米景気は堅調を維持できるか
2024/10/03 07:46
【ポイント】
・7-9月期の景気は堅調!?
・港湾ストが長期化した場合に景気に打撃も
・4日発表の9月雇用統計に注目!
米FRBのパウエル議長は9月30日の講演で、「時間をかけて」利下げするとの意向を示したうえで、米景気は底堅いと改めて強調しました。
アトランタ連銀のGDPNow(短期予測モデル)によると、10月1日時点で7-9月期GDPは前期比年率2.5%と、前期実績(3.0%)とさほど変わらない堅調が予測されています。

9月ISM製造業景況指数は47.2と前月と同じ、過去23カ月のうち22カ月で50を下回って製造業部門の縮小を示唆しました。ISM(供給管理協会)によると、9月の水準が続けば、GDP1.3%と整合的とのこと。8月ISM非製造業(サービス)景況指数は51.5で、GDP0.8%と整合的とされました(9月分は3日発表)。10月1日には東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者がストに突入しており、ストが長期化した場合に製造業のサプライチェーンを中心に景気への打撃とならないか要注意かもしれません。

8月のJOLTS(労働動態調査)では、求人数が804.0万人と、市場予想(769.3万人)を上回りました。ただし、22年春(コロナ・ショック)以降の減少傾向に歯止めがかかったかどうかは不明です(それでもコロナ・ショック前より高水準ですが・・)。

9月ADP雇用統計では、民間雇用が前月比14.3万人増と、市場予想(12.5万人)を上回りました。雇用統計では8月NFP(非農業部門雇用者数)が前月比14.2万人でした。3カ月平均(11.6万人増)は20年春のコロナ・ショック以降の最低を記録しています。4日発表の9月雇用統計が大いに注目されます。
・7-9月期の景気は堅調!?
・港湾ストが長期化した場合に景気に打撃も
・4日発表の9月雇用統計に注目!
米FRBのパウエル議長は9月30日の講演で、「時間をかけて」利下げするとの意向を示したうえで、米景気は底堅いと改めて強調しました。
アトランタ連銀のGDPNow(短期予測モデル)によると、10月1日時点で7-9月期GDPは前期比年率2.5%と、前期実績(3.0%)とさほど変わらない堅調が予測されています。

9月ISM製造業景況指数は47.2と前月と同じ、過去23カ月のうち22カ月で50を下回って製造業部門の縮小を示唆しました。ISM(供給管理協会)によると、9月の水準が続けば、GDP1.3%と整合的とのこと。8月ISM非製造業(サービス)景況指数は51.5で、GDP0.8%と整合的とされました(9月分は3日発表)。10月1日には東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者がストに突入しており、ストが長期化した場合に製造業のサプライチェーンを中心に景気への打撃とならないか要注意かもしれません。

8月のJOLTS(労働動態調査)では、求人数が804.0万人と、市場予想(769.3万人)を上回りました。ただし、22年春(コロナ・ショック)以降の減少傾向に歯止めがかかったかどうかは不明です(それでもコロナ・ショック前より高水準ですが・・)。

9月ADP雇用統計では、民間雇用が前月比14.3万人増と、市場予想(12.5万人)を上回りました。雇用統計では8月NFP(非農業部門雇用者数)が前月比14.2万人でした。3カ月平均(11.6万人増)は20年春のコロナ・ショック以降の最低を記録しています。4日発表の9月雇用統計が大いに注目されます。

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