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日本時間午前10時開始、トランプ大統領の演説に注目!

2026/04/02 08:40

【ポイント】
・トランプ大統領の演説を受けて中東の紛争終結への期待が一段と高まるか
・原油価格は引き続き軟調に推移するか

(欧米市場レビュー)

1日、欧米時間の外為市場では米ドルが軟調に推移。一時米ドル/円は158.274円、米ドル/カナダドルは1.38708カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.28047シンガポールドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.16217ドル、英ポンド/米ドルは1.33407ドル、豪ドル/米ドルは0.69570米ドルへと上昇しました。

トランプ米大統領は自身のSNSに「イランの新体制の大統領が停戦を求めてきた」と投稿し、ロイターとのインタビューで「(米国は)かなり早くイランから撤退するつもりだ」と述べました。中東での紛争が早期に終結するとの期待が高まり、そのことが安全資産とされる米ドルの重石となりました。

ただし、イラン外務省は、イランが停戦を求めてきたとするトランプ大統領の主張を「虚偽だ」と否定しました。

ノルウェークローネも軟調。ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは一時0.96541スウェーデンクローナへと下落しました。原油価格が軟調に推移したことがノルウェークローネにとってマイナスとなりました。

(本日の相場見通し)

外為市場は中東情勢に関するニュース原油価格の動向に反応しやすい状況が続いており、それらに引き続き目を向ける必要がありそうです。

米東部時間1日午後9時(日本時間2日午前10時)から、トランプ米大統領が国民向けに演説する予定です。演説ではイラン情勢について説明するとみられます。

トランプ大統領は3月31日に「米国は2~3週間以内にイランから撤退する可能性がある」と述べ、4月1日には上述のとおり「かなり早くイランから撤退するつもりだ」と語りました。

トランプ大統領の演説を受けて、中東での紛争が早期に終結するとの期待が市場で一段と高まるかどうかに注目です。

早期終結への期待が一段と高まれば、米ドルに対して下押し圧力が加わりそう。その場合、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルは軟調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルは堅調に推移するとみられます。

ユーロ/米ドル英ポンド/米ドルの目先の上値メドとして、いずれも200日移動平均線が挙げられます。同移動平均線は1日時点で、それぞれ1.16749ドルと1.34253ドルに位置します。

1日のNYマーカンタイル取引所では、WTI原油先物が2営業日連続で下落。中心限月5月物は前日比1.26ドル安(-1.2%)の1バレル=100.12ドルで取引を終えました。中東での紛争が早期に収束するとの期待がWTI原油先物への下押し圧力となり、5月物は一時96ドル台半ばをつけました。

WTI原油先物など原油価格が一段と下落すれば、ノルウェークローネなど産油国の通貨が軟調に推移しそう。ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは、3月23日安値の0.95255スウェーデンクローナが目先の下値メドです。

***

本日は、米国の先週分の新規失業保険申請件数が発表されます(日本時間21:30)。新規失業保険申請件数の市場予想は21.2万件と、前回の21.0万件から増加するとみられています。

昨日1日に発表された米経済指標は、以下のとおり市場予想と比べて強い結果でした。

・ADP雇用統計(前月比):6.2万人増(市場予想4.0万人増)
・小売売上高(前月比):0.6%(同0.5%)
・小売売上高(自動車を除く、前月比):0.5%(同0.3%)
・ISM製造業景況指数:52.7(同52.3)

本日発表の新規失業保険申請件数も市場予想と比べて強い(申請件数が少ない)結果になれば、FRB(米連邦準備制度理事会)による追加利下げ観測が後退するかもしれません。追加利下げ観測が後退する場合、米ドルのサポート要因になりそうです。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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