エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※8月7日更新
2026/08/07 09:59
宮田レポート(短期アップデート) 2600807_miyata.pdf
[日経平均・TOPIX]
【当面の想定レンジ】 (日経平均) 49,500~70,000円
(TOPIX) 3400~4180
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,000~54,750ドル
(S&P500) 6300~7800
[ナスダック100]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~30,800
(ナスダック総合) 20,700~27,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~162.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 98.000~102.720
(次回号は8月14日(金)のリリース予定です)
[日経平均・TOPIX]

【週足 エリオット波動分析】
72,831円(6/22)はプライマリー第➂波の天井であり、そこからプライマリー第➃波の弱気相場が進行中とみられます。
3月末(50,558円)以来の現行週次サイクルは、弱気相場に特有の「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になる公算が大きい(つまり上昇期間よりも下げ期間が長くなります)。今サイクルの上昇期間はフィボナッチ13週(両端入れ)の長さでした。サイクル全体が37週~53週(※1)ということから、6月22日(サイクルトップ)からの通算下げ期間は、24週~40週(5カ月~8カ月)と推定されます。
換言すると、日経平均は今年11月~来年3月まで下値模索の展開が続くと予想されます。7月29日に一時60,448円まで下げ、高値からの下げ率は17%に広がりました。これは25年4月以降で最大の調整です(※2)
通常「レフト・トランスレーション」のパターンは、サイクル終点安値はサイクル始点安値を下回ります。つまり、少なくとも50,558円を下回らないことには現行サイクルは終わらないでしょう。
(※1)週次サイクル期間(2020年以降の補正後)は45週±8週(37週~53週)。
(※2)サイクルの高値から安値まで、下げ率は10%~26%(平均17%)。

[TOPIX]
日経平均の軟調さに比べ、TOPIXは対照的に強い展開を維持しています。それは今なお最高値圏に踏みとどまっています。
TOPIXには引き続き、高値更新の可能性が残されているように思われます。
もっとも、プライマリー➃波入りは遠い話ではありません。3859(7/17安値)を割るとプライマリー➃波入りの合図となります。
プライマリー➃波の調整規模は、プライマリー第➁波(2018年1月~20年3月)の下げ率(37.2%)と同等か、それ以上の大きさになると思われます。それでも予想される日経平均の下落スケールよりは、浅めといえるかもしれません。
8月もTOPIX優位が続くかといえば、それは微妙かもしれません。
7月末の日米協調による円買い介入は、久しぶりに株式市場に「円高リスク」を思い起こさせ、従来の円安を当然とする楽観ムードに水を差しました。
この先、例えば1ドル=155円割れが常態化するようだと輸出企業の業績悪化を考慮する必要があり、TOPIXも影響を受けるはずです。

[日経平均]
今回より、従来の波動カウントに若干の変更を加えます。
62,704円(7/17安値)を起点とするマイニュート級のマルii波は継続していました。それは今では「ランニング・フラット」(a)-(b)-(c)のパターンを鮮明にしています。
60,448円からの上昇はマルii波における(c)波に当たり、その完成を以てマルii波全体が完成します。
(c)波の長さは、(a)波と等倍~1.236倍と想定され、これによると(c)波の終点は[65,336円~66,489円]と思われます。8月5日の高値66,302円は、想定レンジを満たしています。
8月4日-5日のマドを埋めると─64,240円でマド埋めです─マルiii波による下落が始まったことを示唆します。このマルiii波の下げ幅は、マルi波の下げと等倍~1.618倍がノーマル。よってマルiii波は、およそ1万円~1万6000円幅の下げに発展すると見込まれます。
[予想PER別の日経平均水準]
8月6日の日経平均予想PERは17.30倍、予想EPSは3796円。過去最高の予想EPSは3922円(6/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (7月31日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ30日足 エリオット波動分析】
8月4日はギャップアップとなり、7月7日高値(53,289ドル)を上回りました。翌5日には一時は高値54,744ドルを付けましたが、その後は利食い売りに押されました。なおこの日のローソク足に出現した、上ヒゲ長い「流星」は、短期的なピークアウトを暗示しています。
ダウ30は高値を更新しましたが、それは新しい上昇トレンドの始まりを意味するわけではありません。
ダウ輸送株平均の弱含みは続いており(チャート参照)、ダウ30との弱気パターン「未確認」は弱気相場の接近を示唆しています。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
8月4日に最高値を更新し、翌5日には一時7793とさらに上昇しましたが、終値はマイナスでした。
6月から2カ月近くにわたる「トライアングル」は、マイナー級の第4波に当たります。この基本的に横ばいのパターンから上放れる波は、マイナー第5波に相当します。それは25年4月からの一連のマイナーウェーブにとって「最後の上昇」であり、その完成を以てS&P500は強気相場のすべてを完成します。

SOX指数
7月29日安値は10,445です。これは、三尊パターンからの垂直計算から導かれる下値メド[9300-9500]には届いていません。
ダウ30とS&P500は直近で高値を更新しましたが、SOX指数の潜在的弱さは、米株相場全体に深い影を落としています。

Bloombergマグニフィセント7インデックス
マグ7は5月14日に最高値を付け、他の主要指数より先行して高値を付けています。これは重要な天井パターン(未確認)です。
8月5日は一時2カ月ぶり高値を付けましたが、上昇を維持することはできませんでした。
6月下旬からのa-b-cパターンによるリバウンド・第2波は完成した可能性があります。そうだとすると、第3波の強力な下げが始まります。
[ダウ輸送株平均]

[ナスダック100]

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
28,196(6/9安値)からのマルii波は、「ランニング・フラット」(a)-(b)-(c)を描いています。
27,176(7/29安値)からの上昇は、マルii波中(c)波に当たりパターンを完成させます。
8月5日高値(29,946)は6月高値からの下げ0.764リトレースメントに一致し、マルii波完成の条件をクリアしています。
マルii波完成後はマルiii波による下げに移りますが、それは27,176を大きく下回るものになるでしょう。現時点で算出されるマルiii波ターゲットは[26,250-25,796]です。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
日米実質金利差から導かれる米ドル/円の水準は、現在1ドル=141円程度です。日本円は1年以上も、金利差からの妥当な水準より極端に過小評価された状態です。
購買力平価からの妥当な円相場はOECD算出のGDPベースで1ドル=97円~103円です。長期的にも日本円は著しく過小評価されています。
163.944円(7/23)を以て、通算5年間のⓎ波[(A)-(B)-(C)]による円安はすべて完了したと思われます。
この見方によると、この先は数年間にわたり円高になるでしょう。上記のように、長らく日本円はその実力に比べ過小評価されてきましたが、今後は実力に見合った適正な水準が模索されていくと思われます。
7月末実施の15年ぶり日米協調介入(円安阻止の目的では28年ぶり)は、163-165円の「ベッセント・シーリング」を築きました。
今回の介入目的は過剰な円安を阻止することであり、円高トレンドへの転換を狙ったものではないでしょう。しかし円安の限界レベルがはっきり示されることの帰結として、これまで膨大に膨らんだ「円売り」を買い戻す大きなきっかけを与えるでしょう。

【日足 エリオット波動分析】
ドル/円の歴史を振り返ると、大きなトレンドが変わるときの最初のきっかけのほとんどは、為替介入それも協調介入でした(85年9月のプラザ合意など)。7月末の日米協調介入のインパクトは極めて大きいといえましょう。
8月3日は一時155円台前半まで円高が進みましたが、レッサー・ディグリー第4波・154.983円の手前から徐々に円安となっています。7日には158円半ばを付けていますが、7月からの円高の0.382リトレースメント[158.513円]で戻りが完成するかを見てみましょう。
ドル/円の上昇には自ずと限界があり、基本的に円高が継続する可能性は高いといえます。155円突破は近いでしょう。
8月中に150円水準を試す展開も十分にあり得ます。

金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[141.870円]です。

円売り持ち高が2年ぶり高水準に拡大 (2026年7月28日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ち高は、前週の116.50億ドルから129.77億ドルへ2週続けて拡大しました。これは2024年7月以来の高水準です。

円売り枚数は再拡大
7月28日時点の投機筋の円売り持ち枚数は26万4683枚でした。4週続けて拡大し、過去最高(26万7507枚)に近づきました。
[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
22年9月高値からのドル安Ⓑ波は、「トリプル・ジグザグ(W)-(X)-(Y)-(X)-(Z)」のコースを辿っているとみられます。長期タームの見通しは引き続きドル安です。
今年1月安値からのドル高は、Ⓑ波中の(X)波であり、それが終わると、次は3番目のジグザグ(Z)波が展開されていく、と思われます。
6月24日の高値(101.800)は、ターゲット[101.138-102.717]内で付けました。(X)波が終了したという見方が正しければ、この先も持続的なドル安になるでしょう。投機筋によるドル買いの極端な多さは、筆者の見方を裏付けているように思われます。

投機筋のドル合成ポジション買い持ち高は2週続けて過去最大を更新
投機筋によるドル合成ポジション買い持ち枚数は、7月28日時点で52万5546枚へ拡大し、前週の47万3669枚を大きく更新。2週続けて過去最大になりました。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
[日経平均・TOPIX]
【当面の想定レンジ】 (日経平均) 49,500~70,000円
(TOPIX) 3400~4180
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,000~54,750ドル
(S&P500) 6300~7800
[ナスダック100]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~30,800
(ナスダック総合) 20,700~27,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~162.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 98.000~102.720
(次回号は8月14日(金)のリリース予定です)
[日経平均・TOPIX]

【週足 エリオット波動分析】
72,831円(6/22)はプライマリー第➂波の天井であり、そこからプライマリー第➃波の弱気相場が進行中とみられます。
3月末(50,558円)以来の現行週次サイクルは、弱気相場に特有の「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になる公算が大きい(つまり上昇期間よりも下げ期間が長くなります)。今サイクルの上昇期間はフィボナッチ13週(両端入れ)の長さでした。サイクル全体が37週~53週(※1)ということから、6月22日(サイクルトップ)からの通算下げ期間は、24週~40週(5カ月~8カ月)と推定されます。
換言すると、日経平均は今年11月~来年3月まで下値模索の展開が続くと予想されます。7月29日に一時60,448円まで下げ、高値からの下げ率は17%に広がりました。これは25年4月以降で最大の調整です(※2)
通常「レフト・トランスレーション」のパターンは、サイクル終点安値はサイクル始点安値を下回ります。つまり、少なくとも50,558円を下回らないことには現行サイクルは終わらないでしょう。
(※1)週次サイクル期間(2020年以降の補正後)は45週±8週(37週~53週)。
(※2)サイクルの高値から安値まで、下げ率は10%~26%(平均17%)。

[TOPIX]
日経平均の軟調さに比べ、TOPIXは対照的に強い展開を維持しています。それは今なお最高値圏に踏みとどまっています。
TOPIXには引き続き、高値更新の可能性が残されているように思われます。
もっとも、プライマリー➃波入りは遠い話ではありません。3859(7/17安値)を割るとプライマリー➃波入りの合図となります。
プライマリー➃波の調整規模は、プライマリー第➁波(2018年1月~20年3月)の下げ率(37.2%)と同等か、それ以上の大きさになると思われます。それでも予想される日経平均の下落スケールよりは、浅めといえるかもしれません。
8月もTOPIX優位が続くかといえば、それは微妙かもしれません。
7月末の日米協調による円買い介入は、久しぶりに株式市場に「円高リスク」を思い起こさせ、従来の円安を当然とする楽観ムードに水を差しました。
この先、例えば1ドル=155円割れが常態化するようだと輸出企業の業績悪化を考慮する必要があり、TOPIXも影響を受けるはずです。

[日経平均]
今回より、従来の波動カウントに若干の変更を加えます。
62,704円(7/17安値)を起点とするマイニュート級のマルii波は継続していました。それは今では「ランニング・フラット」(a)-(b)-(c)のパターンを鮮明にしています。
60,448円からの上昇はマルii波における(c)波に当たり、その完成を以てマルii波全体が完成します。
(c)波の長さは、(a)波と等倍~1.236倍と想定され、これによると(c)波の終点は[65,336円~66,489円]と思われます。8月5日の高値66,302円は、想定レンジを満たしています。
8月4日-5日のマドを埋めると─64,240円でマド埋めです─マルiii波による下落が始まったことを示唆します。このマルiii波の下げ幅は、マルi波の下げと等倍~1.618倍がノーマル。よってマルiii波は、およそ1万円~1万6000円幅の下げに発展すると見込まれます。
[予想PER別の日経平均水準]
8月6日の日経平均予想PERは17.30倍、予想EPSは3796円。過去最高の予想EPSは3922円(6/25)です。

[裁定買い残と信用買い残] (7月31日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ30日足 エリオット波動分析】
8月4日はギャップアップとなり、7月7日高値(53,289ドル)を上回りました。翌5日には一時は高値54,744ドルを付けましたが、その後は利食い売りに押されました。なおこの日のローソク足に出現した、上ヒゲ長い「流星」は、短期的なピークアウトを暗示しています。
ダウ30は高値を更新しましたが、それは新しい上昇トレンドの始まりを意味するわけではありません。
ダウ輸送株平均の弱含みは続いており(チャート参照)、ダウ30との弱気パターン「未確認」は弱気相場の接近を示唆しています。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
8月4日に最高値を更新し、翌5日には一時7793とさらに上昇しましたが、終値はマイナスでした。
6月から2カ月近くにわたる「トライアングル」は、マイナー級の第4波に当たります。この基本的に横ばいのパターンから上放れる波は、マイナー第5波に相当します。それは25年4月からの一連のマイナーウェーブにとって「最後の上昇」であり、その完成を以てS&P500は強気相場のすべてを完成します。

SOX指数
7月29日安値は10,445です。これは、三尊パターンからの垂直計算から導かれる下値メド[9300-9500]には届いていません。
ダウ30とS&P500は直近で高値を更新しましたが、SOX指数の潜在的弱さは、米株相場全体に深い影を落としています。

Bloombergマグニフィセント7インデックス
マグ7は5月14日に最高値を付け、他の主要指数より先行して高値を付けています。これは重要な天井パターン(未確認)です。
8月5日は一時2カ月ぶり高値を付けましたが、上昇を維持することはできませんでした。
6月下旬からのa-b-cパターンによるリバウンド・第2波は完成した可能性があります。そうだとすると、第3波の強力な下げが始まります。
[ダウ輸送株平均]

[ナスダック100]

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
28,196(6/9安値)からのマルii波は、「ランニング・フラット」(a)-(b)-(c)を描いています。
27,176(7/29安値)からの上昇は、マルii波中(c)波に当たりパターンを完成させます。
8月5日高値(29,946)は6月高値からの下げ0.764リトレースメントに一致し、マルii波完成の条件をクリアしています。
マルii波完成後はマルiii波による下げに移りますが、それは27,176を大きく下回るものになるでしょう。現時点で算出されるマルiii波ターゲットは[26,250-25,796]です。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
日米実質金利差から導かれる米ドル/円の水準は、現在1ドル=141円程度です。日本円は1年以上も、金利差からの妥当な水準より極端に過小評価された状態です。
購買力平価からの妥当な円相場はOECD算出のGDPベースで1ドル=97円~103円です。長期的にも日本円は著しく過小評価されています。
163.944円(7/23)を以て、通算5年間のⓎ波[(A)-(B)-(C)]による円安はすべて完了したと思われます。
この見方によると、この先は数年間にわたり円高になるでしょう。上記のように、長らく日本円はその実力に比べ過小評価されてきましたが、今後は実力に見合った適正な水準が模索されていくと思われます。
7月末実施の15年ぶり日米協調介入(円安阻止の目的では28年ぶり)は、163-165円の「ベッセント・シーリング」を築きました。
今回の介入目的は過剰な円安を阻止することであり、円高トレンドへの転換を狙ったものではないでしょう。しかし円安の限界レベルがはっきり示されることの帰結として、これまで膨大に膨らんだ「円売り」を買い戻す大きなきっかけを与えるでしょう。

【日足 エリオット波動分析】
ドル/円の歴史を振り返ると、大きなトレンドが変わるときの最初のきっかけのほとんどは、為替介入それも協調介入でした(85年9月のプラザ合意など)。7月末の日米協調介入のインパクトは極めて大きいといえましょう。
8月3日は一時155円台前半まで円高が進みましたが、レッサー・ディグリー第4波・154.983円の手前から徐々に円安となっています。7日には158円半ばを付けていますが、7月からの円高の0.382リトレースメント[158.513円]で戻りが完成するかを見てみましょう。
ドル/円の上昇には自ずと限界があり、基本的に円高が継続する可能性は高いといえます。155円突破は近いでしょう。
8月中に150円水準を試す展開も十分にあり得ます。

金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[141.870円]です。

円売り持ち高が2年ぶり高水準に拡大 (2026年7月28日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ち高は、前週の116.50億ドルから129.77億ドルへ2週続けて拡大しました。これは2024年7月以来の高水準です。

円売り枚数は再拡大
7月28日時点の投機筋の円売り持ち枚数は26万4683枚でした。4週続けて拡大し、過去最高(26万7507枚)に近づきました。
[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】
22年9月高値からのドル安Ⓑ波は、「トリプル・ジグザグ(W)-(X)-(Y)-(X)-(Z)」のコースを辿っているとみられます。長期タームの見通しは引き続きドル安です。
今年1月安値からのドル高は、Ⓑ波中の(X)波であり、それが終わると、次は3番目のジグザグ(Z)波が展開されていく、と思われます。
6月24日の高値(101.800)は、ターゲット[101.138-102.717]内で付けました。(X)波が終了したという見方が正しければ、この先も持続的なドル安になるでしょう。投機筋によるドル買いの極端な多さは、筆者の見方を裏付けているように思われます。

投機筋のドル合成ポジション買い持ち高は2週続けて過去最大を更新
投機筋によるドル合成ポジション買い持ち枚数は、7月28日時点で52万5546枚へ拡大し、前週の47万3669枚を大きく更新。2週続けて過去最大になりました。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。
