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スウェーデンやノルウェー、メキシコの中銀会合開催! 米ドル/円は158円台へ上昇

2026/09/24 09:15

【ポイント】
・市場ではFRBによる追加利上げ観測が強まる
・米ドル/円が再び上昇基調となるなか、本邦当局の対応は?
・スウェーデン中銀とノルウェー中銀の会合結果は?
・メキシコ中銀声明における先行きの金融政策に関する文言が変化するか

(欧米市場レビュー)
23日、欧米時間の外為市場では米ドルが堅調に推移。一時米ドル/円は158.352円、米ドル/カナダドルは1.41051カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.28077シンガポールドルへと上昇し、ユーロ/米ドルは1.13691ドル、英ポンド/米ドルは1.32199ドル、豪ドル/米ドルは0.70233米ドルへと下落。米ドル/カナダドルは7月29日以来、米ドル/シンガポールドルは8月13日以来の高値をつけ、ユーロ/米ドルは7月28日以来、英ポンド/米ドルは7月1日以来、豪ドル/米ドルは8月7日以来の安値を記録しました。

米国の9月S&PグローバルPMI(購買担当者景気指数)速報値が市場予想を上回ったことや、同国の長期金利(10年物国債利回り)が上昇したことが、米ドル高要因となりました。

米PMIの結果は以下のとおり。( )は市場予想です。
・総合:58.4(54.9)
・製造業:57.0(53.7)
・サービス部門:58.7(55.9)

※米長期金利の上昇について詳しくは、本日の『ファンダメ・ポイント』[米長期金利が急騰、当局の円安是正措置は!?]をご覧ください。

SARB(南アフリカ中銀)は0.25%の利上げを行うことを決定。政策金利を7.00%から7.25%へと引き上げました。SARBが利上げしたのは7月以来2会合ぶり。0.25%の利上げをするとの決定は6人の政策メンバー全員一致で、会合では0.50%の利上げや政策金利の据え置きも議論されました。SARBの政策会合の結果に対し、南アフリカランド/円に大きな反応はみられませんでした。

(本日の相場見通し)

上述の米国の9月S&PグローバルPMI速報値の強い結果を受け、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)による追加利上げ観測が強まっています。CMEのFedWatchツールに基づくと、23日時点で市場が織り込む次回10月27-28日のFOMC(米連邦準備制度理事会)での利上げ確率は約7割。前日の22日時点の利上げ確率は約55%でした。

米国の先週分の新規失業保険申請件数が本日発表されます(日本時間21:30)。それが市場予想の20.0万件と比べて強い結果になれば、FRBによる追加利上げ観測が一段と強まると考えられます。その場合、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルには上昇圧力が、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルには下落圧力が加わりそう。米ドル/カナダドルは、6月24・25日高値の1.42449カナダドルが上値メドです。

***

米ドル/が再び上昇基調となるなか、本邦当局の為替相場への対応にも注目です。片山財務相は18日、「秩序ある為替市場の維持に取り組んでいく」と述べ、7月31日に実施した日米協調の為替介入(円買い介入)をさらに行うことも「躊躇しない」と発言。同じく18日、日銀が為替介入の準備ともされるレートチェックを実施したと報じられました。

仮に本邦当局(あるいは日米の協調)による為替介入(円買い介入)、あるいはその準備ともされるレートチェックがあれば、米ドル/が下落して、ユーロ/円やNZドル/円など他の対円の通貨ペアは米ドル/円に引きずられそうです。

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本日は、リクスバンク(スウェーデン中銀)ノルゲバンク(ノルウェー中銀)BOM(メキシコ中銀)の政策会合がそれぞれ開催されます。各中銀会合の結果に市場が反応する可能性があります。

<リクスバンク>
会合の結果は日本時間16時30分に判明
17時30分からテデーン総裁が会見

リクスバンクは25年9月に利下げを実施した後、前回26年8月まで7会合連続で政策金利を据え置いています。現在の政策金利は1.75%です。

政策金利は今回も据え置かれると予想されています。そのとおりの結果になれば、リクスバンクの声明や四半期ごとの金融政策報告総裁会見が相場材料になりそう。前回会合の声明では、「26年内に利上げを行う可能性は残る」とされました。

市場では、リクスバンクは次々回12月16日の会合で利上げを行うとの観測があります。声明などを受けて利上げ観測が強まれば、スウェーデンクローナにとってプラスになると考えられます。

<ノルゲバンク>
会合の結果は日本時間17時に判明
17時30分からバーチェ総裁が会見

ノルゲバンクは26年5月に0.25%の利上げを実施し、その後6月・8月と2会合連続で政策金利を据え置きました。現在の政策金利は4.25%です。

本日の会合については、市場では0.25%の利上げと政策金利の据え置きとで見方が分かれています(0.25%の利上げがやや優勢)。そのため、利上げを行うことが決定されれば、ノルウェークローネが上昇する可能性があります。

ノルゲバンクの声明や四半期ごとの金融政策報告総裁会見で、先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるのかにも注目です。

本日の会合で利上げをすることが決定されたとしても、声明などによって今後の追加利上げ観測が後退すれば、ノルウェークローネは伸び悩むかもしれません。

<BOM
会合の結果は日本時間25日4時に判明
ロドリゲス総裁の会見なし

BOMは26年5月に利下げを実施した後、前々回6月と前回8月の会合では政策金利を据え置きました。現在の政策金利は6.50%です。

政策金利は今回も据え置かれると市場は予想しており、そのとおりの結果になれば、BOMの声明が相場材料になりそうです。

声明では、先行きの金融政策に関する文言が変化するか、そしてメキシコのインフレや景気についてどのような認識が示されるのかに注目です。

BOMは前回会合の声明で、先行きの金融政策について「政策金利は今後も現行水準を維持することが適切だ」、「現在の金融政策スタンスは、国際情勢に関連するものを含めマクロ経済環境がもたらす課題に対応するうえで適切だと判断している」と表明しました。

また、「インフレ見通しに対するリスクバランスは、依然として上振れ方向に傾いている」とする一方、「経済のスラック(需給の緩み)は継続すると予想され、また経済活動に対する重大な下振れリスクは依然として残っている」との認識を示しました。そして、総合とコアのCPI(消費者物価指数)上昇率がBOMの目標である3%に収束するのは、27年10-12月期になると予測しました。

声明の内容がタカ派的と市場で受け止められた場合、メキシコペソにとってプラスになりそうです。

※メキシコペソ/円のテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[メキシコペソ/円、BOM会合が相場動意となるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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