CFD両建て・建玉整理
同じ商品の、売りポジションと買いポジションの両方を同時に保有することを「両建て」といいます。
マネースクエアCFDの「両建て」の特徴
「くりっく株365」の両建てについては、以下の特徴を持つ点で、一般の店頭CFDにおける両建てとは異なります。
- 両建ての際の買建玉と売建玉の同数量については証拠金が不要です。
- 建玉整理を使用すると、同数量の両建て解消時のスプレッドや取引手数料の二重負担を避けられます。
- 売り・買いのポジションに同一の配当相当額・金利相当額が適用されることから、両建てによる逆ざやが発生しません。
例:日経225リセット付証拠金取引の買いポジション5枚を保有している状態で、
「新規」の売り注文4枚が新たに約定した場合。
両建ての場合の必要証拠金額について
「両建て」をしている場合、売りポジションと買いポジションの枚数の差分についてのみ証拠金が必要となります。 上記の例の場合、買いポジション5枚のうち4枚は売りポジションと相殺され、差の買いポジション1枚分のみ証拠金が必要となります(買いと売りのポジション各4枚分についての証拠金は必要ありません)。
また、両建ての一方を通常決済する場合は、片建玉が増えるため、決済枚数に応じた必要証拠金額が新たに発生いたします(発注可能額が不足する場合は決済できません)。なお、建玉整理以外での両建ての解消は手数料を二重に負担することになり、経済合理性に欠けた取引となりますので十分ご注意ください。
- リセット日が異なる取引間での必要証拠金額の相殺・割引はできません。
- ポジションの評価は通常の建玉と同様に買建玉、売建玉がそれぞれ異なる価格で評価されます。一時的なスプレッドの拡大等により評価損が拡大することがあります。
建玉整理(特別約定)とは
マネースクエアCFDでは、同じ枚数の売りポジションと買いポジションを指定して相殺させることで、両建てを解消させることができます。これを「建玉整理(特別約定)」と言います。建玉整理申請は下記の点で、通常注文に対してメリットがあります。
建玉整理注文の特徴
- 決済手数料が「免除(無料)」
- スプレッド分の損失が発生しない
- 決済価格は実行時の仲値となります。
- 営業日午前8時30から取引終了10分前まで申請可能です。
- マネースクエアCFDアプリでは建玉整理申請が行えません。PC用取引ツールをご利用ください。
- リセットなし商品の上場廃止日、およびリセット付商品のリセット日における決済に建玉整理は適用されません。「両建て」をしている場合、取引最終日をご確認のうえ、事前に建玉整理申請をご利用ください。
例:売りと買いのポジション、それぞれ2枚を指定して建玉整理申請を行った場合。