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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※2月3日更新

2026/02/03 09:52

宮田レポート(短期アップデート) 260203_miyata.pdf

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YouTube エリオットView 2月2日 [「2月の波乱」を警戒 金・暗号資産・ナスダック]

[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~55,000円

[NYダウ・S&P500] 
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 47,000~50,000ドル
            (S&P500) 6500~7200
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~26,200
                                   (ナスダック総合) 21,500~24,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円

[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000


[日経平均]


【週足 エリオット波動分析】
2025年4月安値(30,792.74円)を起点とする、インターミディエイト級第(5)波は54,487円(1/14高値)で終わった可能性があります。既にプライマリー第➃波の調整に入り始めたとみられ、今後[42,426円~30,792円](第➂波中第(4)波領域)を目指していくでしょう。

週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)です。25年4月底から今年1月高値まで、40週かかっています(今週は43週目)。ここからすると、現行サイクルが終わるまで残すところ数週間とみられますが、その間に日経平均は一段安となってもおかしくありません(※)。

(※) 例えば23年10月安値からの上昇は通算40週で終わり、その後の4週間で高値から安値までの下落率は一時26%を超えました(令和のブラックマンデー)。

[TOPIX]
日次RSIには、半年にわたる弱気ダイヴァージェンスからの「売り」シグナルが点灯し、TOPIXが本格的な調整局面に突入したことを示唆しています。

3674(1/15高値)を以てプライマリー➂波は完了し、そこからプライマリー➃波の調整が始まった可能性が高い、とみています。

3507(1/29安値)を割ると、第(iii)波による下落トレンド入りの可能性が高まります。この場合、当面は年末から年明けにかけて空いたマド[3425-3448]を目指す展開となりそうです。


[日経平均]
プライマリー級第➂波は54,487円(1/14高値)で終わり、プライマリー級第➃波の調整に入った可能性があります。

2月2日前場には一時900円を超える上げとなりましたが、午後に入ると一転、下落に転じました。結局この日は安値引けでしたが、高値(54,247円)から安値(52,655円)までの下げ幅は1600円近くに拡大し典型的な「リバーサル・デー」となりました。

52,194円(1/21安値)からのマルii波リバウンド(ジグザグ)は54,247円(2/2高値)で終わり、マルiii波の下落に入った可能性があります。

海外要因により2月3日は大幅反発となりそうですが、時期的に「節分天井」のイメージが濃厚です。52,637円(1/27安値)を割るとマルiii波の下落入りとみられ、短期的にも52,194円(1/21安値)を明確に下回る展開となるでしょう。

[予想PER別の日経平均水準]
2月2日の日経平均予想PERは19.61倍、予想EPSは2685円です。1月28日には2703円と、過去最高の予想EPSを記録しました。



[NYダウ・S&P500] 

【NYダウ 日足エリオット波動分析】 
2025年11月安値(45,728ドル)からの上昇は、25年4月以来の上昇第(5)波における最終波・第5波とカウントされます。49,633ドル(1/12高値)は、第1波と第5波が同じ長さになる水準[49,895ドル]に近い、ピークアウトに相応しい水準です。

48,428ドル(1/20安値)を下回ると上昇トレンドの変調が示唆されます。

さらに25年11月25日-26日のギャップ[47,182ドル-47,196ドル]を下回ると、それは強気相場終了の合図となります。

【S&P500日足 エリオット波動分析】 
1月28日に一時7002まで上昇しました。もっともこの最高値は、他の指数(NYダウやナスダック)によってはまだ確認されていません。

6521(11/21安値)からの「エンディング・ダイアゴナル」は、6789(1/20安値)より最後の上昇波(マルv波)を展開していると思われます。6789(1/20安値)を下回るとトレンド転換となり、その後は速やかに6521(ダイアゴナル始点)へ下落するでしょう。

いずれにしても、大きな調整の時期は近いと思われます。


[ダウ輸送株平均] 上値追いの展開


[マグニフィセント7] 短期的に強気と弱気の見方が混在



[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えたか、終えつつあります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わったかもしれません。

米株相場は2026年前半に、大きな調整局面を迎えることになるでしょう。

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
昨年10月29日高値26,182を起点に弱気相場が始まったとすれば、23,854(11/21安値)までがマルi波の下落、そこからの上昇はマルii波とみることができます。

短期的に、26,165(1/28高値)を上回らず25,418を下回ると、3カ月越しのダブル・トップ完成とみられます。そうなれば、まもなくマルiii波の急落局面が到来する可能性が高いでしょう。このマルiii波は23,854を早々に下回る展開が想定されます。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】 
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。

日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=140円程度です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端に過小評価されています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。

このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるのかもしれません。

ちなみに「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。

(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。

【週足 エリオット波動分析】 
24年9月安値(139.565円)からの第2波によるリバウンドは終わり、第3波によるドル安・円高がスタートした可能性が高い、とみられます。

週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、先週はついに売りシグナル(S)が点灯しています。

市場価格は第3波で強く大きく動きます。足元のドル安・円高が第3波なら、じり安の展開は考えにくく、むしろ今後2~3カ月という短期間に140円処へ急落する可能性さえあります。

毎年のように12月~1月はドル/円の転換タイミングとなっていますが、今年も(25年に続き)1月が、円安から円高への転換月になりそうです。

なお1月ローソク足は陰線、月間を通じて円高でした。「1月効果」によれば、今年年間を通じても円高になる可能性があります。

【日足 エリオット波動分析】 
25年4月以来のドル/円上昇は159.405円(1/14)を以て完了し、持続的なドル/円下落トレンドに入った可能性が高い、とみています。

1月27日の151.994円からは反発していますが─フィボナッチ・サポートレベル[151.945円]が意識された形です─それは短命なものとなりましょう。戻りメドとして[155.699円-156.574円]が適当です。

目先リバウンドを経て、遠からず200日MA(150円処)を試すドル安・円高の展開が想定されます。

金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[139.934円]です。


投機筋の円売り持ち高は縮小 (2026年1月27日時点)

IMM通貨先物市場における投機筋(非商業部門)の円売り持ちポジションは、前週の35.99億ドルから27.4億ドルへ縮小しました。



[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】 
95.551(1/27安値)─これは4年ぶりドル安水準でした─から急反発となっています。
重要な節目・95付近でドルが下げ渋る可能性をみていましたが、やはりその通りでした。1月最終週のローソク足は長い下ヒゲを残し、ドルは少なくとも当面の打ちをはたした可能性が高まりました。

昨年11月高値(100.395)からはC波中マルiii波に位置付けられ、さらに1月高値(99.492)から第(iii)波のドル安とカウントしています。この見方によれば、この先99.492を上回らずに95.551を下回ることが予想されます。

25年1月からのドル安(C波)はまだ展開中とみられます。先々C波のスケールは、22年9月~23年7月のドル安A波を凌駕し、具体的にはA波の1.618倍~2.618倍に拡大する可能性があります。

その反面、これから反発の動きが想定以上に強まり一時的にも99.492を上回るようだと、昨年11月からのドル安は三波構成になってしまいます。そうなると現行のドル安シナリオは撤回され、別の可能性(中長期のドル高)を探らなければなりません。



エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

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