RBNZ会合や豪CPIに市場が反応しそう
2026/05/27 09:00
【ポイント】
・会合の結果を受けてRBNZの利上げ観測が強まるか
・豪CPIでRBAの金融政策に関する市場の見方が変化するか
・米ドル/円が160円に近づくなか、本邦当局はどのように対応するか
(欧米市場レビュー)
26日、欧米時間の外為市場では米ドルが堅調に推移。一時米ドル/円は159.349円、米ドル/カナダドルは1.38174カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.27799シンガポールドルへと上昇し、ユーロ/米ドルは1.16135ドル、英ポンド/米ドルは1.34416ドルへと下落しました。米国とイランの戦闘終結に向けた合意への期待が後退し、そのことが安全資産とされる米ドルにとってプラスになりました。
米中央軍は25日、機雷を敷設しようとしていたイランの船舶やイランのミサイル発射拠点を攻撃したと表明。攻撃は自衛のためと説明しました。イランの外務省は26日、米軍の攻撃を重大な停戦違反だと非難し、準国営タスニム通信は「革命防衛隊が領空に入った米軍の無人機を撃墜した」と報じました。
(本日の相場見通し)
本日は引き続きイラン情勢を注視する必要がありそうです。新たなニュースによって米国とイランの合意への期待が一段と後退するようなら、米ドルが堅調に推移し、原油価格には上昇圧力が加わると考えられます。原油価格が上昇した場合、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナが堅調に推移するとみられます。
本邦当局は、米ドル/円が160円台で推移していた4月30日に米ドル売り・円買い介入を実施したとみられます。再び160円に近づくなか、本邦当局の対応が注目されます。
本邦当局が米ドル売り・円買い介入を再度行う、あるいはその準備ともされるレートチェックがあれば、米ドル/円が大きく下落して、その他の対円の通貨ペアも引きずられそうです。
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RBNZ(NZ中銀)の政策会合が本日開かれます。会合の結果は日本時間午前11時に判明し、正午からブレマンRBNZ総裁が会見する予定です。
RBNZは25年11月に0.25%の利下げを実施した後、26年2月・4月と2会合連続で政策金利を据え置きました。現在の政策金利は2.25%です。
政策金利は今回も据え置かれると市場は予想しています。総裁会見や四半期ごとに公表される金融政策報告なども相場材料になりそう。それらでは、RBNZの先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるのか、特に金融政策報告のRBNZによる政策金利見通しに注目です。
政策金利見通しでは、26年10-12月期の水準、そして29年4-6月期までの見通し期間における最高水準がどうなるのかが焦点になりそうです。
OIS(翌日物金利スワップ)に基づくと、市場ではRBNZは12月末までに3回(合計0.75%)の利上げを行うとの見方が優勢。政策金利見通しなどを受けて利上げ観測が強まる場合、NZドル/円やNZドル/米ドルが堅調に推移しそうです。
※NZドル/円のテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[NZドル/円、『上昇ペナント型』を形成中!RBNZ会合および総裁会見が相場動意となるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
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豪州の4月CPI(消費者物価指数)が本日発表されます(日本時間10:30)。CPIの市場予想は、総合が前年比4.4%、コアインフレ率のトリム平均値が同3.4%。総合の上昇率は前月の4.6%から鈍化するものの、トリム平均値は前月の3.3%から高まるとみられています。RBA(豪中銀)のインフレ目標は2~3%(2.5%が中間値)です。
OIS(翌日物金利スワップ)に基づくと、市場ではRBAは8月か9月のどちらかで追加利上げを実施し、その後少なくとも12月まで政策金利を据え置くとの見方が優勢です。
RBAは月次CPIについて、月ごとの変動が激しく、また歴史が浅い(データの蓄積が少ない)ため季節調整が難しいと指摘。インフレ統計において今のところ四半期CPIをより重視する考えを示しています。
それでも本日発表のCPIが市場予想を下回る結果になれば、RBAの追加利上げ観測が後退しそう。その場合、豪ドルにとってマイナスになると考えられます。
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