スウェーデンやノルウェー、メキシコの中銀会合に市場が反応!?
2026/05/07 09:11
【ポイント】
・米イランの戦闘終結への期待が一段と高まるか
・一部でノルウェー中銀は利上げするとの観測も
・スウェーデン中銀の金融政策に関する市場の見通しが変化するか
・メキシコ中銀の声明で利下げ打ち止め観測が強まるか
(欧米市場レビュー)
6日、欧米時間の外為市場では米ドルが軟調に推移。一時米ドル/円は155円台半ば、米ドル/シンガポールドルは1.26589シンガポールドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.17911ドル、英ポンド/米ドルは1.36379ドル、豪ドル/米ドルは0.72746米ドルへと上昇しました。米ニュースサイトのアクシオスは6日、「米国とイランは戦闘終結に向けた1ページの覚書を準備しており、合意に近づいている」と報道。それを受けて米国とイランの戦闘終結への期待が高まり、そのことが安全資産とされる米ドルにとってマイナスになりました。
米ドル/円は日本時間13時過ぎに158円近くから155円ちょうど近辺へと3円近く急落する場面がありました。市場では、本邦当局による為替介入(米ドル売り・円買い介入)が実施されたとの観測があります。
ノルウェークローネやカナダドルも軟調。一時ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは0.98837スウェーデンクローナ、カナダドル/円は114.127円へと下落し、米ドル/カナダドルは1.36369カナダドルへと上昇しました。原油価格が下落したことが、産油国の通貨であるノルウェークローネやカナダドルに対する下押し圧力となりました。
米WTI原油先物の中心限月6月物は、前日比7.19ドル安(-7.0%)の1バレル=95.08ドルで取引を終了。米国とイランの戦闘終結への期待が下押し圧力となり、6月物は一時88.66ドルへと下落する場面がありました。
(本日の相場見通し)
上述のとおり、昨日6日は米国とイランの戦闘終結への期待が高まったことで、米ドルや原油価格が軟調に推移しました。
今後新たに出てくる報道やトランプ米大統領の発言によって戦闘終結への期待がさらに高まれば、米ドルや原油価格には一段と下押し圧力が加わる可能性があります。原油価格の下落は、ノルウェークローネやカナダドルにとってマイナスになると考えられます。
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米ドル/円相場への本邦当局の対応に引き続き注目です。本邦当局は4月30日に為替介入(5.4兆円規模?)を実施したと市場はみています。また、5月1日と4日、6日にも介入が行われたとの観測が市場にはあります。
片山財務相と三村財務官はいずれも介入の有無についてはコメントしないとし、片山財務相は5月4日に「投機的な動きには断固たる措置をとる」と改めて述べました。
※為替介入については、本日の『ファンダメ・ポイント』[6日にも為替介入?~断続的な介入実施の可能性も?]をご覧ください。
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本日は、リクスバンク(スウェーデン中銀)やノルゲバンク(ノルウェー中銀)、BOM(メキシコ中銀)の政策会合がそれぞれ開かれます。それらの結果に市場が反応しそうです。
<リクスバンク>
日本時間16時30分に結果判明
リクスバンクは25年9月に利下げを実施した後、前回26年3月まで4会合連続で政策金利を据え置きました。現在の政策金利は1.75%です。
政策金利は今回も据え置かれると市場は予想しています。そのとおりの結果になれば、リクスバンクの声明が相場材料になりそうです。
リクスバンクは前回会合の声明で「政策金利は当面、現行水準にとどまると予想される」と表明。ただし、「インフレと経済活動の見通しをめぐる不確実性が高まっている」とし、「見通しが変化した場合には、金融政策を調整する用意がある」としました。
市場では、リクスバンクは26年中に利上げを行うとの観測があります。声明がこれまでよりもタカ派的な内容になれば、リクスバンクの利上げ観測が強まるともに、スウェーデンクローナにとってプラスになりそうです。
<ノルゲバンク>
日本時間17時に結果判明
ノルゲバンクは25年9月に利下げを行った後、前回26年3月まで4会合連続で政策金利を据え置きました。現在の政策金利は4.00%です。
市場では、政策金利は今回も据え置かれるとの見方が優勢なものの、0.25%の利上げが行われるとの観測もあります。
ノルゲバンクの声明や会合の議事要旨にも注目です。ノルゲバンクは前回会合の声明で「インフレ率を妥当な期間内に目標水準に戻すためには、より(景気)抑制的な金融政策が必要だ」と指摘。「中東での戦争によって不確実性は通常よりも高い」としつつも、「インフレ見通しに基づくと、今後の会合のいずれかで利上げが必要になる可能性が高い」との認識を示しました。また、前回会合では利上げすることも議論されました(採決では政策メンバー全員が政策金利の据え置きに賛成)。
本日の会合で政策金利を据え置くことが決定された場合、市場では利上げ観測もあることからノルウェークローネにとってマイナスになりそうです。ただ、声明や議事要旨で次回6月18日の会合での利上げが示唆されれば、ノルウェークローネはそれほど下落しないかもしれません。
<BOM>
日本時間8日午前4時に結果判明
BOMは25年12月まで12会合連続で利下げを実施し、前々回26年2月の会合では政策金利を据え置いたものの、前回3月の会合で再び利下げを行いました。現在の政策金利は6.75%です。
市場では、本日の会合でさらに0.25%の利下げが行われるとの見方が有力。そのとおりの結果になれば、BOMの声明が相場材料になりそうです。
声明では、先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるのかに注目。前回会合は「マクロ経済と金融状況によっては、追加利下げの妥当性と時期について検討する」とし、さらなる利下げに含みを持たせました。
市場では、BOMの利下げは今回で打ち止めになるとの観測があります。声明がその観測を強める内容になれば、今回利下げが行われたとしても、メキシコペソは堅調に推移する可能性があります。
※メキシコペソ/円のテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[メキシコペソ/円、4月CPIおよびBOM会合が相場動意となるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
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