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米国とイランの交渉をめぐるニュースや原油価格の動向に注目

2026/05/26 09:08

【ポイント】
・米国とイランの交渉進展への期待が高まるか
・対米ドルでの本邦当局の対応は?

(欧米市場レビュー)

25日、欧米時間の外為市場は比較的落ち着いた値動き。おおむね米ドル/円は158円台後半、米ドル/カナダドルは1.38000カナダドル近辺、米ドル/シンガポールドルは1.27シンガポールドル台後半、ユーロ/米ドルは1.16ドル台前半、英ポンド/米ドルは1.34ドル台後半、豪ドル/米ドルは0.71米ドル台後半で推移しました。

オセアニア時間や東京時間は、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉進展への期待が高まったことで安全資産とされる米ドルが弱含みました。その後は、米国がメモリアルデー、英国がスプリングバンクホリデーの祝日で市場参加者が減少するなか、外為市場では様子見ムードが漂いました。

(本日の相場見通し)

本日は米国とイランの交渉をめぐるニュース原油価格の動向に注目です。

日経新聞は26日、米国とイランの交渉では合意してから約30日後にホルムズ海峡を開放する案が協議されていると報じました。30日間でホルムズ海峡の機雷を掃海して安全な状態に戻してから、船舶が自由に航行できるようにするとのこと。また、一時停戦を60日間延長し、その間にイランの核開発について協議するという案も含まれているとのことです。

米国とイランの交渉が進展するとの期待が一段と高まるようなら、リスクオン(リスク選好)が強まるとともに米ドルにとってマイナスになりそう。その場合、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルは軟調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは堅調に推移すると考えられます。

また、両国の交渉進展への期待が高まれば、原油価格に対して下押し圧力が加わるとみられます。原油価格が下落した場合にはノルウェークローネ/スウェーデンクローナが下値を試す展開になりそうです。

米国の5月消費者信頼感指数が本日発表されます(日本時間23:00)。消費者信頼感指数が市場予想の92.0からかい離する結果になれば、相場材料になる可能性があります。

***

対米ドルでの円安への本邦当局の対応にも引き続き注目です。片山財務相は19日、為替について「断固たる措置を取るときは取る」と述べ、必要に応じて介入するとの姿勢を示しました。

※米ドル/円については、本日の『ファンダメ・ポイント』[米ドル指数からみた米ドル/円の落ち着きどころ]にて解説していますので、ご覧ください。

本邦当局が米ドル売り・円買い介入を行う、あるいはその準備とされるレートチェックがあれば、米ドル/円が大きく下落しそう。その場合、豪ドル/円やカナダドル/円などは米ドル/円の下落に引きずられるとみられます。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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