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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※1月27日更新

2026/01/27 10:05

宮田レポート(短期アップデート) 260127_miyata.pdf

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[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~55,000円

[NYダウ・S&P500] 
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 47,000~50,000ドル
            (S&P500) 6500~7200
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~26,200
                                   (ナスダック総合) 21,500~24,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円

[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000


[日経平均]


【週足 エリオット波動分析】
2025年4月安値(30,792.74円)を起点とする、インターミディエイト級第(5)波は54,487円(1/14高値)で終わった可能性があります。既にプライマリー第➃波の調整に入り始めたとみられ、それは[42,426円~30,792円](第➂波中第(4)波領域)を目指していくでしょう。

週次安値サイクルは、42週±7週(35週~49週)です。25年4月底から今年1月高値まで、既に40週かかっています(今週は42週目)。ここからすると、現行サイクルが終わるまで数週間と予想され、その間に日経平均は一段安となってもおかしくありません(※)。

(※) 例えば23年10月安値からの上昇は通算40週で終わり、その後の4週間で高値から安値までの下落率は一時26%を超えました(令和のブラックマンデー)。

[TOPIX]
3674(1/15高値)は、フィボナッチ比率のチャート節目[3678]にほぼ一致しています。
その後の急落で、日足は25年5月高値と8月高値を通るレジスタンスラインを明確に下回りました。
この動きによって、年初の急騰が「スローオーバー」(上昇トレンドの最後にトレンドラインを一時的に突き上げる動き)だったことが確認され、TOPIXピークアウトの可能性が高まりました。

日次RSIには、半年にわたる弱気ダイヴァージェンスからの「売り」シグナルが点灯しており、TOPIXが本格的な調整局面に突入したことを示唆しています。

[日経平均]
プライマリー級第➂波は54,487円(1/14高値)で終わり、プライマリー級第➃波の調整に入った可能性があります。

52,194円(1/21安値)からのマルii波リバウンドは、54,050円(1/23高値)で終わり、そこからマルiii波下落トレンドが始まったと思われます。それは短期的にも52,194円を明確に下回るでしょう。

あるいはマルii波が「フラット」を形成し、54,000円に近づいたところでマルii波が終わる、ということも考えられますが、その可能性は小さいでしょう。

[予想PER別の日経平均水準]
1月26日の日経平均予想PERは19.70倍、予想EPSは2684円です。過去最高の予想EPSは2694円(25/11/20)です。



[NYダウ・S&P500] 

【NYダウ 日足エリオット波動分析】 
2025年11月安値(45,728ドル)からの上昇は、25年4月以来の上昇第(5)波における最終波・第5波とカウントされます。49,633ドル(1/12高値)は、第1波と第5波が同じ長さになる水準[49,895ドル]に近く、ピークアウトに相応しい水準といえます。

47,849ドル(12/18安値)を下回ると上昇トレンドの変調が示唆されます。

さらに25年11月25日-26日のギャップ[47,182ドル-47,196ドル]を下回ると、それは強気相場終了の合図となります。

【S&P500日足 エリオット波動分析】 
6521(11/21安値)から、マイナー級の第5波による上昇が進行しています。第5波はトレンド転換を暗示する、「エンディング・ダイアゴナル」を完成したようにみえます。

もしも転換パターンの終点が6986(1/12高値)であれば、今後S&P500は速やかに6521(ダイアゴナル始点)へ下落するでしょう。

一方、6986はマルiii波天井、直近安値6789はマルiv波安値かもしれません。すると今後はマルv波により最高値を更新しますが、その動きを以て第5波は終了します。

いずれにしても、大きな調整の時期は近いと思われます。

[ダウ輸送株平均] 第3波ピーク?


[マグニフィセント7] 短期的に強気と弱気の見方が混在



[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えたように思われます。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わったかもしれません。

米株相場は2026年前半に、大きな調整局面を迎えることになるでしょう。


【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】

昨年10月29日高値26,182を起点に大きな調整局面が始まった可能性があります。
23,854(11/21安値)からはマルii波によるリバウンドに相当し、それも25,873(1/13高値)で終わったように思われます。

そうであれば、今はマルiii波による下落の初期に当たり、それは23,854を早々に下回ることになるでしょう。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】 
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。

日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=140円程度です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端に過小評価されています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。

このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるのかもしれません。

ちなみに「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。
(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。


【週足 エリオット波動分析】 
24年9月安値(139.565円)からの第2波によるリバウンドは終わり、第3波によるドル安・円高がスタートした可能性が高い、とみられます。

週次MACDをみてみましょう。それは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円買い持ちとなっていました。しかし、今週ついに売りシグナル(S)が点灯しています。

毎年のように12月~1月はドル/円の転換タイミングとなっていますが、今年も(25年に続き)1月が、円安から円高への転換月になりそうです。

第3波を迎える市場価格は、強く大きく動きます。今回のドル安・円高が第3波に位置するのなら、じり安展開は考えにくく、むしろ今後2~3カ月という短期間に140円処へ急落する展開もありそうです。

【日足 エリオット波動分析】 
1月23日には一時159円台を付けたものの、日米金融当局からのレートチェック(あるいは実弾介入とも)観測により、一気に円高へ振れました。これにより日足は、高市自民党総裁が誕生した25年10月4日以降で強いサポートとなってきた50日MAを明確に割り込み、さらに100日MAを一時下回りました。100日MAを一時的にも下回るのは、25年9月17日以来のことです。

25年4月以来のドル/円上昇は159.405円(1/14)を以て完了し、持続的なドル/円下落トレンドに入った可能性が高い、とみられます。100日MA(現在153.810円)を終値で下回ると、ドル/円下落基調に弾みが付きそうです。この場合、次は200日MA(149.880円)を試す展開が想定されます。

金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[140.641円]です。


投機筋の円買い持ち高は微増 (2026年1月20日時点)
IMM通貨先物市場における投機筋(非商業部門)の円売り持ちポジションは、前週の35.7億ドルから35.99億ドルへ微増しました。



[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】 
1月23日、重要な節目の97.814を明確に割り込みました。週開けには一時97を下回り、足元およそ4カ月ぶりドル安となっています。

中長期の基本観はドル安ですが、今回より波動カウントを少し見直すことにします。
従来25年1月からのドル安(C波)はいったん完成したとみていましたが、おそらくまだ終わっていません。先々でC波のスケールは、22年9月~23年7月のドル安A波を凌駕し、具体的にはA波の1.618倍~2.618倍に拡大する可能性があります。

昨年11月高値からはC波中マルiii波による下落局面─「サード・オブ・サード」─とみられ、この見方が正しければ、25年9月安値96.218を今後数カ月内に明確に下回る展開が予想されます。


エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

  • 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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