エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※7月3日更新
2026/07/03 11:05
宮田レポート(短期アップデート) 260703_miyata.pdf
[日経平均・TOPIX]
【当面の想定レンジ】 (日経平均) 50,500~73,000円
(TOPIX) 3400~4050
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,000~53,300ドル
(S&P500) 6300~7700
[ナスダック100]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~30,800
(ナスダック総合) 20,700~27,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~164.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 98.000~102.720
[日経平均・TOPIX]

【週足 エリオット波動分析】
日米の株式市場には、17年前後の長期転換サイクルがしばしば観測されます。筆者は26年6月に17年サイクル高値を付けた可能性に注目しています。26年6月は、08年10月大底から212カ月(17年8カ月)、09年3月二番底から207カ月(17年3月)経過のタイミングです。
日経平均プライマリー第➂波の天井が6月22日の72,831円だったとすると、この先は大きな調整に発展する可能性が高いでしょう。
現行の週次サイクルは、弱気型「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になるでしょう。
上りのサイクルが13週なら、下りのサイクルは30週(6カ月)程度でしょう(※)。ここからすると今年の11月~12月にサイクル安値を付けると思われます。
(※)週次サイクル期間(2020年以降の補正後)は45週±8週(37週~53週)。サイクルの高値から安値まで、下げ率は10%~26%(平均17%)。

[TOPIX]
3月安値からの第5波「エンディング・ダイアゴナル」は天井パターンです。ダイアゴナルから下放れた市場価格は、パターン開始水準まで速やかに下落することが通常です。
エンディング・ダイアゴナルが4103(6/22高値)で完成したとすれば、プライマリー➃波の調整が始まったことになります。3766を割ると、まずは3447(ダイアゴナル始点)に向けた急落が続くでしょう。
プライマリー➃波の調整規模は、プライマリー➀波(2018年1月~20年3月)の下げ率(37.2%)と同等か、それ以上の大きさになると思われます。
信用買い残が初の7兆円台に
個人のレバレッジ買いが膨らんでいます。6月26日申し込み時点で、信用買い残は7兆167億円と史上初めて7兆円台に乗せました。
信用買いは、AI・半導体関連株、主力ハイテク株・大型株、メガバンクなどに集中しています。現在のように信用買いが歴史的な高水準にあることは、それだけ将来の売り圧力が蓄積されている、ということでもあります。市場の先行きに不安が広がってくると、利食い売り・損切り売りなどが相次ぎ、指数が大きく押し下げられる展開がありそうです。

[日経平均]
72,831円(6/22)からの第(ⅰ)波は68,461円(6/24)で完了しました。そして、そこからの第(ⅱ)波「フラット」は71,962円で完成したようです。
この見方によると、71,962円から第(ⅲ)波の下落がスタートしていることになります。そうであれば、来週の日経平均は下げ足を強める可能性があります。
第(ⅰ)波が4370円幅下げたことから、第(ⅲ)波の下げ幅は第(ⅰ)波の1.618~2倍(7070円~8740円)となるのがノーマルです。ここから求められる第(ⅲ)波ターゲットは[64,892円~63,222円]です。
韓国株は波乱要因に
日経平均は韓国KOSPI指数との相関をより強めています。KOSPI指数はおよそ840銘柄で構成されていますが、その内のたった2銘柄(SKハイニクスとサムスン電子)の動向に、多くの日本の市場参加者が神経を尖らせています。
これら2銘柄は、6月高値から直近まで既に25%下げ、定義上の「弱気相場」に入っています。韓国市場の売買の中心は個人投資家ですが、現在個人のレバレッジ買いが過去最大に膨らんでいます。今後想定されるのは強制的な清算売りですが、それは指数の下げを増幅し、いきおい日経平均への影響も小さくないでしょう。
[連動する日経平均と韓国KOSPI指数]

[予想PER別の日経平均水準]
7月2日の日経平均予想PERは18.18倍、予想EPSは3780円でした。過去最高は3922円(6/25)です。ちなみに2011年以降の15年間で、日経平均の予想EPSは大きく増加していますが、その約80%は「円安効果」で説明がつきます。

[裁定買い残と信用倍率] (6月26日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ30日足 エリオット波動分析】
7月2日には一時52903ドルまで上昇、またも最高値を更新しました。ただS&P500の高値は6月2日に付けたままであり、両者間の「未確認」天井パターンは継続しています。
3月からの上昇C波は、マルi波~マルv波から成る「拡大ウェッジ」を形成しているとみられます。
足元はマルv波がいつ完成するかの秒読みにあると思われます。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
6月2日高値の7620は、A波とC波が黄金比になる水準[7605]を満たすものであり、ピークアウトとなっておかしくありません。
7237(6/9安値)からの上昇がリバウンドであれば、目先的にもマルiii波の下落がスタートするはずです。7237割れでマルiii波入りが濃厚です
。
一方、7620を上回る動きとなれば、3月末からの上昇は継続していることになります。

SOX指数
6月22日のローソク足「カラカサ」は天井パターンです。この出現機会は多くありませんが、それが6月は2回もみられたのは非常に珍しいといえます。
最初の「カラカサ」は6月3日に現れ、その後5日間で約16%下げる動きを先導しました。
2回目の今回はどうかといえば、6月22日高値から7月2日の安値まで15.5%下げ、第1回目にほぼ並びました。
なお7月2日の大幅安によって、チャートは3月末からのサポートラインを明確に下回っています。このことは、来週以降もSOX指数の調整継続を予感させるものです。
Bloombergマグニフィセント7インデックス
この指数は5月14日に最高値を付けました。マグ7は他の主要指数より先行して高値を付けており、これは重要な天井パターン(未確認)です。
5月14日の高値から6月26日安値まで5波動構成(インパルス・パターン)で通算14.5%下げました。その後の上昇はリバウンドという位置付けとなり、この見方が正しければ、まもなく次の下落インパルス波が始まるでしょう。そして次のインパルス波の下げは、最初の14.5%下げを優に超えるものになるでしょう。

[ダウ輸送株平均]

[ナスダック100]

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
28,196(6/10安値)と30,642(6/22高値)でダブル・トップを完成し、足元はマルiii波の下落が展開中とみられます。足元、マルiii波の第(ⅲ)波の急落場面に入ったかもしれません。そうであれば、近いうち6月10日の安値(28,196)は大きく破られることでしょう。
一方、高値を更新する場合は別の波動カウントが必要になります。

米10年長期金利
23年10月(5.0187%) からのⒷ波「トライアングル」中、今年5月19日(4.6853%)からは最終E波に相当します。
このE波は4.3%~4.1%へ低下し、それを以てⒷ波は完成するとみています。6月30日の4.3587%をE波終点と断定するのは尚早ですが、可能性はあるでしょう。4.6853%を超えると、Ⓒ波の金利上昇スタートが確認できます。このⒸ波は23年10月のⒶ波トップ=5.0187%を大きく上回る展開が想定されます。
なおこの見方において、3.9223%を下回ることはありません。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
以下のように二通りの有力波動カウントが存在します。いずれも米ドル/円(以下ドル/円)上昇の終焉が近いことと、円高スタートを暗示するものです。
[波動カウント1]
22年10月からの(B)波「トライアングル」を完成後、25年4月からは(C)波の上昇にあります。(C)波完成を以て2011年来のダブル・ジグザグ(Ⓦ-Ⓧ-Ⓨ)は完成し、その後は、大きな下落(ドル安・円高)を迎えることになります。
[波動カウント2]
21年からのⓎ波は、波動間の重なりが目立つ(A)-(B)-(C)-(D)-(E)のウェッジ・パターンを描いています。足元は(E)波の上昇にあり、それはいつ終わってもおかしくありません。
日米実質金利差から導かれる米ドル/円(以下、ドル/円)の水準は、現在1ドル=140円-141円です。日本円は金利差からの妥当な水準より極端な過小評価にあり、それは1年以上に渡り続いています。
「円安バブル」がひとたび終われば、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が始まることになるでしょう。

【日足 エリオット波動分析】
25年4月(139.877円)からの上昇(C)波は、(C)波は5つの波(1~5)で構成されます。154.983円(5/6)からは第5波目に当たります。
7月1日に162.794円を付けた直後、円高へ振れています。例年7月は円高傾向が高く(7月円高アノマリー)、基調転換なのかに注目です。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[140.832円]です。

円売り持ち高が7週ぶりに縮小 (2026年6月23日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ち高は、前週の117億ドルから113億ドルへ7週ぶりに縮小しました。

円売り枚数は過去最大レベル
投機筋の円売り持ち枚数は過去最大水準にあり、円高へのマグマは溜まっています。

[ドルインデックス(ドル指数)]



【エリオット波動分析】
22年9月高値からのドル安Ⓑ波は、「トリプル・ジグザグ(W)-(X)-(Y)-(X)-(Z)」のコースを辿っているとみられます。
今年1月安値からのドル高は、Ⓑ波中の(X)波であり、それが終わると、次は3番目のジグザグ(Z)波が展開されていく、と思われます。
6月24日には一時101.800まで上昇(1年1カ月ぶりドル高)し、ターゲットの[101.138-102.717]の中に入りました。
投機筋によるドル買い持ちは25年1月と並ぶ規模に膨らんでおり、これはドル安への燃料となります。例年7月はドル安になる傾向が強いことが知られています。今年前半のドル高の終了、ドル安への転換が、いよいよ近いかもしれません。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
[日経平均・TOPIX]
【当面の想定レンジ】 (日経平均) 50,500~73,000円
(TOPIX) 3400~4050
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 45,000~53,300ドル
(S&P500) 6300~7700
[ナスダック100]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~30,800
(ナスダック総合) 20,700~27,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~164.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 98.000~102.720
[日経平均・TOPIX]

【週足 エリオット波動分析】
日米の株式市場には、17年前後の長期転換サイクルがしばしば観測されます。筆者は26年6月に17年サイクル高値を付けた可能性に注目しています。26年6月は、08年10月大底から212カ月(17年8カ月)、09年3月二番底から207カ月(17年3月)経過のタイミングです。
日経平均プライマリー第➂波の天井が6月22日の72,831円だったとすると、この先は大きな調整に発展する可能性が高いでしょう。
現行の週次サイクルは、弱気型「レフト・トランスレーション(右肩下がり)」になるでしょう。
上りのサイクルが13週なら、下りのサイクルは30週(6カ月)程度でしょう(※)。ここからすると今年の11月~12月にサイクル安値を付けると思われます。
(※)週次サイクル期間(2020年以降の補正後)は45週±8週(37週~53週)。サイクルの高値から安値まで、下げ率は10%~26%(平均17%)。

[TOPIX]
3月安値からの第5波「エンディング・ダイアゴナル」は天井パターンです。ダイアゴナルから下放れた市場価格は、パターン開始水準まで速やかに下落することが通常です。
エンディング・ダイアゴナルが4103(6/22高値)で完成したとすれば、プライマリー➃波の調整が始まったことになります。3766を割ると、まずは3447(ダイアゴナル始点)に向けた急落が続くでしょう。
プライマリー➃波の調整規模は、プライマリー➀波(2018年1月~20年3月)の下げ率(37.2%)と同等か、それ以上の大きさになると思われます。
信用買い残が初の7兆円台に
個人のレバレッジ買いが膨らんでいます。6月26日申し込み時点で、信用買い残は7兆167億円と史上初めて7兆円台に乗せました。
信用買いは、AI・半導体関連株、主力ハイテク株・大型株、メガバンクなどに集中しています。現在のように信用買いが歴史的な高水準にあることは、それだけ将来の売り圧力が蓄積されている、ということでもあります。市場の先行きに不安が広がってくると、利食い売り・損切り売りなどが相次ぎ、指数が大きく押し下げられる展開がありそうです。

[日経平均]
72,831円(6/22)からの第(ⅰ)波は68,461円(6/24)で完了しました。そして、そこからの第(ⅱ)波「フラット」は71,962円で完成したようです。
この見方によると、71,962円から第(ⅲ)波の下落がスタートしていることになります。そうであれば、来週の日経平均は下げ足を強める可能性があります。
第(ⅰ)波が4370円幅下げたことから、第(ⅲ)波の下げ幅は第(ⅰ)波の1.618~2倍(7070円~8740円)となるのがノーマルです。ここから求められる第(ⅲ)波ターゲットは[64,892円~63,222円]です。
韓国株は波乱要因に
日経平均は韓国KOSPI指数との相関をより強めています。KOSPI指数はおよそ840銘柄で構成されていますが、その内のたった2銘柄(SKハイニクスとサムスン電子)の動向に、多くの日本の市場参加者が神経を尖らせています。
これら2銘柄は、6月高値から直近まで既に25%下げ、定義上の「弱気相場」に入っています。韓国市場の売買の中心は個人投資家ですが、現在個人のレバレッジ買いが過去最大に膨らんでいます。今後想定されるのは強制的な清算売りですが、それは指数の下げを増幅し、いきおい日経平均への影響も小さくないでしょう。
[連動する日経平均と韓国KOSPI指数]

[予想PER別の日経平均水準]
7月2日の日経平均予想PERは18.18倍、予想EPSは3780円でした。過去最高は3922円(6/25)です。ちなみに2011年以降の15年間で、日経平均の予想EPSは大きく増加していますが、その約80%は「円安効果」で説明がつきます。

[裁定買い残と信用倍率] (6月26日時点)

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ30日足 エリオット波動分析】
7月2日には一時52903ドルまで上昇、またも最高値を更新しました。ただS&P500の高値は6月2日に付けたままであり、両者間の「未確認」天井パターンは継続しています。
3月からの上昇C波は、マルi波~マルv波から成る「拡大ウェッジ」を形成しているとみられます。
足元はマルv波がいつ完成するかの秒読みにあると思われます。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
6月2日高値の7620は、A波とC波が黄金比になる水準[7605]を満たすものであり、ピークアウトとなっておかしくありません。
7237(6/9安値)からの上昇がリバウンドであれば、目先的にもマルiii波の下落がスタートするはずです。7237割れでマルiii波入りが濃厚です
。
一方、7620を上回る動きとなれば、3月末からの上昇は継続していることになります。

SOX指数
6月22日のローソク足「カラカサ」は天井パターンです。この出現機会は多くありませんが、それが6月は2回もみられたのは非常に珍しいといえます。
最初の「カラカサ」は6月3日に現れ、その後5日間で約16%下げる動きを先導しました。
2回目の今回はどうかといえば、6月22日高値から7月2日の安値まで15.5%下げ、第1回目にほぼ並びました。
なお7月2日の大幅安によって、チャートは3月末からのサポートラインを明確に下回っています。このことは、来週以降もSOX指数の調整継続を予感させるものです。
Bloombergマグニフィセント7インデックス
この指数は5月14日に最高値を付けました。マグ7は他の主要指数より先行して高値を付けており、これは重要な天井パターン(未確認)です。
5月14日の高値から6月26日安値まで5波動構成(インパルス・パターン)で通算14.5%下げました。その後の上昇はリバウンドという位置付けとなり、この見方が正しければ、まもなく次の下落インパルス波が始まるでしょう。そして次のインパルス波の下げは、最初の14.5%下げを優に超えるものになるでしょう。

[ダウ輸送株平均]

[ナスダック100]

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
28,196(6/10安値)と30,642(6/22高値)でダブル・トップを完成し、足元はマルiii波の下落が展開中とみられます。足元、マルiii波の第(ⅲ)波の急落場面に入ったかもしれません。そうであれば、近いうち6月10日の安値(28,196)は大きく破られることでしょう。
一方、高値を更新する場合は別の波動カウントが必要になります。

米10年長期金利
23年10月(5.0187%) からのⒷ波「トライアングル」中、今年5月19日(4.6853%)からは最終E波に相当します。
このE波は4.3%~4.1%へ低下し、それを以てⒷ波は完成するとみています。6月30日の4.3587%をE波終点と断定するのは尚早ですが、可能性はあるでしょう。4.6853%を超えると、Ⓒ波の金利上昇スタートが確認できます。このⒸ波は23年10月のⒶ波トップ=5.0187%を大きく上回る展開が想定されます。
なおこの見方において、3.9223%を下回ることはありません。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
以下のように二通りの有力波動カウントが存在します。いずれも米ドル/円(以下ドル/円)上昇の終焉が近いことと、円高スタートを暗示するものです。
[波動カウント1]
22年10月からの(B)波「トライアングル」を完成後、25年4月からは(C)波の上昇にあります。(C)波完成を以て2011年来のダブル・ジグザグ(Ⓦ-Ⓧ-Ⓨ)は完成し、その後は、大きな下落(ドル安・円高)を迎えることになります。
[波動カウント2]
21年からのⓎ波は、波動間の重なりが目立つ(A)-(B)-(C)-(D)-(E)のウェッジ・パターンを描いています。足元は(E)波の上昇にあり、それはいつ終わってもおかしくありません。
日米実質金利差から導かれる米ドル/円(以下、ドル/円)の水準は、現在1ドル=140円-141円です。日本円は金利差からの妥当な水準より極端な過小評価にあり、それは1年以上に渡り続いています。
「円安バブル」がひとたび終われば、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が始まることになるでしょう。

【日足 エリオット波動分析】
25年4月(139.877円)からの上昇(C)波は、(C)波は5つの波(1~5)で構成されます。154.983円(5/6)からは第5波目に当たります。
7月1日に162.794円を付けた直後、円高へ振れています。例年7月は円高傾向が高く(7月円高アノマリー)、基調転換なのかに注目です。
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[140.832円]です。

円売り持ち高が7週ぶりに縮小 (2026年6月23日時点)
IMM通貨先物市場において、投機筋(非商業部門)の円売り持ち高は、前週の117億ドルから113億ドルへ7週ぶりに縮小しました。

円売り枚数は過去最大レベル
投機筋の円売り持ち枚数は過去最大水準にあり、円高へのマグマは溜まっています。

[ドルインデックス(ドル指数)]



【エリオット波動分析】
22年9月高値からのドル安Ⓑ波は、「トリプル・ジグザグ(W)-(X)-(Y)-(X)-(Z)」のコースを辿っているとみられます。
今年1月安値からのドル高は、Ⓑ波中の(X)波であり、それが終わると、次は3番目のジグザグ(Z)波が展開されていく、と思われます。
6月24日には一時101.800まで上昇(1年1カ月ぶりドル高)し、ターゲットの[101.138-102.717]の中に入りました。
投機筋によるドル買い持ちは25年1月と並ぶ規模に膨らんでおり、これはドル安への燃料となります。例年7月はドル安になる傾向が強いことが知られています。今年前半のドル高の終了、ドル安への転換が、いよいよ近いかもしれません。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。
