エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※3月17日更新
2026/03/17 11:11
宮田レポート(短期アップデート) 260317_miyata.pdf
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YouTube エリオットView 3月16日 [円買い介入、待ったなし?]
[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~56,300円
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,200~49,100ドル
(S&P500) 6500~6900
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~25,500
(ナスダック総合) 20,500~23,300
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000
[日経平均]

【週足 エリオット波動分析】
2020年3月安値・16,358円以来のプライマリー第➂波・強気相場は終了し、プライマリー第➃波の弱気相場が始まったとみられます。それはコロナ禍以降で最大のリスクオフ相場になるでしょう。
26年2月26日(25年4月底から46週目)に日経平均は過去最高値・59,332円を付けました。
週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)であり、下げ率は10%~26%(平均17%)です。先週(3/9~3/13)はサイクルの48週目、安値51,407円(3/9)は高値から13.3%安の水準です。
加えて3月13日のメジャーSQで多くのポジションが清算されたことで、足元の需給環境はある程度の改善がなされたと思われます。
こうみると、25年4月からのサイクルが3月2週に終わった可能性もあります。もしそうなら、今週は新42週サイクルの始まりに当たり、終わりは今年11月~来年2月が予想されます。
新サイクルの形状は、弱気型「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」となり、高値は59,332円を上回ることにはならないでしょう。高値を付ける時期としては4月~5月が見込まれ、その後は今年11月~来年2月に向けて下げるでしょう。現行サイクルが終わるまでには5万円を大きく下回り、「弱気相場(高値から20%下げ=47,465円)」に入っているでしょう。
ちなみに、(25年4月からの)サイクルが続いている場合でも4月上旬までには決着し、その後は戻り歩調となるでしょう。

[TOPIX]
3938(2/27高値)からプライマリー➃波の調整に入った、とみています。
3492(3/9安値)からの上昇はマルii波によるリバウンドとカウントされ、「ヘッド・アンド・ショルダーズ」の右肩部分に相当するものと思われます。
3月11日はギャップアップしましたが、翌12日は一転ギャップダウンとなりました。3月11日ローソク足は長い上ヒゲの「流星」であり、「アイランド・リバーサル」でもあります。この日の高値(3741)を以てマルii波は終わり、マルiii波による下落が始まった可能性があります。
3492を割るとネックラインから下放れを開始し、当面[3291](昨年4月からの上昇の38.2%戻り水準)を目指す急落が続くでしょう。
一方週足分析で書いたように、3月9日安値から新42週サイクルに入っている場合は(この見方の可能性は上記アイランド・ギャップ[3698.85]を埋めると高められます)、4月~5月に向けてリバウンドが継続するでしょう。

[日経平均]
59,332円(2/26)からプライマリー級第➃波の弱気相場に入った可能性が高い、とみています。この➃波が終わるまでにはおそらく今後数年が必要でしょう。
3月9日(令和のブラックマンデー2.0)の安値51,407円からの上昇は、マルii波によるリバウンドに位置付けられます。このマルii波は、55,745円を以て終わった可能性があります。そうであればマルiii波による下降波は、今来週にも51,407円を下回るでしょう。
ただし週足分析のように、51,407円を起点に新たな週次サイクルが始まっているのなら、4月-5月に向けマルii波による戻りは続き55,745円を上回るでしょう。その後は年末に向け下値模索の展開が想定されます。
[予想PER別の日経平均水準]
3月16日の日経平均予想PERは19.55倍、予想EPSは2749円。 過去最高のEPSは2867円(2/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (3月6日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ 日足エリオット波動分析】
2月10日に付けた最高値・50,512ドルは、S&P500(高値は1月28日)、ナスダック(25年10月29日が高値)など主要指数によって確認されていません。この「未確認」は、米国株相場の天井打ちを暗示しています。
3月13日に一時46,494ドルまで下げ、サポートレベルとしての200日MAに達しました。
必然ではないものの、ここからは100日MA(48,254ドル)付近へのリバウンドがあるかもしれません。この場合、かつてはサポートだった同MAが今後のレジスタンスとして機能する可能性に注目です。
一方200日MA(46,485ドル)を明確に下抜く場合、フィボナッチの次の下値メド[45,202](昨年4月からの上昇の38.2%戻り水準)を試すでしょう。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
6521(11/21安値)からの「エンディング・ダイアゴナル」は、7002(1/28高値)を以て完成した可能性が高い、とみています。もしそうなら、S&P500は今後数週間内を時間的メドに、ダイアゴナル始点(6521)へ下落する展開となるでしょう。
マグニフィセント・セブン(M7)は半年間のネックラインと200日MAを下回りました。高値からの下げ率は一時11%に拡大、「調整局面」(10%超下げ)に入りました。
M7は「サード・オブ・サード」による急落前夜にあるとみられます。M7はS&P500時価総額の30%超のウェイトを占めることから、M7のさらなる調整はS&P500の下げを導くでしょう。
3月13日は一時6623まで下げ200日MA(6608)に接近しました。200MAを下値として意識する反発局面となるか、あるいはダイアゴナル始点(6521)を先に目指すことになるか、目先の動きに注目です。
[ダウ輸送株平均] 第4波はジグザグ(?)

[マグニフィセント7] 高値から11%下げ「調整局面」に入った

[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えた可能性があります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わった可能性が高まっています。
米株相場は2026年前半に、本格リスクオフ局面を迎えるでしょう。

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
昨年10月高値(26,182)と今年1月高値(26,165)、これらは3カ月越しのダブル・トップです。
波動カウント的に、1月高値(26,165)からマルiii波による急落局面が進行中と思われます。
24,387(2/17安値)からは、マルiii波中第(ii)波によるリバウンドに位置付けられます。
それは既に完成したか、しつつあります。この見方によれば、マルiii波中第(iii)波「サード・オブ・サード」による本格リスクオフ局面がまもなくやってくるでしょう。
そうなれば昨年11月安値23,854も早々に下回り、今後数週間タームで[22,500](昨年4月からの上昇の38.2%押し水準)に達してもおかしくありません。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。
日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=137円-139円です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。
このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるかもしれません。
ちなみに「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。
(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。

【週足 エリオット波動分析】
24年9月安値(139.565円)からの第2波リバウンドは終わったとみていましたが誤りでした。
しかし、第3波によるドル安・円高が始まるのは近い、とみています。
週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、1月最終週に売りシグナル(S)が点灯し、半年ぶりの弱気転換となっています。
足元のドル高・円安により、MACD線がシグナル線を上抜きかけています。仮に上抜いたとしても、買いシグナルは「ダマシ」となる公算が大きいでしょう。
いまは(介入警戒感の他に)円を積極的に買う材料が見当たらず、円高のリスクはほとんど無視されるか、控えめにいっても軽視されています。このような市場の慢心・油断は、史上最大の「円安バブル」崩壊前夜にふさわしいものです。

【日足 エリオット波動分析】
3月13日に一時159円台後半へドル高・円安が進みました。上限として注目していた159.405円を超えたため、従来の波動カウントを改めます。
25年4月からのドル高・円安はⓦ-ⓧ-ⓨ「トリプル・ジグザグ」であり、159.405円(1/14)からは3番目のジグザグ=ⓨ波に位置付けられます。このⓨ波のトップは、24年7月の161.938円と「ダブル・トップ」を形成するでしょう。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[137.853円]です。

投機筋は2週連続で円売り持ち (2026年3月10日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ちが、前週の13.1億ドルから32.4億ドルへ拡大しました。円売り持ちは2週連続です。

[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
25年7月(96.377)からの(X)波は、時間が経つごとに高値と安値が広がる(三角)保ち合い相場=「エクスパンディング(拡大)・トライアングル」(A-B-C-D-E)の可能性が高い、とみています。
3月13日には一時100.54と100.395(前回高値=C波トップ)を上回り、25年5月下旬以来のドル高水準となりました。もっとも、今週初はドル高一服となっています。
(X)波は終わったか、終わりつつあるようです。
この見方が正しければ、ドル指数はまもなく持続的な下落トレンドを再開するでしょう。年内にも95.551を明確に下回るドル安展開が予想されます。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
☆こちらもオススメ
YouTube エリオットView 3月16日 [円買い介入、待ったなし?]
[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~56,300円
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,200~49,100ドル
(S&P500) 6500~6900
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~25,500
(ナスダック総合) 20,500~23,300
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000
[日経平均]

【週足 エリオット波動分析】
2020年3月安値・16,358円以来のプライマリー第➂波・強気相場は終了し、プライマリー第➃波の弱気相場が始まったとみられます。それはコロナ禍以降で最大のリスクオフ相場になるでしょう。
26年2月26日(25年4月底から46週目)に日経平均は過去最高値・59,332円を付けました。
週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)であり、下げ率は10%~26%(平均17%)です。先週(3/9~3/13)はサイクルの48週目、安値51,407円(3/9)は高値から13.3%安の水準です。
加えて3月13日のメジャーSQで多くのポジションが清算されたことで、足元の需給環境はある程度の改善がなされたと思われます。
こうみると、25年4月からのサイクルが3月2週に終わった可能性もあります。もしそうなら、今週は新42週サイクルの始まりに当たり、終わりは今年11月~来年2月が予想されます。
新サイクルの形状は、弱気型「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」となり、高値は59,332円を上回ることにはならないでしょう。高値を付ける時期としては4月~5月が見込まれ、その後は今年11月~来年2月に向けて下げるでしょう。現行サイクルが終わるまでには5万円を大きく下回り、「弱気相場(高値から20%下げ=47,465円)」に入っているでしょう。
ちなみに、(25年4月からの)サイクルが続いている場合でも4月上旬までには決着し、その後は戻り歩調となるでしょう。

[TOPIX]
3938(2/27高値)からプライマリー➃波の調整に入った、とみています。
3492(3/9安値)からの上昇はマルii波によるリバウンドとカウントされ、「ヘッド・アンド・ショルダーズ」の右肩部分に相当するものと思われます。
3月11日はギャップアップしましたが、翌12日は一転ギャップダウンとなりました。3月11日ローソク足は長い上ヒゲの「流星」であり、「アイランド・リバーサル」でもあります。この日の高値(3741)を以てマルii波は終わり、マルiii波による下落が始まった可能性があります。
3492を割るとネックラインから下放れを開始し、当面[3291](昨年4月からの上昇の38.2%戻り水準)を目指す急落が続くでしょう。
一方週足分析で書いたように、3月9日安値から新42週サイクルに入っている場合は(この見方の可能性は上記アイランド・ギャップ[3698.85]を埋めると高められます)、4月~5月に向けてリバウンドが継続するでしょう。

[日経平均]
59,332円(2/26)からプライマリー級第➃波の弱気相場に入った可能性が高い、とみています。この➃波が終わるまでにはおそらく今後数年が必要でしょう。
3月9日(令和のブラックマンデー2.0)の安値51,407円からの上昇は、マルii波によるリバウンドに位置付けられます。このマルii波は、55,745円を以て終わった可能性があります。そうであればマルiii波による下降波は、今来週にも51,407円を下回るでしょう。
ただし週足分析のように、51,407円を起点に新たな週次サイクルが始まっているのなら、4月-5月に向けマルii波による戻りは続き55,745円を上回るでしょう。その後は年末に向け下値模索の展開が想定されます。
[予想PER別の日経平均水準]
3月16日の日経平均予想PERは19.55倍、予想EPSは2749円。 過去最高のEPSは2867円(2/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (3月6日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ 日足エリオット波動分析】
2月10日に付けた最高値・50,512ドルは、S&P500(高値は1月28日)、ナスダック(25年10月29日が高値)など主要指数によって確認されていません。この「未確認」は、米国株相場の天井打ちを暗示しています。
3月13日に一時46,494ドルまで下げ、サポートレベルとしての200日MAに達しました。
必然ではないものの、ここからは100日MA(48,254ドル)付近へのリバウンドがあるかもしれません。この場合、かつてはサポートだった同MAが今後のレジスタンスとして機能する可能性に注目です。
一方200日MA(46,485ドル)を明確に下抜く場合、フィボナッチの次の下値メド[45,202](昨年4月からの上昇の38.2%戻り水準)を試すでしょう。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
6521(11/21安値)からの「エンディング・ダイアゴナル」は、7002(1/28高値)を以て完成した可能性が高い、とみています。もしそうなら、S&P500は今後数週間内を時間的メドに、ダイアゴナル始点(6521)へ下落する展開となるでしょう。
マグニフィセント・セブン(M7)は半年間のネックラインと200日MAを下回りました。高値からの下げ率は一時11%に拡大、「調整局面」(10%超下げ)に入りました。
M7は「サード・オブ・サード」による急落前夜にあるとみられます。M7はS&P500時価総額の30%超のウェイトを占めることから、M7のさらなる調整はS&P500の下げを導くでしょう。
3月13日は一時6623まで下げ200日MA(6608)に接近しました。200MAを下値として意識する反発局面となるか、あるいはダイアゴナル始点(6521)を先に目指すことになるか、目先の動きに注目です。
[ダウ輸送株平均] 第4波はジグザグ(?)

[マグニフィセント7] 高値から11%下げ「調整局面」に入った

[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えた可能性があります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わった可能性が高まっています。
米株相場は2026年前半に、本格リスクオフ局面を迎えるでしょう。

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
昨年10月高値(26,182)と今年1月高値(26,165)、これらは3カ月越しのダブル・トップです。
波動カウント的に、1月高値(26,165)からマルiii波による急落局面が進行中と思われます。
24,387(2/17安値)からは、マルiii波中第(ii)波によるリバウンドに位置付けられます。
それは既に完成したか、しつつあります。この見方によれば、マルiii波中第(iii)波「サード・オブ・サード」による本格リスクオフ局面がまもなくやってくるでしょう。
そうなれば昨年11月安値23,854も早々に下回り、今後数週間タームで[22,500](昨年4月からの上昇の38.2%押し水準)に達してもおかしくありません。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。
日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=137円-139円です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。
このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるかもしれません。
ちなみに「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。
(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。

【週足 エリオット波動分析】
24年9月安値(139.565円)からの第2波リバウンドは終わったとみていましたが誤りでした。
しかし、第3波によるドル安・円高が始まるのは近い、とみています。
週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、1月最終週に売りシグナル(S)が点灯し、半年ぶりの弱気転換となっています。
足元のドル高・円安により、MACD線がシグナル線を上抜きかけています。仮に上抜いたとしても、買いシグナルは「ダマシ」となる公算が大きいでしょう。
いまは(介入警戒感の他に)円を積極的に買う材料が見当たらず、円高のリスクはほとんど無視されるか、控えめにいっても軽視されています。このような市場の慢心・油断は、史上最大の「円安バブル」崩壊前夜にふさわしいものです。

【日足 エリオット波動分析】
3月13日に一時159円台後半へドル高・円安が進みました。上限として注目していた159.405円を超えたため、従来の波動カウントを改めます。
25年4月からのドル高・円安はⓦ-ⓧ-ⓨ「トリプル・ジグザグ」であり、159.405円(1/14)からは3番目のジグザグ=ⓨ波に位置付けられます。このⓨ波のトップは、24年7月の161.938円と「ダブル・トップ」を形成するでしょう。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[137.853円]です。

投機筋は2週連続で円売り持ち (2026年3月10日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ちが、前週の13.1億ドルから32.4億ドルへ拡大しました。円売り持ちは2週連続です。

[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
25年7月(96.377)からの(X)波は、時間が経つごとに高値と安値が広がる(三角)保ち合い相場=「エクスパンディング(拡大)・トライアングル」(A-B-C-D-E)の可能性が高い、とみています。
3月13日には一時100.54と100.395(前回高値=C波トップ)を上回り、25年5月下旬以来のドル高水準となりました。もっとも、今週初はドル高一服となっています。
(X)波は終わったか、終わりつつあるようです。
この見方が正しければ、ドル指数はまもなく持続的な下落トレンドを再開するでしょう。年内にも95.551を明確に下回るドル安展開が予想されます。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
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