【PM】RBNZ(NZ中銀)は政策金利を据え置き! NZドルが急落
2026/10/28 14:48
【ポイント】
・政策金利の据え置きは4対3の僅差で決定、3人は0.25%の利上げを支持
・RBNZは今後の追加利上げを示唆
RBNZは28日に政策会合を開き、政策金利を2.75%に据え置くことを決定しました。RBNZが政策金利を据え置いたのは3会合ぶり。前々回7月と前回9月の会合ではいずれも0.25%の利上げが実施されました。
市場は高い確率で0.25%の利上げが決定されると予想していたため、会合の結果を受けてNZドルが急落。一時NZドル/円は88.144円、NZドル/米ドルは0.55771米ドルへと下落し、豪ドル/NZドルは1.25954NZドルへと上昇しました(日本時間14:40時点)。
ただし、RBNZは声明などで追加利上げを示唆し、ブレマン総裁の会見はタカ派的な発言が散見されました。次回12月9日の会合で追加利上げが行なわれる可能性があります。
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政策金利の据え置きは4対3の僅差で決定。シルク総裁補とコンウェイ・チーフエコノミスト、ゴーレイ政策委員の3人は0.25%利上げすることを支持しました。
RBNZはそのことについて、「さまざまなリスクをどの程度重視するか、また金融政策対応のタイミングについて意見が分かれた」と説明しました。
会合の議事要旨によると、据え置きに賛成した4人(ブレマン総裁、ハンセン政策委員、ウィリアムズ政策委員、ガイ政策委員)は、「最近の2回の利上げによって、その影響や経済動向を評価するための時間がさらに確保できた」と主張。「NZのインフレ率は(RBNZの)予測を下回っており、中期的なインフレ期待や賃金上昇率はインフレ率を目標中間値に戻すことと整合的だ」との認識を示し、家計消費と投資の回復が弱いリスクがあると指摘しました。
利上げを支持した3人は、「コアインフレ率はしばらくの間、総合インフレ率を目標中間値へと一致させる水準を上回っている」とし、「多くの企業や家計が困難に直面しているにもかかわらず、経済は底堅い」と指摘。「いま行動することにより、持続的なインフレ圧力を防ぎ、将来的にさらなる措置の必要性が生じるリスクを軽減できる」と主張しました。
RBNZは声明で、「金融政策委員会は、さらなる金融引き締めが必要になる可能性が高いとの認識で一致した」と表明し、追加利上げを示唆。ただし、「経済見通し次第」と付け加えました。
ブレマン総裁は会合後の会見で、「今後の会合で追加利上げを行う可能性が高い」と述べ、「金融引き締めは(景気)抑制的な領域まで及ぶ可能性がある」と語りました。RBNZは中立金利(景気を刺激も冷やしもしない水準)について、不確実としながらも、2.50~3.50%と推計しています。
ブレマン総裁は、会合で「政策金利の道筋を(従来から)引き上げる必要があるかどうかについて議論した」と明らかにしました。RBNZは9月2日に公表した四半期ごとの金融政策報告の中で、政策金利は26年12月に四半期平均2.81%、27年12月に3.15%、28年12月に3.24%、予測期間最後の29年7-9月期には3.28%へと上昇するとの見通しを示しました。
ブレマン総裁はまた、NZドル安に懸念を示しました。「NZドルの下落が続けば、輸入インフレを加速させる可能性がある」と指摘しました。
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