に付けたことになります。週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)であることから、今後の数週間はサイクル・ボトム(安値)を付ける時間帯です。その間に日経平均は一段安となってもおかしくありません(※)。

(※) 例えば23年10月安値からの上昇は通算40週で終わり、その後の4週間で高値から安値までの下落率は一時26%を超えました(令和のブラックマンデー)。


[TOPIX]
2月5日に1月15日に付けた高値3674を上回る、一時3686へ上昇し最高値を更新しました。
もっとも、日次RSIとの弱気ダイヴァージェンスは継続しており、これは本格的な調整入り接近を示唆しています。さらに1月中旬以降のRSIの上値は重く、これもまた弱気ダイヴァージェンスとなっています。

3507(1/29安値)を割ると、プライマリー➃波による調整局面入りが示唆され、この場合、当面は年末から年明けにかけて空いたマド[3425-3448]を目指す展開となりそうです。

[日経平均]
上チャートのように、目先波動カウントを修正しました。
修正後の波動カウントでは、昨年11月安値(48,235円)からマイナー級第5波の上昇トレンドと読みます。既に2月3日高値の54,782円までに、5つの波(マルi~マルv)が揃ったことが確認できます。

52,655円(2/2安値)を一時的にも下回ると「節分天井」が確認されます。それはマイナー級第5波、そしてプライマリー級第➂波終了の合図でもあります。

[予想PER別の日経平均水準]
2月5日の日経平均予想PERは20.13倍、予想EPSは2673円です。2月3日には2704円と、過去最高の予想EPSを記録しました。




[NYダウ・S&P500] 

【NYダウ 日足エリオット波動分析】 
2025年11月安値(45,728ドル)からの上昇は、25年4月以来の上昇第(5)波における最終波・第5波とカウントされます。

2月3日にザラバの最高値を更新しましたが、それはS&P500やナスダックからは確認されていません。この日の高値49,653ドルは、第1波と第5波が同じ長さになる水準[49,895ドル]にも近い、ピークアウトに相応しい水準でもあります。

48,428ドル(1/20安値)を下回ると上昇トレンドの変調が示唆されます。

さらに25年11月25日-26日のギャップ[47,182ドル-47,196ドル]を下回ると、それは強気相場終了の合図となります。

なおNYダウに先んじて、S&P500には弱気相場入りのサインが点灯しています。

【S&P500日足 エリオット波動分析】 
2月5日には一時6780まで下がり、1月20日に付けた直近安値(6789)を下回りました。
これにより、6521(11/21安値)からの「エンディング・ダイアゴナル」は、7002(1/28高値)を以て完成した可能性が高まりました。

この見方が正しければ、S&P500は差し当たり、6521(ダイアゴナル始点)へ速やかに下落するでしょう。

しかも、そのような下落も結局は、弱気相場の序章に過ぎないでしょう。
これから迎えるであろう、本格的なリスクオフ局面に最大級の警戒が必要です。

[ダウ輸送株平均] 第3波終了なら第4波調整へ


[マグニフィセント7] 弱気トレンド開始か



[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えた可能性があります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わったかもしれません。

米株相場は2026年前半に、大きな調整局面を迎えるでしょう。


【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
2月5日、一時24,455と昨年11月以来の安値まで下げました。この動きにより、3カ月越しダブル・トップ完成が確認され、マルiii波による急落局面に入った可能性が高いと思われます。

このマルiii波は、昨年11月安値23,854を短期的にも下回り、今後数週間タームで[22,500](昨年4月からの上昇の38.2%押し水準)に達してもおかしくありません。



[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】 
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。

日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=139円-140円です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。

このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるかもしれません。

ちなみに「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。

(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。


【週足 エリオット波動分析】 
24年9月安値(139.565円)からの第2波によるリバウンドは終わり、第3波によるドル安・円高がスタートした可能性が高い、とみられます。

週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、先週(1月最終週)は売りシグナル(S)が点灯しています。

市場価格は第3波で強く大きく動きます。足元のドル安・円高が第3波なら、じり安の展開は考えにくい上に、次が「サード・オブ・サード」のドル安トレンドということを考慮すると、今後2~3カ月という短期間に140円処へ急落する展開もあり得ます。

【日足 エリオット波動分析】 
25年4月以来のドル/円上昇は159.405円(1/14)を以て完了し、持続的なドル/円下落トレンドに入った可能性が高い、とみています。

2月5日には一時157円台前半まで上昇しました。想定以上の規模で反発してはいますが、まもなく第ii波のリバウンドは終わる見込みです。

次は第iii波のドル安・円高が想定されますが、それは200日MA(150円処)を試すことになるでしょう。


金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[138.434円]です。


投機筋の円売り持ち高は縮小 (2026年1月27日時点)
IMM通貨先物市場における投機筋(非商業部門)の円売り持ちポジションは、前週の35.99億ドルから27.4億ドルへ縮小しました。



[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】 
95.551(1/27安値)─これは4年ぶりドル安水準でした─から切り返しの動きが続きます。

昨年11月高値(100.395)からはC波中マルiii波に位置付けられ、さらに1月高値(99.492)から第(iii)波のドル安とカウントしています。この見方によれば、この先99.492を上回らずに95.551を下回ることが予想されます。

25年1月からのドル安(C波)はまだ展開中とみられます。先々C波のスケールは、22年9月~23年7月のドル安A波を凌駕し、具体的にはA波の1.618倍~2.618倍に拡大する可能性があります。

その反面、反発の動きが今後さらに強まり、一時的にも99.492を上回ると、昨年11月からのドル安は三波構成になってしまいます。そうなると現行のドル安シナリオは撤回され、別のシナリオ(中長期のドル高)を検討する必要があるでしょう。


エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

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