【株価指数】スペースXのIPOの影響は?
2026/06/08 07:22
【ポイント】
・日米株価指数は先週半ばに高値を更新して反落
・5日には米雇用統計の堅調を受けて利上げ観測高まる
・5日にはS&P500とナスダック100が大幅下落、スペースXのせい?
・FTSE100は2月末最高値を付けた後、三角保ち合い継続中
(先週のレビュー)
日経平均は3日に、NYダウは4日に、S&P500とナスダック100は2日に、それぞれ高値を更新して週末にかけて反落しました。とりわけ、S&P500とナスダック100の5日の下げは2.6%と4.2%と大きかったです。これは米雇用統計の堅調を受けた利上げ観測の高まり/長期金利の上昇もさることながら、スペースXのIPO(新規株式公開)を12日に控えていったん調整が入ったと考えることも可能でしょう。FTSE100は揉み合いでした。FTSE100 はイラン戦争開始直前の2月27日に最高値を付けた後、三角保ち合いになっています。
米国とイランの停戦交渉について、両サイドの説明に食い違いがあったために楽観と悲観が錯そうし、株式市場は一喜一憂。WTI原油先物価格は1バレル=90ドル台前半を中心に揉み合いました。
(今週の相場材料)
最大の注目は、12日の米スペースXのIPOでしょう。資金調達額が750億ドル、時価総額1.8兆ドルと前例のない規模であり、その影響を推測するのは難しいところでしょう。
投資家が投資資金を確保するため、他の銘柄やその他の資産に売り圧力が加わるのか。それとも、S&P500やナスダック100が高値を更新し続けている陰でその準備は既に進行しているのか。後者の場合は、スペースXのIPOの熱気が新規資金の流入を促すのか。あるいは、IPO後に単に材料出尽くしで株価指数が調整局面に入るのか、判然としません。スペースXの後にはオープンAIやアンソロピックなどの大型IPO候補も控えているだけに要注目でしょう。
中東情勢は引き続き不透明。7日には4月上旬の米国とイランの停戦合意以降初めて、イスラエルのレバノン攻撃が続いているとの理由でイランがイスラエルにミサイル攻撃を行いました。米国とイランの協議が一段と難しくなるかもしれません。
10日に米国の5月CPI(消費者物価指数)が発表されます。4月CPIは総合が前月比3.8%、食料とエネルギーを除くコアが2.8%と、FRBの目標である2%を上回って伸びが高まりました。5日に発表された5月雇用統計は3カ月連続で前月比10万人超の増加。これは24年1-3月以来でした(ただし、当時は23年4月から12カ月連続で10万人超)。労働市場の堅調に加えてインフレ率が一段と上昇するならば、FRBによる利上げ観測が高まって株価のマイナス要因になるかもしれません。5日のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場のメインシナリオ(確率5割超)は、「利下げはなく、今年10月に0.25%利上げ、27年春にさらに0.25%利上げ」となっています。
11日にはECB(欧州中銀)理事会が開催されます。市場は0.25%の利上げを確実視しています。注目はラガルド総裁が金融政策の先行きについてどんなメッセージを出すか。端的に言えば、追加利上げを示唆するかどうか。来週に、日銀、米FRB、BOE(英中銀)などの政策会合が開催されるため、市場では思惑が出やすく、市場金利の変化にも要注意かもしれません。
11日にはサッカーW杯(カナダ・メキシコ・米国)が開幕。7月19日の決勝戦まで長丁場です。市場に直接影響するわけではないでしょうが、政治面のトピック(イランの参加)もあり、市場参加者の関心が向かうことは間違いなさそうです。
・日米株価指数は先週半ばに高値を更新して反落
・5日には米雇用統計の堅調を受けて利上げ観測高まる
・5日にはS&P500とナスダック100が大幅下落、スペースXのせい?
・FTSE100は2月末最高値を付けた後、三角保ち合い継続中
(先週のレビュー)
日経平均は3日に、NYダウは4日に、S&P500とナスダック100は2日に、それぞれ高値を更新して週末にかけて反落しました。とりわけ、S&P500とナスダック100の5日の下げは2.6%と4.2%と大きかったです。これは米雇用統計の堅調を受けた利上げ観測の高まり/長期金利の上昇もさることながら、スペースXのIPO(新規株式公開)を12日に控えていったん調整が入ったと考えることも可能でしょう。FTSE100は揉み合いでした。FTSE100 はイラン戦争開始直前の2月27日に最高値を付けた後、三角保ち合いになっています。
米国とイランの停戦交渉について、両サイドの説明に食い違いがあったために楽観と悲観が錯そうし、株式市場は一喜一憂。WTI原油先物価格は1バレル=90ドル台前半を中心に揉み合いました。
(今週の相場材料)
最大の注目は、12日の米スペースXのIPOでしょう。資金調達額が750億ドル、時価総額1.8兆ドルと前例のない規模であり、その影響を推測するのは難しいところでしょう。
投資家が投資資金を確保するため、他の銘柄やその他の資産に売り圧力が加わるのか。それとも、S&P500やナスダック100が高値を更新し続けている陰でその準備は既に進行しているのか。後者の場合は、スペースXのIPOの熱気が新規資金の流入を促すのか。あるいは、IPO後に単に材料出尽くしで株価指数が調整局面に入るのか、判然としません。スペースXの後にはオープンAIやアンソロピックなどの大型IPO候補も控えているだけに要注目でしょう。
中東情勢は引き続き不透明。7日には4月上旬の米国とイランの停戦合意以降初めて、イスラエルのレバノン攻撃が続いているとの理由でイランがイスラエルにミサイル攻撃を行いました。米国とイランの協議が一段と難しくなるかもしれません。
10日に米国の5月CPI(消費者物価指数)が発表されます。4月CPIは総合が前月比3.8%、食料とエネルギーを除くコアが2.8%と、FRBの目標である2%を上回って伸びが高まりました。5日に発表された5月雇用統計は3カ月連続で前月比10万人超の増加。これは24年1-3月以来でした(ただし、当時は23年4月から12カ月連続で10万人超)。労働市場の堅調に加えてインフレ率が一段と上昇するならば、FRBによる利上げ観測が高まって株価のマイナス要因になるかもしれません。5日のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場のメインシナリオ(確率5割超)は、「利下げはなく、今年10月に0.25%利上げ、27年春にさらに0.25%利上げ」となっています。
11日にはECB(欧州中銀)理事会が開催されます。市場は0.25%の利上げを確実視しています。注目はラガルド総裁が金融政策の先行きについてどんなメッセージを出すか。端的に言えば、追加利上げを示唆するかどうか。来週に、日銀、米FRB、BOE(英中銀)などの政策会合が開催されるため、市場では思惑が出やすく、市場金利の変化にも要注意かもしれません。
11日にはサッカーW杯(カナダ・メキシコ・米国)が開幕。7月19日の決勝戦まで長丁場です。市場に直接影響するわけではないでしょうが、政治面のトピック(イランの参加)もあり、市場参加者の関心が向かうことは間違いなさそうです。
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