FOMC議事録やスウェーデンCPIに市場が反応しそう
2026/10/07 08:58
【ポイント】
・FOMC議事録で市場のFRB金融政策見通しがどのように変化するか
・CPIでスウェーデン中銀の利上げ観測が一段と強まるか
(欧米市場レビュー)
6日、欧米時間の外為市場ではユーロが反発し、一時ユーロ/円は178.275円、ユーロ/米ドルは1.12714ドル、ユーロ/英ポンドは0.84882ポンドへと上昇しました。フランスのRN(国民連合)のルペン氏は6日、27年春の大統領選に勝利した場合の財政運営方針を発表し、32年までに1,400億ユーロの歳出削減をする、財政赤字を32年までに対GDP比2.5%未満へ引き下げるなどとしました。それらを受けて財政状況をめぐる懸念が後退し、ユーロの支援材料となりました。
米ドルは軟調。一時米ドル/カナダドルは1.42060カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.27697シンガポールドルへと下落し、英ポンド/米ドルは1.32819ドル、豪ドル/米ドルは0.69843米ドル、NZドル/米ドルは0.56229米ドルへと上昇しました。米国の長期金利(10年物国債利回り)が低下したことが、米ドルの重石となりました。
米ドル/円は方向感がなく、おおむね157.900~158.200円で上下動しました。
(本日の相場見通し)
上述のとおり昨日6日は、ユーロが反発しました。フランスの財政状況をめぐる懸念を再び強めるようなニュースが新たに出てこなければ、ユーロは底堅い展開になるかもしれません。
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FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が本日公表されます(日本時間8日03:00)。今回の議事録は政策金利を0.25%引き上げることを決定した9月15-16日のFOMCのものです。
FOMC議事録における注目点は、FRB(米連邦準備制度理事会)の先行きの金融政策について、9月FOMC後のウォーシュFRB議長の会見以上のヒントが提供されるかどうかです。
※ウォーシュ議長の会見を含め9月FOMCについては、9月17日の『ファンダメ・ポイント』[米FOMCはタカ派的利上げ、年内に追加利上げへ⁉]をご覧ください。
このところ市場ではFRBによる次回10月27-28日のFOMCでの追加利上げ観測が後退しており、CMEのFedWatchツールに基づくと、6日時点で市場が織り込む利上げ確率は約2割。1週間前の9月29日時点の利上げ確率は約5割でした。
本日公表のFOMC議事録の内容を受けてFRBの追加利上げ観測が再び強まれば、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルは軟調に推移すると考えられます。
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スウェーデンの9月CPI(消費者物価指数)が本日発表されます(日本時間15:00)。その結果にスウェーデンクローナが反応しそうです。
CPIの市場予想は以下のとおり。( )は前月の実績です。
・総合(前年比):1.2%(0.3%)
・CPIF(住宅ローン金利の変動の影響を除外、前年比):1.5%(0.7%)
・エネルギーを除いたCPIF(前年比):0.8%(0.5%)
いずれもリクスバンク(スウェーデン中銀)のインフレ目標である2%は引き続き下回るものの、上昇率は前月から高まるとみられています。
リクスバンクは25年9月に利下げを実施し、その後前回26年9月まで8会合連続で政策金利を1.75%に据え置きました。
ただ、リクスバンクは前回会合の声明で「インフレと経済活動の見通しに変化がなければ、政策金利の引き上げは年内に開始される見通しだ」と表明。「インフレ率の上昇がより大きく、かつ持続的に上昇する兆候がみられた場合、現在の予測よりも速いペースで政策金利を引き上げるだろう」と付け加えました。
市場では、リクスバンクは次回11月4日の会合で0.25%の利上げを行うとの見方が有力です。CPIが市場予想を上回る結果になれば、その観測が強まるとともに、スウェーデンクローナが堅調に推移しそう。ノルウェークローネ/スウェーデンクローナの目先の下値メドとして、9月22日安値の1.03732スウェーデンクローナが挙げられます。
※ノルウェークローネ/スウェーデンクローナのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[ノックセック、『三角保ち合い・ペナント型』のチャート形状!上値抵抗線ブレークとなるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
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