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スウェーデンCPIは上振れ、市場は年内利上げを確実視!?

2026/06/05 07:44

【ポイント】
・スウェーデンの5月CPIは前月から上振れ
・リクスバンクは5月会合で当面据え置きを示唆、6月会合はその通りか
・8月会合では利上げ見通しがやや優勢、11月までに追加利上げもわずかにアリ!?
・ノルゲバンクの見通しも類似。ノルウェーCPIや両中銀会合で見通しに変化あるか

スウェーデンの5月CPI速報値は、総合が前年比0.8%(マイナス0.1%)、住宅ローン金利変動の影響を除外した基調インフレであるCPIFが1.5%(0.8%)、エネルギーを除くCPIFが0.5%(0.0%)と、いずれも市場予想を上回り前月から上振れしました<( )内は前月実績>。

スウェーデンCPI

スウェーデンのCPIを受けて、スウェーデンクローナは上昇。ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(以下、NOK/SEK)は下落しました。

リクスバンク(スウェーデン中銀)は25年9月に0.25%の利下げにより政策金利を1.75%とし、その水準を維持しています。5月7日の政策会合の声明では、中東情勢によりインフレのリスクがやや高まっているとしつつも、「インフレ率は(2%の)目標を下回っているうえ、景気は低迷している」、「現在の政策金利の水準は良好なポジションにある」と指摘。政策金利を当面据え置く姿勢を示しました。

6月17日の政策会合でも、リクスバンクは政策金利を据え置くとの見方が支配的です。ただし、政策金利が低水準なこともあって、市場は「次の一手」は利上げとみています。6月4日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場は利上げの確率を8月20日の会合で約6割、9月24日までで9割強、11月までで約12割(=2回目の利上げを約2割)織り込んでいます。1週間前はそれぞれ約3割、5割弱、9割強でした。

同じく4日時点のOISに基づけば、市場はノルゲバンク(ノルウェー中銀)が次回6月18日の会合で利上げする確率を3割弱織り込んでいます。その後は8月13日の会合までで約4割、9月24日までで9割強、11月5日までで10割と、リクスバンクに似た予想となっています。

6月10日に発表されるノルウェーの5月CPIや、両中銀の6月会合の結果などを受けて市場の観測がどう変化するか。それらがNOK/SEKの相場材料となりそうです。
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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