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日銀は6月利上げへ!? 市場はどう反応する?

2026/05/27 07:48

【ポイント】
・特殊要因を除くCPIは日銀の6月利上げを後押し?
・市場は追加利上げに関するヒントにも注目
・本日27日より開催の日銀コンファランスで要人発言はあるか

26日に日銀が発表した「消費者物価のコア指数」によると、生鮮食品と特殊要因(※)を除いたCPI(消費者物価指数)は4月に前年比2.8%と2月の2.2%、3月の2.5%から伸びが一段と高まりました。

※特殊要因=消費税率変更、教育無償化、ガソリン・電気・ガス代補助、携帯電話通信料引き下げ、旅行支援策など

特殊要因を除くコア物価

先に総務省が発表した特殊要因を除かない、通常のCPI(除く生鮮食品)は4月に前年比1.4%と、3月の1.8%から伸びが鈍化していました。したがって、今回の「消費者物価のコア指数」は日銀の利上げを支援することになりそうです。

ただし、日銀が重視するのはCPI(除く生鮮食品)だとみられますが、CPI(除く生鮮食品・エネルギー)CPI(除く食料・エネルギー)は特殊要因を除けば、4月にそれぞれ2.2%、1.4%と、3月(2.6%、1.7%)から伸びが鈍化しました。それらにも目を向ければ、利上げに慎重な意見も出るかもしれません。

26日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場は6月15-16日の金融政策決定会合での0.25%利上げを75%の確率で織り込んでいます(=据え置き25%)。そのため(直前に市場予想がどう変化しているかによりますが)、利上げが実施されれば、円がやや買われるかもしれません。もっとも、市場は、追加利上げがあるかどうか、そのヒントが出されるかにも注目しそうです。同じOISに基づけば、市場は26年末までの追加利上げを7割強の確率で織り込んでいます。

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目先的には、本日27日から28日に開催される日銀金融研究所の「国際コンファランス」に注目。世界中から中銀関係者や学者らが参加します。テーマは、「金融政策の新しい視点」。27日09:00から植田総裁の挨拶(基調演説)、28日09:00から氷見野副総裁がジェファーソンFRB副議長、レーンECB理事とのパネル討論「金融政策とサプライショック」に出席。それ以外に以下のプログラムが用意されています(登壇者は割愛)。

「民間部門の予測が不透明な中での最適金融政策」
「グローバル・ネットワーク、金融政策、貿易」
「世界的な価格ショックと国際的な金融政策の協調」
「金融政策と不均衡」
「金融・財政の連携と意図せざる平衡」
「変容する世界経済における金融政策」
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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