原油価格の動向が相場材料になりそう
2026/09/22 09:05
【ポイント】
・原油価格が一段と下落するか
・FRB副議長らの発言で市場の米金融政策見通しが変化するか
・対米ドルで円安が進行するなか、本邦当局の対応は?
・日本の休日で外為市場では流動性が低下、値動きが増幅される可能性も
(欧米市場レビュー)
21日、欧米時間の外為市場では円が軟調に推移し、一時米ドル/円は157.481円、ユーロ/円は180.749円、豪ドル/円は112.247円、NZドル/円は90.161円へと上昇しました。日銀は18日に開いた金融政策決定会合で0.25%の利上げを行うことを決定。ただ、9人の政策委員のうち2人が政策金利の据え置きを支持して利上げに反対し、そのことが引き続き円の重石となったと考えられます。
ノルウェークローネやカナダドルも軟調。一時ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは1.04092スウェーデンクローナへと下落し、米ドル/カナダドルは1.40330カナダドルへと上昇しました。原油価格が下落したことが、ノルウェークローネやカナダドルにとってのマイナス材料となりました。
(本日の相場見通し)
原油価格が軟調に推移しています。WTI原油先物の中心限月10月物は21日、前営業日比4.52ドル安(-4.5%)の1バレル=95.78ドルで取引を終了。WTI原油先物が下落したのは4営業日連続です。米国とイランの外交交渉への期待がWTI原油先物への下押し圧力となりました。
米FOXニュースは20日、トランプ米大統領はイランのペゼシュキアン大統領との会談に前向きな姿勢を示したと報じました。ペゼシュキアン大統領は22日からNYで開催される国連総会一般討論に出席する予定です。
サウジラビアからの原油供給をめぐる懸念が後退したことも引き続きWTI原油先物の重石となりました。ロイターは16日、「サウジアラビアは紅海につながるパイプラインがフーシ派(イエメンの親イラン武装組織)の攻撃によって損傷したことを受け、オマーンを経由した原油の積み出し量を増やす」と報じました。
原油価格の動向に注目です。原油価格が一段と下落した場合、ノルウェークローネやカナダドル、メキシコペソなどが軟調に推移すると考えられます。
※ノルウェークローネ/スウェーデンクローナのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[ノックセック、下値固め模索のチャート形状]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
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本日はジェファーソンFRB副議長やウィリアムズNY連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁の発言機会があり、それらに市場が反応する可能性があります。
CMEのFedWatchツールに基づくと、21日時点で市場が織り込むFRB(米連邦準備制度理事会)が次回10月27-28日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利上げを行う確率は約6割です。
ジェファーソン副議長らの発言によってFRBの先行きの金融政策に関する市場の見方が変化するのかどうかに注目。次回FOMCでの追加利上げ観測が強まれば、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは軟調に推移しそうです。
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対米ドルで円安が再び進行するなか、本邦当局の為替相場への対応に引き続き注目です。
片山財務相は18日、「秩序ある為替市場の維持に取り組んでいく」と述べ、7月31日に実施した日米協調の為替介入(円買い介入)をさらに行うことも「躊躇しない」と発言。同じく18日、日銀が為替介入の準備ともされるレートチェックを実施したと報じられました。
本日は日本が休日のため、外為市場では参加者が減少して流動性が低下します。仮に本邦当局(もしくは日米の協調)による為替介入、あるいはレートチェックがあれば、値動きが増幅される可能性があります。
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