【速報】RBNZ会合の結果を受けてNZドルが急伸

RBNZ（NZ中銀）は本日政策会合を開き、0.25％の利下げを行うことを決定。政策金利を2.50％から2.25％へと引き下げました。

0.25％の利下げは市場予想どおりの結果だったものの、会合の結果発表後にNZドルが急伸。豪ドル/NZドルは結果発表前の1.15000NZドル近辺から1.14300NZドル近辺へと下落（※）しました（10:20時点）。NZドルが急伸したのは、RBNZによる利下げが打ち止めとなる可能性が示されたためと考えられます。

（※）午前9時30分に発表された豪州の10月CPI（消費者物価指数）は市場予想と比べて強い結果でしたが、NZドルの上昇によって豪ドル/NZドルは下落しました。

RBNZは声明で「政策金利の今後の動きは中期的なインフレと経済の見通し次第」と表明。前回10月8日会合時の「中期的にインフレ率が目標中間値の2％付近で持続的に安定するために必要な場合、政策金利のさらなる引き下げを検討する」から修正されました。

今回の会合では、“0.25％利下げする”と“政策金利を据え置く”の2つの選択肢を討議した結果、5対1で0.25％利下げすることが決定されました。RBNZは金融政策決定においてコンセンサスを重視しており、政策メンバーによる投票が行われるのは多くありません。

RBNZによる政策金利予測は以下のとおり。現局面の利下げサイクルの最終到達水準は2.20％との予測が示されました。政策金利は今回の利下げによって2.25％になったため、それよりも0.05％下の水準です。