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FOMCとBOC会合に市場が反応!?

2026/03/18 08:55

【ポイント】
・FOMCを受けて市場の金融政策見通しがどのように変化するか
・BOC(カナダ中銀)の金融政策スタンスに変化はみられるか

(欧米市場レビュー)

17日、欧米時間の外為市場では米ドルが軟調に推移。一時米ドル/円は158.712円、米ドル/シンガポールドルは1.27577シンガポールドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.15419ドル、英ポンド/米ドルは1.33591ドルへと上昇しました。日米欧などの中銀会合を控え、ポジション調整が中心とみられます。18日にはFRB(米連邦準備制度理事会)やBOC(カナダ中銀)、19日には日銀やECB(欧州中銀)、BOE(英中銀)、SNB(スイス中銀)、リクスバンク(スウェーデン中銀)がそれぞれ政策会合を開きます。

豪ドルは堅調。一時豪ドル/円は113.019円、豪ドル/米ドルは0.71143米ドル、豪ドル/NZドルは1.21478NZドルへと上昇しました。RBA(豪中銀)は政策会合を開き、0.25%の利上げを行うことを決定。政策金利を3.85%から4.10%へと引き上げました。利上げするとの決定は5対4の僅差で、4人は政策金利の据え置きを支持しました。ただ、ブロックRBA総裁は会合後の会見で、追加利上げが必要との認識で政策メンバー全員が一致し、票が割れたのはいつ利上げするかの違いだったことを明らかにしました。そのことが豪ドルの支援材料となりました。

※RBA会合について詳しくは、17日の『デイリーフラッシュ』[【PM】RBA総裁の会見を受けて豪ドル/NZドルが堅調]をご覧ください。

(本日の相場見通し)

本日はFOMC(米連邦公開市場委員会)BOC(カナダ中銀)の政策会合が開かれます。それらの結果に市場が反応しそうです。

<FOMC日本時間19日午前3時に結果判明、午前3時30分からパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が会見

FRBは25年9月・10月・12月の3会合連続でそれぞれ0.25%の利下げを実施。前回26年1月のFOMCでは政策金利を据え置きました。現在の政策金利は3.50~3.75%です。

市場では、政策金利は今回も据え置かれることが確実視されています。そのとおりの結果になれば、FOMCの声明パウエルFRB議長の会見、3カ月ごとのFOMC参加者による政策金利見通し(ドット・プロット)が相場材料になりそう。これらではFRBの先行きの金融政策についてどのようなヒントが示されるのかに注目です。

前回25年12月のドット・プロットでは、26年中に0.25%の利下げ127年中に同128年は据え置きというのが中央値でした。

※FOMCの注目点については、17日の『ファンダメ・ポイント』[米FOMCプレビューと召喚状問題]もご覧ください。

足もとの原油高を受け、市場ではFRBによる追加利下げ観測が後退。26年中の利下げは1回との見方が優勢となっており、利下げはないとの観測も浮上しています。

ドット・プロットやパウエル議長の会見によってFRBの追加利下げ観測が一段と後退した場合、米ドル/円や米ドル/カナダドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは軟調に推移しそう。米ドル/シンガポールドルは引き続き200日移動平均線(本日時点で1.28488シンガポールドル)が上値メドです。

<BOC会合>日本時間18日午後10時45分に結果判明、午後11時30分からマックレムBOC総裁が会見

BOCは25年10月に0.25%の利下げを実施した後、同12月・26年1月と2会合連続で政策金利を据え置きました。現在の政策金利は2.25%です。

市場では、政策金利は今回も据え置かれると予想されています。そのとおりの結果になれば、BOCの声明やマックレム総裁の会見が相場材料になりそうです。

マックレム総裁は前回1月の会合後の会見で「現在の政策金利(の水準)は引き続き適切」との認識を示しました。ただし、「不確実性が高まっており、我々はリスクを注視している」とし、「(経済や物価の)見通しが変化すれば、我々は対応する用意がある」とも述べました。足もとの原油高を受け、この姿勢が変化するのか注目されます。

市場では、BOCは少なくとも26年末まで政策金利を現行水準に据え置くとの見方が優勢。ただ、26年末までに利上げが行われるとの観測も一部にあります。声明や総裁会見によって先行きの利上げ観測が市場で高まる場合、カナダドルにとってプラスになりそうです。

※米ドル/カナダドルのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[ドルカナダ、BOC&FOMC会合が相場動意となりそう]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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