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米ドル/円は一時157円を割り込む、トランプ大統領の発言が円を支援

2026/09/28 09:20

【ポイント】
・片山財務相は「トランプ米大統領から円安への懸念が示された」と発言
・ボウマン副議長らの講演で市場のFRB利上げ観測がどのように変化するか
・原油価格の動向は? 

(欧米市場レビュー)

25日、欧米時間の外為市場では円が堅調に推移し、一時米ドル/円は156.919円、ユーロ/円は178.804円、英ポンド/円は207.995円、豪ドル/円は110.226円、NZドル/円は88.904円へと下落しました。片山財務相が25日の閣議後の会見で、22日にNYで行われた日米首脳会談について「トランプ大統領から円安への懸念が示された」と述べ、そのことが円の支援材料となりました。

(本日の相場見通し)

本日はFRB(米連邦準備制度理事会)のボウマン副議長(銀行監督担当)やクック理事、リッチモンド連銀のバーキン総裁がそれぞれ講演します。それらが相場材料になる可能性があります。

FRBは9月15-16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げをすることを決定。政策金利を3.50~3.75%から3.75~4.00%へと引き上げました。

市場では次回10月27-28日のFOMCでも0.25%の利上げが行われるとの見方が優勢となっており、CMEのFedWatchツールに基づくと、9月25日時点で市場が織り込む利上げ確率は約64%です。

ボウマン副議長らがタカ派的な発言をすれば、FRBによる追加利上げ観測が一段と強まると考えられます。その場合、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルは軟調に推移しそうです。

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イランのアラグチ外相は24日、米国がイランの資産凍結と港湾封鎖の解除などを受け入れれば、ホルムズ海峡を7日以内に開放するとの計画を仲介国のカタールを通じて米国に提案したと明らかにしました。

トランプ大統領は26日、ホワイトハウスで記者団に「イランの提案を拒否した」と発言。それを受けて日本時間28日午前は原油価格が上昇しており、WTI原油先物の中心限月11月物は時間外取引で1バレル=93ドル台をつけています。11月物の25日の清算値(終値に相当)は92.41ドルでした。

原油価格が一段と上昇するようなら、ノルウェークローネやカナダドル、メキシコペソにとってのプラス材料になりそう。ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは、1.04933スウェーデンクローナ(9/14高値)が目先の上値メドです。

トランプ大統領は27日、米ニュースサイトのアクシオスのインタビューで、「今週、イランと協議することを期待している」とも述べました。米国とイランの協議がどうなるのか注目されます。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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