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豪ドル/NZドルは12年7カ月ぶり、ノックセックは5カ月ぶり高値

2026/02/19 08:44

【ポイント】
・NZ中銀の利上げ観測が後退してNZドルに対して下押し圧力
・ノルウェー中銀の利下げ打ち止め観測や原油価格上昇がノルウェークローネを支援
・豪雇用統計で豪中銀の追加利上げ観測が高まるか

(欧米市場レビュー)

18日、欧米時間の外為市場では米ドルが堅調に推移。一時米ドル/円は154.823円、米ドル/カナダドルは1.36955カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.26719シンガポールドルへと上昇し、ユーロ/米ドルは1.17761ドル、英ポンド/米ドルは1.34956ドルへと下落しました。米国の住宅着工件数や鉱工業生産などが市場予想と比べて強い結果になったことが、米ドルにとってのプラス材料になりました。

米経済指標の結果は以下のとおり。( )は市場予想です。
・25年12月住宅着工件数(年率換算):140.4万件(130.7万件)
・25年12月建設許可件数(年率換算):144.8万件(140.8万)
・26年1月鉱工業生産(前月比):0.7%(0.4%)
・25年12月耐久財受注(前月比):マイナス1.4%(マイナス2.0%)
・25年12月コア資本財受注(非国防資本財から航空機を除く。前月比):0.6%(0.4%)

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ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(ノックセック)は一時0.94792スウェーデンクローナへと上昇し、25年9月22日以来およそ5カ月ぶりの高値をつけました。ノルゲバンク(ノルウェー中銀)の利下げ打ち止め観測からノックセックに上昇圧力が加わるなか、原油価格が上昇したことがノルウェークローネにとってさらなるプラス材料になりました。

米WTI原油先物の中心限月3月物は、前日比2.86ドル高(4.59%)の1バレル=65.19ドルで取引を終了。米ニュースサイトのアクシオスが関係者の話として、トランプ政権がイランへの大規模攻撃を間もなく開始する可能性があると報じたことなどが、WTI原油先物の上昇要因となりました。

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NZドルは軟調。豪ドル/NZドルは一時1.18045NZドルへと上昇し、13年7月以来12年7カ月ぶりの高値を記録。NZドル/円は91.959円、NZドル/米ドルは0.59575米ドルへと下落する場面がありました。RBNZ(NZ中銀)の政策会合の結果を受けて同中銀による利上げ観測が後退し、NZドルに対する下押し圧力となりました。

※RBNZ会合について詳しくはこちらをご覧ください。
・18日の『デイリーフラッシュ』[【PM】RBNZは政策金利を据え置き! 結果判明後にNZドルが下落]
・同日の『M2TV 資源・新興国マーケットView』[中銀会合でNZドル下落! メキシコペソの見通し]

(本日の相場見通し)

本日は、米国の先週分の新規失業保険申請件数2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数1月中古住宅販売保留指数が発表されます。結果が判明するのは、住宅販売保留指数が日本時間24時、その他が同22時30分です。

市場予想は以下のとおり。( )は前回の実績です。
・新規失業保険申請件数:22.5万件(22.7万件)
・フィラデルフィア連銀製造業景気指数:プラス7.8(プラス12.6)
・中古住宅販売保留指数(前月比):プラス2.0%(マイナス9.3%)

昨日18日に続いて本日発表される米経済指標も市場予想と比べて強い結果になれば、米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルはさらに上昇し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは一段と下落する可能性があります。米ドル/シンガポールドルは、2月6日高値の1.27627シンガポールドルが目先の上値メドです。

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豪州の1月雇用統計が本日発表されます(日本時間09:30)。その結果に豪ドルが反応する可能性があります。

雇用統計の市場予想は、以下のとおり。( )は前回の実績です。
・失業率:4.2%(4.1%)
・雇用者数(前月比):2.00万人増(6.52万人増)
・労働参加率:66.8%(66.7%)

RBA(豪中銀)は2月3日の政策会合で0.25%利上げすることを決定。政策金利を3.60%から3.85%へと引き上げました。市場では、次々回5月4-5日の会合で0.25%の追加利上げが行われるとの見方が優勢です(次回3月16-17日の会合は政策金利の据え置きを予想)。雇用統計の結果を受けてその見方が強まる場合、豪ドルが堅調に推移しそうです。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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