英議会選挙、14年ぶり労働党政権誕生へ⁉
2024/06/28 07:34
【ポイント】
・英議会選挙では野党労働党が圧勝の勢い
・労働党政権が誕生すれば14年ぶり。97-07年ブレア政権は高評価
・市場は新政権の経済政策を精査し、反応しそう
英国では7月4日に議会選挙が実施されます。フランスと異なり英国の選挙は一発勝負、結果はすぐに判明します。最大野党・労働党の圧勝により政権交代が確実視されています。



また、極右・ポピュリスト政党の英国改革党(旧ブレグジット党)が支持を広げており、保守党との格差は縮小。現在の議席1から議席を増やしそうな勢いです。
もっとも、英国の政権交代劇が起きるとしても、市場は比較的冷静に受け止めそうです。14年ぶりとはいえ、労働党は過去に政権を担ってきました。97年から10年までの13年間は労働党政権でした。97年からの10年間は、ブレア首相が長期政権を維持。BOE(英中銀)の独立性確立や市場主義を中心とした経済政策の運営により、国民や市場から高い支持を得ました(07年から10年のブラウン首相はリーマンショックの影響もあって人気は低迷しましたが)。

また、22年秋の「トラス・ショック」は保守党下での経験ながら、経済政策の運営を間違えば大変なことになるという意味で、労働党にも教訓になったはずです。もちろん、政権が代わり、政策が変わる可能性がある以上、市場は政策を精査してなんらかの形で反応しそうです。議会選挙の結果とその後の展開に要注目でしょう。

■本日28日のM2TVグローバルViewでは、フランスと英国の議会選挙について解説する予定です。
・英議会選挙では野党労働党が圧勝の勢い
・労働党政権が誕生すれば14年ぶり。97-07年ブレア政権は高評価
・市場は新政権の経済政策を精査し、反応しそう
英国では7月4日に議会選挙が実施されます。フランスと異なり英国の選挙は一発勝負、結果はすぐに判明します。最大野党・労働党の圧勝により政権交代が確実視されています。



また、極右・ポピュリスト政党の英国改革党(旧ブレグジット党)が支持を広げており、保守党との格差は縮小。現在の議席1から議席を増やしそうな勢いです。
もっとも、英国の政権交代劇が起きるとしても、市場は比較的冷静に受け止めそうです。14年ぶりとはいえ、労働党は過去に政権を担ってきました。97年から10年までの13年間は労働党政権でした。97年からの10年間は、ブレア首相が長期政権を維持。BOE(英中銀)の独立性確立や市場主義を中心とした経済政策の運営により、国民や市場から高い支持を得ました(07年から10年のブラウン首相はリーマンショックの影響もあって人気は低迷しましたが)。

また、22年秋の「トラス・ショック」は保守党下での経験ながら、経済政策の運営を間違えば大変なことになるという意味で、労働党にも教訓になったはずです。もちろん、政権が代わり、政策が変わる可能性がある以上、市場は政策を精査してなんらかの形で反応しそうです。議会選挙の結果とその後の展開に要注目でしょう。

■本日28日のM2TVグローバルViewでは、フランスと英国の議会選挙について解説する予定です。
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