エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※8月25日更新
2026/08/25 08:51
宮田レポート(短期アップデート) 2600825_miyata.pdf
☆併せてご覧ください
YouTube エリオットView 8月24日
[2028年 1ドル=125円シナリオ?!]
[日経平均・TOPIX]
【当面の想定レンジ】 (日経平均) 49,500~70,000円
(TOPIX) 3400~4250
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,000~54,750ドル
(S&P500) 6300~7800
[ナスダック100]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~30,800
(ナスダック総合) 20,700~27,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~162.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 98.000~102.720
[日経平均・TOPIX]

【週足 エリオット波動分析】
72,831円(6/22)以来、プライマリー第➃波の弱気相場が進行中とみられます。
3月末(50,558円)からの週次サイクルは、弱気相場に特有の「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になる公算が大きいでしょう(上昇期間よりも下げ期間が長くなります)。
現行サイクルの上昇期間はフィボナッチ13週(両端入れ)の長さでした。サイクル全体が37週~53週(※1)ということから、6月22日(サイクルトップ)からの通算下げ期間は、24週~40週(5カ月~8カ月)と推定されます。
換言すると、日経平均は今年11月~来年3月まで下値模索の展開が続くと予想されます。
「レフト・トランスレーション」のパターンでは、サイクル終点の安値がサイクル始点安値を通常は下回ります。つまり、少なくとも50,558円を下回るまでは(※2)現行サイクルは終わらないでしょう。
(※1)週次サイクル期間(2020年以降の補正後)は45週±8週(37週~53週)。
(※2)サイクルの高値から安値まで、下げ率は10%~26%(平均17%)。今サイクル安値が50,558円未満であると仮定すると、現行サイクルの下げ率は30%を超えることになる。

[TOPIX]
3,880(8/3安値)からのマルv波による上昇は4220(8/14高値)で終了した、とみています。トライアングル後のマルv波「thrust、スラスト」は、想定していたように短命な上昇でした。
3月末からの週次サイクルでは、日経平均は高値までに13週かかりました。それに遅れてTOPIXは8月第2週にトップアウトし、3月安値から21週かかりました。いずれもフィボナッチ数を反映しています。
さらに市場ボリューム(株価の先行指標)をみると、プライム市場の売買代金(20日平均)がTOPIXの2カ月前にトップアウトしており、重要な天井を付けたことが示唆されています。
25年4月からのサポートライン(今週は3977)を週末値で下回ると、プライマリー第➃波調整入りの確信が高められます。
プライマリー➃波の調整規模は、プライマリー第➁波(2018年1月~20年3月)の下げ率(37.2%)と同等か、それ以上の大きさになると思われます。それでも予想される日経平均の下落スケールよりは、浅めといえるかもしれません。

[日経平均]
62,704円(7/17安値)以来のマイニュート級のマルⅱ波「エクスパンディッド・フラット」は、69,608円(8/14高値)で完成し、そこからマルiii波の下げに入ったとみられます。マルiii波は、60,448円を明確に下回る強力なインパルス波です。
マルiii波の長さは通常、マルi波の等倍-1.618倍になります。これによると、マルiii波の想定下値レンジとして[59,481円-53,222円]が導かれます。
[予想PER別の日経平均水準]
8月24日の日経平均予想PERは17.09倍、予想EPSは3834円。過去最高の予想EPSは3922円(6/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (8月21日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ30日足 エリオット波動分析】
ナスダック総合指数は6月1日に、ナスダック100は6月3日に、各々ザラバの最高値を記録しました。やや遅れて6月22日にはSOX指数が最高値を付け、7月末にかけて一時28%下落しました。
ダウ輸送株が最高値を記録したのは4月22日のことで、ダウ30は8月5日、S&P500は8月13日に各々、最高値を記録しています。これら指数の高値時期が異なる「未確認」パターンは、米株全体が天井圏にあることを示唆しています。
NYダウのチャートは4月下旬から、「メガホントップ」─ブロードニング(拡散)フォーメーションとも呼ばれます─の天井パターンを形成していましたが、それは8月5日の高値(54,744ドル)を以て完成した可能性が高いでしょう。
パターン下限ライン(今週は52,476ドル)を下回ると、トレンド転換が示唆されるでしょう。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
6月から2カ月近くにわたる「トライアングル」は、マイナー級の第4波に当たります。横ばいのパターンから上放れた波はマイナー第5波です。第5波は25年4月からの一連のマイナーウェーブにとって「最後の上昇」であり、その完成を以てS&P500は強気相場のすべてを完成します。
ちなみに、6月からの2カ月間の「トライアングル」、そしてそこからの急激な上昇「スラスト」、これら一連の流れは本邦TOPIXに酷似していることがわかります。
S&P500の高値(7816)は8月13日、TOPIXの高値は8月14日です。これらインデックスは、同時に終了した可能性があるでしょう。
8月24日には一時7638まで下げました。8月3日-4日のマド埋め(7610)が近づいています。マドを閉じると、調整入りの可能性が一段と高まるでしょう。

SOX指数
足元の日足はネックラインを明確に下回っており、7月末からのリバウンド完了が示唆されています。
今後の下落リスクは高く、今秋にも9000-9500への下振れとなる可能性があります。

Bloombergマグニフィセント7インデックス
マグ7は5月14日に最高値を付け、他の主要指数に先行して高値を付けました。これは重要な天井パターン(未確認)です。
6月下旬からのa-b-cパターンによるリバウンド・第2波は完成し、第3波の強力な下げに入った可能性があります。
[ダウ輸送株平均]

[ナスダック100]

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
28,196(6/9安値)からのマルii波は、30,195(8/17高値)で終わった可能性があります。
マルiii波による下落に移ったとすると、それは今後27,176(7/30安値)を大きく下回る、強い下降波になるでしょう。
なお、以下の代替カウントも現行カウントと同列に捉えています。
(オルタナティブカウント、Alt)
27,176から第5波による上昇であり、それは30,195を以て完了した可能性があります。
第5波は6月高値を上回ることができず、トランケーション[truncation/切り捨て、短縮]になりました。
トランケーションは、6月から7月までのナスダック100の下げが大き過ぎたことに起因しています。潜在的な下落圧力が非常に強いために、高値更新に必要とされる第5波の出力が不足したと考えられます。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
日米実質金利差から導かれる米ドル/円の水準は、現在1ドル=141円程度です。日本円は1年以上も、金利差からの妥当な水準より、極端に過小評価された状態に置かれています。
購買力平価からの妥当な円相場はOECD算出のGDPベースで1ドル=97円~103円です。長期的にも日本円は著しく過小評価されています。
163.944円(7/23)を以て、通算5年間のⓎ波[(A)-(B)-(C)]による円安はすべて完了したと思われます。
この見方によると、この先は数年間にわたり円高になるでしょう。上記のように、長らく日本円はその実力に比べ過小評価されてきましたが、今後は実力に見合った適正な水準が模索されていくと思われます。
7月末実施の15年ぶり日米協調介入(円安阻止の目的では28年ぶり)は、163-165円の「ベッセント・シーリング」を築きました。
今回の介入目的は過剰な円安を阻止することであり、円高トレンドへの転換を狙ってはいないでしょうが、円安の限界点(160円台前半)が明示されたことの自然な成り行きとして、(最初は徐々に)円高志向を強めることになるでしょう。
筆者は今後数年内に、1ドル=120円-125円を付けてもおかしくない、とみています。それは歴史的なレンジ[80円-160円]の中値に相当し、かつて「黒田シーリング」と言われた水準でもあります。

【日足 エリオット波動分析】
ドル/円の歴史を振り返ると、大きなトレンドが変わるときの最初のきっかけのほとんどは、為替介入それも協調介入でした(85年9月のプラザ合意など)。7月末の日米協調介入のインパクトは極めて大きいといえましょう。
163.944円(7/23)→155.156円(8/3)の円高はマイナー級の第1波であり、その後足元までの円安は第2波と読めます。それはヘッド・アンド・ショルダーズの右肩トップを作る過程でもあります。
第2波は159.747円(8/18)で終わった可能性があり、そうであれば、マイナー第3波による強い円高トレンドが発生することになります。この場合、ネックラインの155円突破を試す局面を近々迎えるでしょう。
ネックライン割れ以降、米ドル/円は145-146円を目指す展開になるでしょう。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[141.177円]です。

円売り持ちは3週ぶり拡大 (2026年8月18日時点)
IMM通貨先物市場での投機筋(非商業部門)の円売り持ち高は、前週の33.0億ドルから41.59億ドルへ3週ぶりに拡大しました。

[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
22年9月高値からのドル安Ⓑ波は、「トリプル・ジグザグ(W)-(X)-(Y)-(X)-(Z)」のコースを辿っています。長期タームの見通しは引き続きドル安です。
今年1月安値からのⒷ波-(X)波による戻りは、101.800(6/24)で完成したとみられ、そうであれば、持続的なドル安トレンドが再開した可能性があります。
投機筋によるドル買いの極端な多さは続いており、ドル安の見方を裏付けているように思われます。
8月20日には一時98.557までドル安が進みました。7カ月間のサポートラインを明確に下回っており、この先にドル安基調が一段と強まる可能性は高いでしょう。

投機筋のドル合成ポジション買い持ち高は3週連続で縮小
投機筋によるドル合成ポジション買い持ち枚数は、8月18日時点で34万9325枚と、前週の35万9276枚から縮小しました。縮小は3週連続です。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
☆併せてご覧ください
YouTube エリオットView 8月24日
[2028年 1ドル=125円シナリオ?!]
[日経平均・TOPIX]
【当面の想定レンジ】 (日経平均) 49,500~70,000円
(TOPIX) 3400~4250
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,000~54,750ドル
(S&P500) 6300~7800
[ナスダック100]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~30,800
(ナスダック総合) 20,700~27,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~162.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 98.000~102.720
[日経平均・TOPIX]

【週足 エリオット波動分析】
72,831円(6/22)以来、プライマリー第➃波の弱気相場が進行中とみられます。
3月末(50,558円)からの週次サイクルは、弱気相場に特有の「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になる公算が大きいでしょう(上昇期間よりも下げ期間が長くなります)。
現行サイクルの上昇期間はフィボナッチ13週(両端入れ)の長さでした。サイクル全体が37週~53週(※1)ということから、6月22日(サイクルトップ)からの通算下げ期間は、24週~40週(5カ月~8カ月)と推定されます。
換言すると、日経平均は今年11月~来年3月まで下値模索の展開が続くと予想されます。
「レフト・トランスレーション」のパターンでは、サイクル終点の安値がサイクル始点安値を通常は下回ります。つまり、少なくとも50,558円を下回るまでは(※2)現行サイクルは終わらないでしょう。
(※1)週次サイクル期間(2020年以降の補正後)は45週±8週(37週~53週)。
(※2)サイクルの高値から安値まで、下げ率は10%~26%(平均17%)。今サイクル安値が50,558円未満であると仮定すると、現行サイクルの下げ率は30%を超えることになる。

[TOPIX]
3,880(8/3安値)からのマルv波による上昇は4220(8/14高値)で終了した、とみています。トライアングル後のマルv波「thrust、スラスト」は、想定していたように短命な上昇でした。
3月末からの週次サイクルでは、日経平均は高値までに13週かかりました。それに遅れてTOPIXは8月第2週にトップアウトし、3月安値から21週かかりました。いずれもフィボナッチ数を反映しています。
さらに市場ボリューム(株価の先行指標)をみると、プライム市場の売買代金(20日平均)がTOPIXの2カ月前にトップアウトしており、重要な天井を付けたことが示唆されています。
25年4月からのサポートライン(今週は3977)を週末値で下回ると、プライマリー第➃波調整入りの確信が高められます。
プライマリー➃波の調整規模は、プライマリー第➁波(2018年1月~20年3月)の下げ率(37.2%)と同等か、それ以上の大きさになると思われます。それでも予想される日経平均の下落スケールよりは、浅めといえるかもしれません。

[日経平均]
62,704円(7/17安値)以来のマイニュート級のマルⅱ波「エクスパンディッド・フラット」は、69,608円(8/14高値)で完成し、そこからマルiii波の下げに入ったとみられます。マルiii波は、60,448円を明確に下回る強力なインパルス波です。
マルiii波の長さは通常、マルi波の等倍-1.618倍になります。これによると、マルiii波の想定下値レンジとして[59,481円-53,222円]が導かれます。
[予想PER別の日経平均水準]
8月24日の日経平均予想PERは17.09倍、予想EPSは3834円。過去最高の予想EPSは3922円(6/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (8月21日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ30日足 エリオット波動分析】
ナスダック総合指数は6月1日に、ナスダック100は6月3日に、各々ザラバの最高値を記録しました。やや遅れて6月22日にはSOX指数が最高値を付け、7月末にかけて一時28%下落しました。
ダウ輸送株が最高値を記録したのは4月22日のことで、ダウ30は8月5日、S&P500は8月13日に各々、最高値を記録しています。これら指数の高値時期が異なる「未確認」パターンは、米株全体が天井圏にあることを示唆しています。
NYダウのチャートは4月下旬から、「メガホントップ」─ブロードニング(拡散)フォーメーションとも呼ばれます─の天井パターンを形成していましたが、それは8月5日の高値(54,744ドル)を以て完成した可能性が高いでしょう。
パターン下限ライン(今週は52,476ドル)を下回ると、トレンド転換が示唆されるでしょう。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
6月から2カ月近くにわたる「トライアングル」は、マイナー級の第4波に当たります。横ばいのパターンから上放れた波はマイナー第5波です。第5波は25年4月からの一連のマイナーウェーブにとって「最後の上昇」であり、その完成を以てS&P500は強気相場のすべてを完成します。
ちなみに、6月からの2カ月間の「トライアングル」、そしてそこからの急激な上昇「スラスト」、これら一連の流れは本邦TOPIXに酷似していることがわかります。
S&P500の高値(7816)は8月13日、TOPIXの高値は8月14日です。これらインデックスは、同時に終了した可能性があるでしょう。
8月24日には一時7638まで下げました。8月3日-4日のマド埋め(7610)が近づいています。マドを閉じると、調整入りの可能性が一段と高まるでしょう。

SOX指数
足元の日足はネックラインを明確に下回っており、7月末からのリバウンド完了が示唆されています。
今後の下落リスクは高く、今秋にも9000-9500への下振れとなる可能性があります。

Bloombergマグニフィセント7インデックス
マグ7は5月14日に最高値を付け、他の主要指数に先行して高値を付けました。これは重要な天井パターン(未確認)です。
6月下旬からのa-b-cパターンによるリバウンド・第2波は完成し、第3波の強力な下げに入った可能性があります。
[ダウ輸送株平均]

[ナスダック100]

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
28,196(6/9安値)からのマルii波は、30,195(8/17高値)で終わった可能性があります。
マルiii波による下落に移ったとすると、それは今後27,176(7/30安値)を大きく下回る、強い下降波になるでしょう。
なお、以下の代替カウントも現行カウントと同列に捉えています。
(オルタナティブカウント、Alt)
27,176から第5波による上昇であり、それは30,195を以て完了した可能性があります。
第5波は6月高値を上回ることができず、トランケーション[truncation/切り捨て、短縮]になりました。
トランケーションは、6月から7月までのナスダック100の下げが大き過ぎたことに起因しています。潜在的な下落圧力が非常に強いために、高値更新に必要とされる第5波の出力が不足したと考えられます。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
日米実質金利差から導かれる米ドル/円の水準は、現在1ドル=141円程度です。日本円は1年以上も、金利差からの妥当な水準より、極端に過小評価された状態に置かれています。
購買力平価からの妥当な円相場はOECD算出のGDPベースで1ドル=97円~103円です。長期的にも日本円は著しく過小評価されています。
163.944円(7/23)を以て、通算5年間のⓎ波[(A)-(B)-(C)]による円安はすべて完了したと思われます。
この見方によると、この先は数年間にわたり円高になるでしょう。上記のように、長らく日本円はその実力に比べ過小評価されてきましたが、今後は実力に見合った適正な水準が模索されていくと思われます。
7月末実施の15年ぶり日米協調介入(円安阻止の目的では28年ぶり)は、163-165円の「ベッセント・シーリング」を築きました。
今回の介入目的は過剰な円安を阻止することであり、円高トレンドへの転換を狙ってはいないでしょうが、円安の限界点(160円台前半)が明示されたことの自然な成り行きとして、(最初は徐々に)円高志向を強めることになるでしょう。
筆者は今後数年内に、1ドル=120円-125円を付けてもおかしくない、とみています。それは歴史的なレンジ[80円-160円]の中値に相当し、かつて「黒田シーリング」と言われた水準でもあります。

【日足 エリオット波動分析】
ドル/円の歴史を振り返ると、大きなトレンドが変わるときの最初のきっかけのほとんどは、為替介入それも協調介入でした(85年9月のプラザ合意など)。7月末の日米協調介入のインパクトは極めて大きいといえましょう。
163.944円(7/23)→155.156円(8/3)の円高はマイナー級の第1波であり、その後足元までの円安は第2波と読めます。それはヘッド・アンド・ショルダーズの右肩トップを作る過程でもあります。
第2波は159.747円(8/18)で終わった可能性があり、そうであれば、マイナー第3波による強い円高トレンドが発生することになります。この場合、ネックラインの155円突破を試す局面を近々迎えるでしょう。
ネックライン割れ以降、米ドル/円は145-146円を目指す展開になるでしょう。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[141.177円]です。

円売り持ちは3週ぶり拡大 (2026年8月18日時点)
IMM通貨先物市場での投機筋(非商業部門)の円売り持ち高は、前週の33.0億ドルから41.59億ドルへ3週ぶりに拡大しました。

[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
22年9月高値からのドル安Ⓑ波は、「トリプル・ジグザグ(W)-(X)-(Y)-(X)-(Z)」のコースを辿っています。長期タームの見通しは引き続きドル安です。
今年1月安値からのⒷ波-(X)波による戻りは、101.800(6/24)で完成したとみられ、そうであれば、持続的なドル安トレンドが再開した可能性があります。
投機筋によるドル買いの極端な多さは続いており、ドル安の見方を裏付けているように思われます。
8月20日には一時98.557までドル安が進みました。7カ月間のサポートラインを明確に下回っており、この先にドル安基調が一段と強まる可能性は高いでしょう。

投機筋のドル合成ポジション買い持ち高は3週連続で縮小
投機筋によるドル合成ポジション買い持ち枚数は、8月18日時点で34万9325枚と、前週の35万9276枚から縮小しました。縮小は3週連続です。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
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