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【株価指数】エヌビディア好決算でもAI懸念払しょくできず?

2026/02/27 07:45

【ポイント】
・エヌビディアは市場予想を上回る売上高見通しを発表
・それでも翌日の株価は5.5%安、その他のAI・半導体関連株も軟調
・過剰投資や既存のビジネスモデルを破壊するとの懸念は根強い⁉

米半導体大手エヌビディアは25日の取引終了後に発表した決算で、今年2-4月期の売上高を約780億ドルとする強気の見通しを発表しました(市場予想は728億ドル)。決算発表後の時間外取引でエヌビディアの株価は一時4%超上昇しましたが、その後に反落。26日の通常取引では5.5%安と、1日の下げ幅としては25年4月(「解放の日ショック」)以来の大きさとなりました。

エヌビディア株

エヌビディアはAIブームに乗って株高を主導、時価総額は約4.5兆ドルと世界一になりました。株価は、<22年末14.61ドル⇒23年末49.52ドル⇒24年末134.29ドル⇒25年末186.50ドル>と急上昇してきました(最高値は25年10月29日の207.04ドル)。しかし、26日の下げによって株価は184.89ドルと25年末を下回りました。

26日の米株式市場では、米・イラン核協議の進展期待で原油価格が下落して株価が戻す場面もありましたが、AI関連・半導体関連株が軟調で、S&P500は前日比0.5%下落、ナスダック100は同1.2%下落しました。

今後も、過剰投資の懸念やAIが既存のビジネスモデルを破壊する懸念など負の側面が強く意識される場面がみられるかもしれません。少なくとも、エヌビディアの好決算はそうした懸念を払しょくすることができなかったようです。
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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