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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※4月14日更新

2026/04/14 10:16

宮田レポート(短期アップデート) 260414_miyata.pdf

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【YouTube 動画・2026年4月13日】米イラン協議決裂!油断できない株安リスク

[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~57,600円

[NYダウ・S&P500] 
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 43,560~49,200ドル
           (S&P500) 6175~6900
[ナスダック100]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~25,500
                                   (ナスダック総合) 20,500~23,320
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円

[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000



[日経平均]


【週足 エリオット波動分析】
2020年3月安値・16,358円以来のプライマリー第➂波・強気相場は終了し、プライマリー第➃波の弱気相場が始まったとみられます。それはコロナ禍以降で最大のリスクオフ相場になるでしょう。

週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)、下げ率は10%~26%(平均17%)です。
25年4月底から3月31日安値(50,558円)までの期間は51週を数え、今年2月高値からの下げ率は14.7%でした。日柄面と下げ率、ともに週次サイクルとしての条件を満たしています。

さらに、3月末からここまでの上昇幅は、2月からの下落中には一度もなかった大きさです。
以上を考慮すると、3月31日安値から既に新サイクルに入った可能性が高いでしょう。

この新サイクルは、弱気型「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になるでしょう。サイクル高値が
2月に付けた59,332円を上回ることは難しく、もっとも上がった場合でも、ダブル・トップを形成するにとどまるでしょう。

サイクル高値を付けるタイミングは早ければ4月~5月(セル・イン・メイ)、あるいは6月~7月でしょう。その後は年末~来年3月のサイクル安値に向けて、株式相場は下げていくと思われます。

[TOPIX]
3938(2/27高値)からプライマリー➃波の調整が進行中です。➃波の調整規模はプライマリー➀波(2018年1月~20年3月)の下げ率(37.2%)と同等か、それ以上の大きさになるでしょう。

3492(3/9安値)からはマルii波とみられます。マルii波は「エクスパンディッド・フラット」を形成しているようであり、3447(3/23安値)からの上昇(c)波を以て完成します。
マルii波は、マルi波の78.6%戻り水準[3842]に達する可能性がありますが、必須ではありません。

4月7日終値(3654)を下回ると、マルii波終了・マルiii波開始の最初のトリガーが引かれます。

ひとたび第iii波入りとなれば、当面は [3291](昨年4月からの上昇の38.2%戻り水準)を目指す展開となるでしょう。


[日経平均]
59,332円(2/26高値)からプライマリー級第➃波の弱気相場が進行中とみています。
51,407円(3/9安値)からはマイニュート級のマルii波によるリバウンドが進行しており、そのパターンは「エクスパンディッド・フラット」(a)-(b)-(c)とみられます。50,558円(3/31安値)からの(c)波上昇は終わりつつあります。イラン戦争の(たった)「2週間の停戦合意」に安堵した「リリーフ・ラリー」は、目先的にも終わるでしょう。

4月10日高値(57,012円)はマルi波の66%戻り[56,690円]に相当します。引き続き78.6%戻り[57,635円]へ上伸する可能性はありますが、必須ではありません。

高水準の買い残が引き続き相場全体の重石となるでしょう。
4月3日時点の信用買い残は5兆2704億円です。20年ぶり高水準の5兆8025億円(3/20時点)から減少したものの、まだ記録的な大きさです。

[予想PER別の日経平均水準]
4月13日の日経平均予想PERは20.33倍、予想EPSは2779円。 過去最高のEPSは2867円(2/25)です。  


[裁定買い残と信用買い残] (4月3日時点)



[NYダウ・S&P500] 

【NYダウ 日足エリオット波動分析】 
2月10日に付けた最高値・50,512ドルは、S&P500(高値は1月28日)、ナスダック(25年10月29日が高値)など主要指数によって確認されていません。この「未確認」は、米国株相場の天井打ちを暗示しています。

45,057ドル(3/30安値)からの上昇は、第2波によるリバウンドとカウントされます。
4月9日には一時48,323ドルまで上昇し、第1波の61.8%戻り[48,428ドル]に近づきました。この水準は、ヘッド・アンド・ショルダーズの左肩高値・48,431ドル(11/12高値)にも近いものです。

第2波を終えると第3波の下落に移ります。この見方は、46,978ドル(4/8始値)を割れると現実味を帯びます。

第3波は45,057ドルを大きく下抜き、昨年8月12日-13日のマド[44,497-44,571ドル]、同6月26日-27日のマド[43,430-43,505ドル]などを早々に試すでしょう。後者のマドの少し上に、フィボナッチ・サポート[43,562ドル](昨年4月からの上昇の半値押し水準)が控えます。

【S&P500日足 エリオット波動分析】 
6316(3/30安値)からの上昇は、第2波によるリバウンドとカウントされます。
4月13日には一時6952まで上昇し、第1波の83.2%を戻しました。ここからの上値は重くなるとみられます。

1928年以降で4月は、S&P500指数が1年で最も強い(上昇確率65%超、平均上昇率約1.3%)月となっています。月初来の上昇率(約5.5%高)は平均を大きく上回り、上述のように今後の上昇余地は限られるでしょう。

一方6609を割れると、第2波終了および第3波による下落開始の、最初の手がかりになるでしょう。

ダウ輸送株平均は、25年4月来のインパルス波の最終上昇・第5波にあります。足元でみられる「スローオーバー」は、1年続いたラリーが最終局面にあることを暗示しています。


[ダウ輸送株平均] 「スローオーバー」~1年間のラリーは最終局面


[マグニフィセント7] 200日MA付近で戻り完了となるか



[ナスダック100]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を26,182(10/29高値)で完了した可能性が高い、とみています。足元では50週MAを上抜きましたが、過去を振り返ると、株価の大幅下落は50週MA割れの直後よりも、いったん同MAを回復した後に起きています。


【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
23,854(11/21安値)から、第2波のリバウンドが継続中です。

この第2波は「ランニング・フラット」(ⓐ-ⓑ-ⓒ)とみられ、22,841(3/30安値)からの上昇はⓒ波に位置付けられます。この見方に立てば、ⓒ波は26,165(1/28高値)に届くことはありません。

4月14日に付けた高値25,387により、ⓐ波とⓒ波が等しく上がる水準[25,152]が達成されました。第2波は何時終わってもおかしくないでしょう。

遠からず第3波の下げに入ると思われます(セル・イン・メイ?)。この第3波は、22,841を大きく下回るダイナミックな下降波です。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】 
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。
 
日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=138円程度です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。
 
このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。
 
「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。
 
(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。
【週足 エリオット波動分析】 
1年8カ月ぶりに1ドル=160円を付けました(3/30高値は160.452円です)が、今後さらにドル高・円安が進むとはみていません。24年9月安値(139.565円)からの第2波リバウンドは終わりつつあり、第3波によるドル安・円高開始が近い、とみています。
 
週次MACDは、1月最終週に半年ぶり売りシグナル(S)を点灯させましたが、足元ではMACD線がシグナル線を上抜きましたが、ここでの買いシグナルは「ダマシ」になる公算が大きいとみています。
この2カ月間は、ドル/円の上値が切り上がる一方、MACDはそうなっていません。この弱気ダイヴァージェンスは、ドル/円の(大きな)下落が接近していることを暗示しています。
 
いまは(介入警戒感の他に)円を積極的に買う材料が見当たらず、円高のリスクはほとんど無視されるか、控えめにいっても軽視されています。このような市場の慢心と油断は、史上最大の「円安バブル」崩壊前夜にふさわしいでしょう。
【日足 エリオット波動分析】 
25年4月からのドル高・円安はⓦ-ⓧ-ⓨ-ⓧ-ⓩ「トリプル・ジグザグ」とみられます。
そのうち、151.994円(1/27)からを3番目のジグザグ=ⓩ波とカウントできます。ⓩ波のトップは、24年7月の161.938円と「ダブル・トップ」を形成するでしょう。
 
157.442円(3/19)を下回ると、約1年続いたドル高・円安終了の第1シグナルが点灯します。
 
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[137.903円]です。

投機筋の円売り持ち高は24年7月以来の大きさに (2026年4月7日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ちは、前週の57.4億ドルから73.5億ドルへ拡大しました。円の売り持ち高は24年7月以来の大きさになりました。
 


[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】 
25年7月(96.377)からの(X)波は、時間が経つごとに高値と安値が広がる(三角)保ち合い相場=「エクスパンディング(拡大)・トライアングル」(A-B-C-D-E)の可能性が高い、とみています。

足元では50週MAを割り込む動きとなっています。今週末時点で50週MA(98.608)割れが確認されるようなら、3月31日に付けた高値(100.643) を以て(X)波が完了し、持続的なドル安トレンドがスタートした可能性が高まります。

そうなれば、ドル指数は年内にも95.551を明確に下回る展開になるでしょう。


エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

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