ノルウェーCPIは上振れ、利下げは・・・ナシ!?
2024/12/11 07:48
【ポイント】
・ノルウェーの11月CPI-ATEは前年比3.0%と上振れ
・ノルウェー中銀は25年3月に利下げ開始!?
・NOK/SEKは24年の変動レンジの中央近辺で推移
・注目は、19日スウェーデンとノルウェーの中銀会合
ノルウェーの11月CPIは、総合が前年比2.4%(2.6%)、CPI-ATE(税制改革の影響やエネルギー製品を除いた基礎)が3.0%(2.7%)と、いずれも市場予想のCPI 2.3%、CPI-ATE 2.8%を上回りました<( )内は前月実績>。

ノルウェーのCPIを受けて、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(以下、NOK/SEK)は上昇して、24年の変動レンジ0.94920Sクローナ~1.01390Sクローナの中央(0.98155Sクローナ)近辺で推移しました。
■6日付け「スウェーデンCPIは上振れ、利下げは・・・アリ!?」
■11月7日付け「NOK/SEK:両国中央銀行の会合結果は・・・」をご覧ください。
ノルウェー銀行(中銀)は23年12月に利上げしてから政策金利を4.50%に据え置いています。そして、年内は政策金利を据え置き、25年1-3月期から段階的に利下げするとの見方を維持しています。
10日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場がノルウェー銀行の0.25%利下げを織り込む確率は、12月19日の会合でほぼゼロ%、25年1月23日の会合までで35%、3月の会合までで146%(0.25%利下げを100%織り込んだうえで、さらに0.25%分の利下げを46%)です。
一方、同じくOISに基づけば、リクスバンク(スウェーデン中銀)は12月の利下げ確率がほぼ五分五分。25年3月にかけて0.25%×3回分の利下げがほぼ織り込まれており、金融政策の差はNOK/SEKにプラスに作用しそうです。目先的には、19日のスウェーデンとノルウェーの中銀会合、そして原油価格の動向がNOK/SEKの相場材料となりそうです。
・ノルウェーの11月CPI-ATEは前年比3.0%と上振れ
・ノルウェー中銀は25年3月に利下げ開始!?
・NOK/SEKは24年の変動レンジの中央近辺で推移
・注目は、19日スウェーデンとノルウェーの中銀会合
ノルウェーの11月CPIは、総合が前年比2.4%(2.6%)、CPI-ATE(税制改革の影響やエネルギー製品を除いた基礎)が3.0%(2.7%)と、いずれも市場予想のCPI 2.3%、CPI-ATE 2.8%を上回りました<( )内は前月実績>。

ノルウェーのCPIを受けて、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(以下、NOK/SEK)は上昇して、24年の変動レンジ0.94920Sクローナ~1.01390Sクローナの中央(0.98155Sクローナ)近辺で推移しました。
■6日付け「スウェーデンCPIは上振れ、利下げは・・・アリ!?」
■11月7日付け「NOK/SEK:両国中央銀行の会合結果は・・・」をご覧ください。
ノルウェー銀行(中銀)は23年12月に利上げしてから政策金利を4.50%に据え置いています。そして、年内は政策金利を据え置き、25年1-3月期から段階的に利下げするとの見方を維持しています。
10日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場がノルウェー銀行の0.25%利下げを織り込む確率は、12月19日の会合でほぼゼロ%、25年1月23日の会合までで35%、3月の会合までで146%(0.25%利下げを100%織り込んだうえで、さらに0.25%分の利下げを46%)です。
一方、同じくOISに基づけば、リクスバンク(スウェーデン中銀)は12月の利下げ確率がほぼ五分五分。25年3月にかけて0.25%×3回分の利下げがほぼ織り込まれており、金融政策の差はNOK/SEKにプラスに作用しそうです。目先的には、19日のスウェーデンとノルウェーの中銀会合、そして原油価格の動向がNOK/SEKの相場材料となりそうです。
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