ユーロ圏とトルコの中銀会合開催、日銀審議委員が金融経済懇談会に出席
2026/09/10 09:00
【ポイント】
・ECB総裁の会見を受けて追加利上げ観測が強まるか
・トルコ中銀の声明内容に変化がみられるか
・増審議委員の会見などで日銀の今後の利上げペースに関するヒントが提供されるか
(欧米市場レビュー)
9日、欧米時間の外為市場ではノルウェークローネが引き続き堅調に推移。ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは一時1.04381スウェーデンクローナへと上昇し、23年9月以来3年ぶりの高値を記録。原油価格が上昇したことが、ノルウェークローネにとってプラスになりました。
豪ドル/NZドルは一時1.23699NZドルへと上昇し、13年4月以来13年5カ月ぶりの高値をつけました。RBA(豪中銀)による追加利上げ観測が強まる一方で、RBNZ(NZ中銀)の積極的な利上げ観測が後退したことが、引き続き豪ドル/NZドルの上昇要因となりました。
※豪ドル/NZドルについては、9日収録の『M2TV 資源・新興国マーケットView』[豪ドル/NZドルが13年ぶり高値!背景と見通し + トルコリラ/円が最安値]にて解説していますので、ご覧ください。
米ドル/円は一時152.924円へと下落しました。日銀の利上げペースが加速するとの観測が引き続き円の支援材料となるなか、ベッセント米財務長官が円売りを仕掛ける投機筋をけん制したことが市場で意識されたようです。
ベッセント財務長官は8日に米テキサス州の大学で開かれたイベントで、「胴元は私だ」と述べ、「我々は円相場に介入する際、日本政府や日銀が今後どのような対応をするのかをかなり正確に把握している」と発言。「やりたければ、私の見方(円安の修正)に反する賭けをしてもかまわない」と語りました。
※ベッセント財務長官の最近の発言については、本日の『ファンダメ・ポイント』[ベッセント語録:存在感を増す元ヘッジファンド運用者]をご覧ください。
(本日の相場見通し)
本日は、ECB(欧州中銀)理事会が開かれます。理事会の結果は日本時間21時15分に判明し、21時45分からラガルドECB総裁が会見する予定です。それらにユーロが反応するとみられます。
ECBは前々回6月の理事会で0.25%の利上げを実施し、前回7月は政策金利を据え置きました。現在の政策金利は、ECBが最も重視する中銀預金金利が2.25%、残りの2つ、主要リファイナンス金利が2.40%、限界貸出金利が2.65%です。
ECB理事会メンバーの多くが9月の利上げを示唆しており、市場は本日の理事会で0.25%の利上げが行われると予想しています。
そのとおりの結果になれば、ECBの声明やラガルド総裁の会見が相場材料になりそう。それらでは、次回理事会以降の金融政策についてどのようなヒントが提供されるのかに注目です。追加利上げ観測が強まるようであれば、ユーロ/米ドルやユーロ/英ポンドが堅調に推移すると考えられます。
※ECB理事会の注目点について詳しくは、9日の『ファンダメ・ポイント』[ECBプレビュー:利上げ+追加利上げの示唆は?]をご覧ください。
※ユーロ/米ドルのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[ユーロ/米ドル、ECB理事会&ラガルド総裁会見が相場動意となるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
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TCMB(トルコ中銀)が政策会合を本日開催します。会合の結果は日本時間20時に判明し、カラハンTCMB総裁の会見は予定されていません。
TCMBは26年1月に利下げを実施した後、前回7月まで4会合連続で政策金利を37.00%に据え置いています。
政策金利は今回も据え置かれると市場は予想しており、そのとおりの結果になればTCMBの声明の内容に注目です。
前回会合の声明では、先行きの金融政策について以下の方針が示されました。
・「物価安定が達成されるまで引き締め的な金融政策スタンスを維持する」
・「実際のインフレ率やインフレ期待、およびそれらの基調を踏まえ、中間目標に沿ったディスインフレの道筋に必要な引き締め度合いを確保するように政策金利を決定する」
・「金融政策の決定は、インフレ見通しを重視しつつ会合ごとに慎重に行う」
・「インフレ見通しが顕著かつ持続的に悪化した場合、金融政策スタンスを引き締める」
それらを含めて前回からTCMB声明の内容に大きな変化がなければ、トルコリラの反応は限定的になりそうです。
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日銀の増審議委員が福井県金融経済懇談会に出席します。増審議委員は日本時間10時30分からの懇談会であいさつし、14時30分から会見する予定です。
市場では、日銀は次回9月17-18日の政策会合で0.25%の利上げを実施し、12月17-18日の会合で追加利上げを行うと予想されています。増審議委員のあいさつや会見における注目点は、9月以降の利上げペースについて何らかのヒントが示されるかどうか。ヒントが示されれば、市場が反応しそうです。
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