ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ:中銀会合、原油価格、選挙
2026/09/23 06:33
【ポイント】
・24日、スウェーデン中銀は据え置き、ノルウェー中銀は利上げ⁉
・政策金利差は今後縮小してスウェーデンクローナに有利に?
・原油価格の動向やスウェーデンの政治情勢にも注目!
ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(以下、NOK/SEK)は、9月14日に一時1.04933Sクローナと23年1月以来の高値をつけて(※)、その後はやや軟調な展開となっています。
※当社レート。Bloombergでは18日に一時1.0524Sクローナをつけました。
24日にはリクスバンク(スウェーデン中銀)とノルゲバンク(ノルウェー中銀)の政策会合の結果が判明します。前者は、日本時間同日16:30、後者は同17:00。
22日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場が織り込む、リクスバンクの0.25%利上げの確率は約1割。ノルゲバンクの0.25%利上げの確率は6割超です。リクスが利上げすれば完全なサプライズですが、さすがにそれはなさそう。ノルゲの利上げは中途半端な予想なので、利上げすればNOK/SEKの上昇要因、据え置きなら同下落要因となりそうです。
同じOISに基づけば、リクスは今回を含めて今後4回の会合で、0.25%×2.02回の利上げが織り込まれています。一方、ノルゲの場合は1.87回です。また、Bloombergが集計したエコノミスト予想でも政策金利は縮小する見通しです。金融政策見通しの差は徐々にNOK/SEKの下押し要因へと変化するかもしれません。


もっとも、NOK/SEKには原油価格の影響も大きそう。原油価格が再び上昇基調となった7月1日~9月22日の日足データでみれば、NOK/SEKとWTI原油先物価格の相関係数は0.63と高いです。米国とイランの協議が進展したり、サウジのパイプライン再稼働によって原油供給懸念が後退したりして、足もとの原油価格が一段の下落に向かうのか、要注目でしょう。

もう1つのかく乱要因は政治。13日に実施されたスウェーデン総選挙の結果、社会民主党を中心とした野党左派連合が僅差で与党右派連合に勝利(176対173)。社会民主党を率いるアンデション前首相が連立政権の樹立を託されました。ただ、左派連合内では、左翼党と中央党の政策が大きく隔たっているなど、足並みがそろっていません。政権樹立に時間がかかったり、連立交渉が暗礁に乗り上げたりすれば、政治の不透明感が強まってSEKの重石になるかもしれません。アンデション氏は国会が召集される9月28日までに進捗状況を国会議長に報告することになっているようです。
■9月15日付け「スウェーデン総選挙の接戦はクローナ安要因!?」をご覧ください。
・24日、スウェーデン中銀は据え置き、ノルウェー中銀は利上げ⁉
・政策金利差は今後縮小してスウェーデンクローナに有利に?
・原油価格の動向やスウェーデンの政治情勢にも注目!
ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(以下、NOK/SEK)は、9月14日に一時1.04933Sクローナと23年1月以来の高値をつけて(※)、その後はやや軟調な展開となっています。
※当社レート。Bloombergでは18日に一時1.0524Sクローナをつけました。
24日にはリクスバンク(スウェーデン中銀)とノルゲバンク(ノルウェー中銀)の政策会合の結果が判明します。前者は、日本時間同日16:30、後者は同17:00。
22日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場が織り込む、リクスバンクの0.25%利上げの確率は約1割。ノルゲバンクの0.25%利上げの確率は6割超です。リクスが利上げすれば完全なサプライズですが、さすがにそれはなさそう。ノルゲの利上げは中途半端な予想なので、利上げすればNOK/SEKの上昇要因、据え置きなら同下落要因となりそうです。
同じOISに基づけば、リクスは今回を含めて今後4回の会合で、0.25%×2.02回の利上げが織り込まれています。一方、ノルゲの場合は1.87回です。また、Bloombergが集計したエコノミスト予想でも政策金利は縮小する見通しです。金融政策見通しの差は徐々にNOK/SEKの下押し要因へと変化するかもしれません。


もっとも、NOK/SEKには原油価格の影響も大きそう。原油価格が再び上昇基調となった7月1日~9月22日の日足データでみれば、NOK/SEKとWTI原油先物価格の相関係数は0.63と高いです。米国とイランの協議が進展したり、サウジのパイプライン再稼働によって原油供給懸念が後退したりして、足もとの原油価格が一段の下落に向かうのか、要注目でしょう。

もう1つのかく乱要因は政治。13日に実施されたスウェーデン総選挙の結果、社会民主党を中心とした野党左派連合が僅差で与党右派連合に勝利(176対173)。社会民主党を率いるアンデション前首相が連立政権の樹立を託されました。ただ、左派連合内では、左翼党と中央党の政策が大きく隔たっているなど、足並みがそろっていません。政権樹立に時間がかかったり、連立交渉が暗礁に乗り上げたりすれば、政治の不透明感が強まってSEKの重石になるかもしれません。アンデション氏は国会が召集される9月28日までに進捗状況を国会議長に報告することになっているようです。
■9月15日付け「スウェーデン総選挙の接戦はクローナ安要因!?」をご覧ください。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。
