日銀金融政策決定会合に注目!
2026/10/30 09:00
【ポイント】
・日銀は基調的な物価上昇率が2%に到達したとの判断を示すか
・植田総裁の会見で次の利上げのタイミングについての手掛かりが提供されるか
・NZ中銀総裁は12月に利上げを行う可能性が高いと発言
(欧米市場レビュー)
29日、欧米時間の外為市場では米ドルが軟調に推移。一時米ドル/円は157.591円、米ドル/カナダドルは1.39651カナダドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.11799ドル、英ポンド/米ドルは1.33799ドル、NZドル/米ドルは0.56315米ドルへと上昇しました。米国の長期金利(10年物国債利回り)が低下したことが、米ドルの重石となりました。同国の7-9月期GDP(国内総生産)速報値は前期比年率3.4%と、市場予想の3.2%を上回ったものの、市場では長期金利の低下がより強く意識されたようです。
ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは反落し、一時1.06183スウェーデンクローナをつけました。原油価格が軟調に推移したことや、スウェーデンの7-9月期GDP速報値が前期比0.4%と市場予想の0.3%を上回ったことが、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナの重石となりました。
ECB(欧州中銀)は理事会を開き、政策金利を据え置くことを決定しました。
※ECB理事会と米GDPの結果については、本日の『ファンダメ・ポイント』[ECBは据え置きで12月に利上げ!? (+米GDPとPCE)]にて詳しく解説していますので、ご覧ください。
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RBNZ(NZ中銀)のブレマン総裁は29日、NZヘラルド紙のインタビューで「(今後)追加利上げを行う可能性が高いという点で、政策メンバー全員が一致している」とし、「タイミングは不確実で、経済見通しとインフレの動向次第」と述べました。次回12月9日の政策会合で利上げをする可能性について質問されると、ブレマン総裁は「高い」と答えました。
RBNZは10月28日の会合で政策金利を2.75%に据え置くことを決定。その決定は4対3の僅差で、ブレマン総裁は政策金利の据え置きに投票しました。市場は高い確率で0.25%の利上げが決定されると予想していたため、据え置きの決定を受けてNZドルが急落しました。
市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)に基づくと、市場は12月会合で0.25%の利上げが行なわれる確率を7割強織り込んでいます(日本時間08:15時点)。
(本日の相場見通し)
本日は、日銀金融政策決定会合が開催されます。会合の結果は通常正午前後に判明し、午後3時30分から植田日銀総裁が会見する予定です。
日銀は前回9月17-18日の会合で0.25%の利上げを行うことを決定、政策金利を1.00%から1.25%へと引き上げました。その効果を見極めるために日銀は本日の会合で政策金利を据え置くと市場は予想しています。
そのとおりの結果になれば、四半期ごとに公表される経済・物価情勢の展望(展望レポート)や植田総裁の会見が相場材料になりそうです。日銀は27年度の物価見通しを引き上げるとともに、「基調的な物価上昇率は目標とする2%に到達したとの判断を示す可能性がある」との報道があります。日銀はこれまで、「基調的な物価上昇率は、26年度後半から27年度にかけて目標とおおむね整合的な水準になる」との見通しを示していました。植田総裁の会見では、次の利上げのタイミングについての手掛かりが提供されるかどうかに注目です。
市場では、次回12月17-18日の会合で0.25%の利上げが行なわれるとの観測があります。展望レポートや植田総裁の会見でその観測が強まるようなら、円にとってのプラス材料となり、米ドル/円やユーロ/円など対円の通貨ペアは上値が重い展開になると考えられます。
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ユーロ圏の7-9月期GDP速報値が本日発表されます(日本時間19:00)。その結果にユーロが反応する可能性があります。
GDPの市場予想は前期比0.2%と、成長率は4-6月期の0.6%から減速するとみられています。
フランスの財政悪化への懸念や政治不安がユーロの重石となるなか、ユーロ圏のGDPが市場予想を下回る結果になれば、ユーロが下押しする可能性があります。ユーロ/英ポンドは、24年12月安値の0.82180ポンドが下値メドです。
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