RBNZ総裁の発言でNZドルが堅調、SARB会合開催
2026/09/23 09:00
【ポイント】
・原油価格が引き続き軟調に推移すれば、ノルウェークローネやカナダドル、メキシコペソにとってマイナスになりそう
・米PMIで市場のFRB利上げ観測がどう変化するか
・SARB(南アフリカ中銀)は利上げを行うか、先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるか
・日本の祝日で外為市場では流動性が低下、値動きが増幅される可能性も
(欧米市場レビュー)
22日、欧米時間の外為市場ではNZドルが堅調に推移。一時NZドル/円は90.475円、NZドル/米ドルは0.57433米ドルへと上昇し、豪ドル/NZドルは1.23776NZドルへと下落しました。RBNZ(NZ中銀)のブレマン総裁のタカ派的な発言が、NZドルにとってプラスとなりました。
ブレマン総裁はダニーデンで講演し、NZに関して「原油高が続けば、短期的なインフレ率は9月の金融政策報告での見通しを若干上回ると見込まれる」と述べました。また、経済見通しに対する重大な下振れリスクは引き続き存在するとしながらも、「輸出部門の堅調さと家計支出の緩やかな増加に支えられ、景気回復は強まり、裾野も広がっていくと予想している」と語りました。
RBNZの次回政策会合は10月28日。OIS(翌日物金利スワップ)に基づくと、市場は次回会合での追加利上げを約8割織り込んでいます。
※豪ドル/NZドルのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[豪ドル/NZドル、一旦の反省相場を示唆するシグナルが出現!]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
米ドルも底堅い展開。一時米ドル/円は157.728円、米ドル/カナダドルは1.40794カナダドルへと上昇し、ユーロ/米ドルは1.14288ドル、英ポンド/米ドルは1.33222ドルへと下落しました。米国の長期金利(10年物国債利回り)が上昇したことが、米ドルの支援材料となりました。
(本日の相場見通し)
WTI原油先物の中心限月10月物は22日、前日比1.19ドル安(-1.2%)の1バレル=94.59ドルで取引を終了。WTI原油先物が下落したのは5営業日連続です。サウジアラビアが紅海につながる東西パイプラインを再稼働したと報じられたことで、同国からの原油供給が増えるとの見方からWTI原油先物に対して下押し圧力が加わりました。サウジアラビアは10日にフーシ派(イエメンの親イラン武装組織)による攻撃を受け、東西パイプラインの稼働を停止。紅海側のヤンブー港からの原油輸出も停止していました。
原油価格の下落は、ノルウェークローネやカナダドル、メキシコペソにとってのマイナス材料になると考えられます。WTI原油先物が引き続き軟調に推移すれば、ノルウェークローネなどは上値が重い展開になりそうです。
なお、WTI原油先物の10月物は22日が最終取引日。本日から11月物が期近(中心限月)となります。11月物の22日の清算値(終値に相当)は90.52ドルでした。
※ノルウェークローネ/スウェーデンクローナに関しては、本日の『ファンダメ・ポイント』[ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ:中銀会合、原油価格、選挙]もご覧ください。
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米国のS&PグローバルPMI(購買担当者景気指数)が本日発表されます(日本時間22:45)。
PMIの市場予想は、製造業が53.7、サービス部門が55.9。いずれも前月(それぞれ53.9と56.5)から低下するものの、業況判断の分れ目である50を引き続き上回るとみられています。
CMEのFedWatchツールに基づくと、22日時点で市場が織り込む次回10月27-28日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の確率は、0.25%の利上げが約54%、政策金利の据え置きが約46%。市場の見方はやや分かれています。
米国のPMIが市場予想を上回る結果になれば、次回会合での追加利上げ観測が強まると考えられます。その場合、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは軟調に推移しそうです。
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SARB(南アフリカ中銀)の政策会合が開かれます。会合の結果は日本時間22時に判明し、同時刻からクガニャゴSRAB総裁が会見する予定です。
SARBは前々回5月の会合で0.25%の利上げを実施し、前回7月は政策金利を据え置きました。現在の政策金利は7.00%です。
FRBが16日のFOMCで利上げを行ったこともあり、市場ではSARBは本日の会合で0.25%の利上げを行うとの見方が有力。仮に政策金利が据え置かれれば、南アフリカランドが軟調に推移すると考えられます。
0.25%の利上げが決定された場合、SARBの声明や会合後のクガニャゴ総裁の会見で先行きの金融政策についてどのようなヒントが示されるのかに注目。追加利上げの可能性が示されれば、南アフリカランドにとってのプラス材料になりそうです。
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本日は日本が祝日のため、外為市場では参加者が減少して流動性が低下します。仮に本邦当局(あるいは日米の協調)による為替介入(円買い介入)が実施されれば、値動きが増幅される可能性があります。
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