BOE当局者の講演が相場材料に!?
2026/10/12 09:10
【ポイント】
・米国の長期金利(10年物国債利回り)の動向は?
・BOE(英中銀)の副総裁や政策委員の講演で金融政策について新たなヒントが提供されるか
・日本の祝日で外為市場では流動性が低下、値動きが増幅される可能性も
(欧米市場レビュー)
9日、欧米時間の外為市場では米ドルが堅調に推移。一時米ドル/円は158.399円、米ドル/シンガポールドルは1.28100シンガポールドル近辺へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.11875ドル、英ポンド/米ドルは1.32069ドルへと下落しました。米国の長期金利(10年物国債利回り)が上昇し、また同国の10月ミシガン大学消費者信頼感指数で1年先のインフレ期待が4.7%、5年先が3.5%と、いずれも前月(それぞれ4.6%と3.4%)から上昇したことが、米ドルの支援材料となりました。米長期金利は前日比0.02%高い5.24%でNY市場を終えました。
カナダドルは軟調。米ドル/カナダドルは一時1.42957カナダドルへと上昇し、25年4月以来およそ1年6カ月ぶりの高値を記録。カナダドル/円は110.669円へと下落する場面がありました。カナダの9月雇用者数が前月比6.83万人減と、市場予想(1.00万人増)に反して前月から減少したことを受け、BOC(カナダ中銀)による利上げ観測が後退。そのことがカナダドルに対する下押し圧力となりました。
OIS(翌日物金利スワップ)に基づくと、市場が織り込むBOCが次回10月28日の会合で利上げを行う確率は、雇用統計発表前の約4割から3割弱へと低下しました。
(本日の相場見通し)
外為市場は引き続き、米国の長期金利(10年物国債利回り)の動向に反応しやすい状況となっています。米長期金利が上昇すれば米ドルが堅調に推移し、低下すれば米ドルが軟調に推移する傾向がみられます。
本日に関しては、米国はコロンブス・デーで同国の債券市場は休場です(株式市場や商品市場は通常取引)。
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BOE(英中銀)のブリーデン副総裁やマン政策委員がそれぞれ講演します。講演の内容によっては英ポンドが反応する可能性があります。
BOEは前回9月17日の政策会合で政策金利を3.75%に据え置くことを6対3で決定。ブリーデン副総裁は政策金利の据え置きに賛成し、マン委員は0.25%の利上げを行うことを支持して反対票を投じました。
その後、ブリーデン副総裁は9月24日の講演で「(エネルギー)ショックが大きく、長引くほど、政策対応が必要となる重大な二次的影響が生じる可能性が高まる」とし、「利上げで対応することが一段と適切になる」と述べました。
マン委員は10月6日の講演で、「英国ではインフレが定着している」、「(英国の)インフレ率が4%になると予想される年末年始ごろに、27年の賃金交渉が行われることを懸念している」、「英国のGDP(国内総生産)統計は英経済が一連の供給ショックに対処していることを示している」、「利上げを行う際は先手を打つ必要がある」と語りました。
本日のブリーデン副総裁やマン委員の講演で、BOEの先行きの金融政策について新たなヒントが提供されるかどうかに注目です。
市場では、BOEは次回11月5日の会合で0.25%の利上げを行うとの見方が有力。ブリーデン副総裁やマン委員の講演がタカ派的な内容となり、その観測が一段と強まるようなら、英ポンドにとってのプラス材料になりそうです。
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本日から18日までタイのバンコクでIMF(国際通貨基金)・世銀年次総会が開催されます。また、15日にG20財務相・中央銀行総裁会議、年次総会期間中にG7財務相・中央銀行総裁会議がそれぞれバンコクで開かれる予定です。記者会見やメディアインタビューなどで、各国・地域の財務相や中央銀行総裁から財政政策や金融政策について発言があれば、相場材料になる可能性があります。
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本日は日本が祝日のため、外為市場では参加者が減少して流動性が低下します。突発的なニュースや仕掛け的な動きがあれば、値動きが増幅される可能性があります。
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