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アンソロピック・ショック継続中

2026/02/24 08:09

【ポイント】
・アンソロピックの影響でIBM株が急落
・ブルー・アウルの苦境もアンソロピックが一因?
・AIが株高を主導してきたが、今後は負の側面にも要注意!

23日の米株式市場でIBMの株価が先週末に比べて13%下落しました。AIスタートアップのアンソロピックが、自社ツール「Claude Code」により主にIBMコンピューターで稼働するプログラミング言語「COBOL」を近代化できると指摘したことが材料となりました。

IBM株

アンソロピックは1月にAIエージェント「Claude Cowork」を発表。2月3日にはそれに関連して法務や会計を自動化できるツールを発表し、ソフトウェアの開発やサービス提供企業の株価が大きく下落するショックを演出しました。

株式市場では、これまでAI提供企業やそれによって恩恵を受ける企業が株高を主導してきました。その傾向は大きく変わらないかもしれません。ただし、AIによって事業モデルが脅かされる恐れのある企業の株価が下落するという形でもAIが株式市場に影響を及ぼしそうです。

ブルー・アウル・キャピタルは19日に傘下のプライベート・クレジット・ファンドの解約停止を発表し、株価が大きく下落していましたが、23日も下落。同ファンドは資金提供先としてソフトウェア関連企業の比重が高いとされており、アンソロピック・ショックの被害者と言えるかもしれません。

今後もアンソロピック・ショックが広がらないか注視する必要はありそうです。
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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