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4月米PCE:インフレは高く、景気は堅調!?

2026/05/29 07:41

【ポイント】
・4月PCEデフレーターは総合、コアともジリジリと加速中
・個人消費は比較的堅調。4-6月期GDPも滑り出しは良好
・FRBは当面据え置き、次第に利上げ機運が高まるとの見方に変化なし⁉

米国の4月PCE(個人消費支出)デフレーターではインフレの高まりが確認されました。一方、PCEが示す個人消費は比較的堅調です。予測モデルによれば、現時点で4-6月期GDPは堅調に滑り出しているようです。

市場では、FRBが政策金利を当面据え置き、次第に利上げの機運が高まるとみていますが、PCEはそうした観測に変更を迫るものではありません。PCEや1-3月期GDP改定値(下方修正)の発表後に米ドル/円は下落しましたが、これは米国とイランの暫定合意の報道が大きく効いたようです。

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4月PCEデフレーターは、総合が前年比3.8%、食料とエネルギーを除くコアが同3.3%と、いずれも市場予想通りでしたが、前月(3.5%、3.2%)から伸びが加速しました。PCE総合の直近安値は25年4月の2.3%、PCEコアは同じ月の2.6%で、そこからジリジリと伸びが高まっています。

PCEデフレーター

一方、PCEの実質個人消費支出は前月比0.1%と弱めでした。ただし、1-3月期と比べると年率2.5%。5、6月が4月と同じ水準(=伸びゼロ)としても、4-6月期は前期比年率1.7%となる計算です。

実質個人消費

28日時点のアトランタ連銀のGDPNow(短期予測モデル)によれば、4-6月期GDPは前期比年率3.8%と予測されています。まだ5月以降のデータがほぼ反映されていないので、今後予測値は大きく変わる可能性があります。それでも、4-6月期GDPの滑り出しは悪くないといえそうです。なお、1-3月期GDPは当初発表の前期比年率2.0%から1.6%に下方修正されました。

GDPNow
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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