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日銀会合で円が軟調、米ドル/円は一時158円近辺へ上昇

2026/09/21 09:00

【ポイント】
・日銀会合では2人の政策委員が利上げに反対
・日銀は18日にレートチェックを実施?
・“円安”が再び進行するなか、本邦当局の対応に引き続き注目
・本日は日本が祝日で流動性が低下、値動きが増幅される可能性も
・RBA総裁の発言で追加利上げ観測が一段と強まり、豪ドル/NZドルが上昇

(欧米市場レビュー)

18日、欧米時間の外為市場ではが軟調に推移し、一時米ドル/円は158.003円、ユーロ/円は181.480円、英ポンド/円は211.218円、豪ドル/円は112.549円、NZドル/円は90.299円へと上昇。米ドル/円は9月3日以来およそ2週間ぶりの高値をつけました。日銀は0.25%の利上げをして政策金利を1.00%から1.25%へと引き上げることを決定。その決定は7対2で、浅田委員と佐藤委員が政策金利の据え置きを支持して反対票を投じました。利上げに反対した委員が2人いたことが市場で意識されて円安圧力が加わりました。

日本時間18日23時30分頃から米ドル/は急速に上げ幅を縮小し、一時156円台をつけました。日銀が為替介入の準備ともされるレートチェックを実施したとの報道があります。

豪ドル/NZドルは一時1.24738NZドルへと上昇し、13年3月以来13年6カ月ぶりの高値を記録。RBA(豪中銀)のブロック総裁が18日の議会証言で「インフレの上振れリスクの一部が顕在化しつつある」と述べたことを受けて、RBAによる追加利上げ観測が一段と強まり、豪ドル/NZドルの上昇要因となりました。

RBAは前回8月10-11日の政策会合以降、インフレの上振れリスクが顕在化した場合には追加利上げが必要になる可能性があるとの認識を繰り返し示していました。

RBAの次回政策会合は9月28-29日に開かれます。

(本日の相場見通し)

片山財務相は18日16時頃(日本時間)、閣議後の会見で「秩序ある為替市場の維持に取り組んでいく」と述べ、7月31日に実施した日米協調の為替介入(円買い介入)をさらに行うことも「躊躇しない」と語りました。

その後上述のとおり日銀がレートチェックを実施したと報じられました。

対米ドルで円安が再び進むなか、本邦当局の対応に引き続き注目です。本邦当局が米ドル売り・円買い介入に踏み切れば、米ドル/円は大きく下落すると考えられます。その場合、ユーロ/円や豪ドル/円、NZドル/円など他の対円の通貨ペアも米ドル/円に引きずられそうです。

本日は日本が祝日のため、外為市場では参加者が減少して流動性が低下します。仮に本邦当局(あるいは日米の協調)による為替介入(円買い介入)が実施されれば、値動きが増幅される可能性があります。

***

米シカゴ連銀のグールズビー総裁がロンドンで行われるイベントに参加します。グールズビー総裁がFRB(米連邦準備制度理事会)の先行きの金融政策についてのヒントを提供すれば市場が反応しそうです。

FRBは16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを行うことを決定。政策金利を3.50~3.75%から3.75~4.00%へと引き上げました。FOMC参加者各個人による政策金利見通し(ドット・プロット)では、年内の追加利上げが示唆されました。

※詳しくは、17日の『ファンダメ・ポイント』[米FOMCはタカ派的利上げ、年内に追加利上げへ⁉]をご覧ください。

CMEのFedWatchツールに基づくと、18日時点で市場が織り込む次回10月27-28日のFOMCで追加利上げが行わる確率は約6割です。

グールズビー総裁がタカ派的な発言すれば、次回FOMCでの追加利上げ観測が強まりそう。その場合、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは軟調に推移すると考えられます。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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