豪ドル/NZドルが1.23NZドル台へと上昇、13年5カ月ぶりの高値
2026/09/09 09:15
【ポイント】
・RBA副総裁は28-29日の会合で利上げが議論されると発言
・米国とカナダの貿易摩擦がさらに激化
・原油価格が一段と上昇するか
(欧米市場レビュー)
8日、欧米時間の外為市場ではノルウェークローネが堅調に推移し、対米ドルで5月下旬以来、対スウェーデンクローナ(ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ)で23年9月以来3年ぶりの高値を記録。原油価格が上昇したことがノルウェークローネにとってプラスとなりました。
豪ドルも堅調に推移。一時豪ドル/米ドルは0.72253米ドル、豪ドル/NZドルは1.23475NZドルへと上昇し、それぞれ5月14日以来およそ4カ月ぶり、13年4月以来13年5カ月ぶりの高値を記録。東京時間に一時110.239円へと下落した豪ドル/円は、111円台へと反発しました。RBA(豪中銀)のハウザー副総裁やハンター総裁補が今後利上げをする可能性に言及し、そのことが豪ドル高の要因となりました。
ハウザー副総裁は豪公共放送ABCとのインタビューで、「インフレをめぐる懸念が強まっている」と述べました。「我々にとって重要な問題は、インフレを抑制するために十分な措置を講じたか、それともさらに措置を講じる必要があるのかだ」とし、「今月(28-29日)の会合で利上げについて議論されるだろう」と語りました。RBAは26年に入ってから3回(2月・3月・5月、それぞれ0.25%)の利上げを実施し、その後6月と8月の会合では政策金利を4.35%に据え置きました。
ハンター総裁補はシドニーでの講演で、「RBAは現時点でインフレが最優先課題だと極めて明確にしている」と強調。「インフレ率が目標を上回る状態が長期間続くことへの許容度は低い」とし、「インフレが予想よりも強いと判断した場合、利上げを行わざるを得なくなる可能性がある」と述べました。
米ドル/円は東京時間に一時152.854円へと下落したものの、その後下げ幅を縮小し、欧米時間には154円台前半をつける場面がありました。
(本日の相場見通し)
カナダ政府は東部時間8日午前0時1分(日本時間同日午後1時1分)、米国からの輸入品の一部(約200億米ドル相当)に最大50%の追加関税を課す措置を発動しました。トランプ米政権が8月22日に発動した50%の対カナダ追加関税(約200億米ドル相当)への報復措置です。
トランプ政権はその後(東部時間8日、日本時間9日午前)、「カナダ産の一部のアルコール飲料、自動車、乳製品の輸入を9月29日から禁止する」と発表。米国の対象品目に対するカナダの差別的な扱いを相殺するためと説明しています。
米国とカナダの貿易摩擦が一段と激化したことで、カナダドルは上値が重い展開になる可能性があります。
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原油価格が上昇しています。
WTI原油先物の中心限月10月物は8日、前営業日比1.55ドル高(1.7%)の1バレル=93.03ドル、北海ブレント先物の11月物は同0.92ドル高(0.9%)の97.92ドルでそれぞれ取引を終了。WTI原油先物は一時94.73ドルと中心限月として6月8日以来、北海ブレント先物は99.46ドルと7月24日以来の高値をそれぞれつけました。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が8日にサウジアラビアを攻撃し、エネルギー関連施設で火災が発生したことが上昇要因となりました。
イラン情勢を含め中東からの原油供給をめぐる懸念が一段と強まれば、原油価格はさらに上昇しそう。その場合、ノルウェークローネなど資源国通貨にとってプラスになると考えられます。ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは、26年8月高値の1.04970スウェーデンクローナが上値メドです。
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