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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※1月6日更新

2026/01/06 09:15


宮田レポート(短期アップデート) 260106_miyata.pdf

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YouTube エリオットView 1月5日[2026年 円安バブル2.0崩壊へ!?]

[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~53,000円

[NYダウ・S&P500] 
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 47,000~50,000ドル
           (S&P500) 6500~7200
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 23,500~26,200
                                   (ナスダック総合) 21,500~24,200
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~158.500円

[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000



[日経平均]


【週足 エリオット波動分析】
2025年4月安値(30,792.74円)以来およそ7カ月間にわたって続いたインターミディエイト級第(5)波の上昇は、52,636円(11/4)を以て終了したとみられます(※1)。それと同時に、コロナショック底(16,358.19円、20年3月)から5年8カ月にわたるプライマリー第➂波も終了したと思われます。

いまはプライマリー第➃波調整の初期段階に当たっており、この見方は48,235円を下回ることにより強まります。おそらく今年2月頃(※2)へ向けての弱基調が続くでしょう。

(※1) 48,500円(チャネル上限値)を下回ると第(5)波終了が確認されます。後述するように52,636円を上回り天井を付ける展開もあり得ます。
(※2) 週次サイクルの間隔(安値から安値)は42週程度です。これによると、現行サイクルの終了は、昨年4月7週からおよそ42週後の今年2月頃とみられます。

ちなみに1月第1週(1/5~9)は現行サイクルにおける39週目です。サイクルによれば、今後1カ月程度は(株高よりも)株安が優勢になると想定されます。

プライマリー第➁波は18年10月高値(24,448円)から20年3月安値(16,358円)まで、17カ月間で通算33%下げました。パターンは「ジグザグ」でした。
「オルタネーション」により、第➃波はおそらく「トライアングル」「フラット」など保ち合いパターンを、今後数年間にわたって形成する可能性があります。

➃波の下値レンジに相応しいのは、第➂波中第(4)波領域[42,426円~30,792円]です。この領域は、11月高値から33%調整後の水準(35,266円)を含みます。

[TOPIX]
25年9月安値(3042)からの「エンディング・ダイアゴナル」は、重要な天井パターンです。

26年は強気ムードの幕開けとなりました。大発会はマド[3425-3448]を空けて上昇、最高値を更新しました(一時3486まで上昇)。

25年7月下旬以降でTOPIXは水準を切り上げていますが、一方でRSIは切り下げ傾向が続いています。この5カ月以上にわたる弱気ダイヴァージェンスは、大きな調整入りの接近を暗示します。

[3515-3578]はフィボナッチ比率からの目標レンジであり、短期的に同レンジを試す展開も想定範囲ですが、それは今年の高値になる可能性があります。

上記マド埋め[3425]がトレンド転換の最初のシグナルです。ひとたびトレンドが転換すれば、その時点から1カ月~3カ月の内に3042(ダイアゴナル始点)へ下落する展開になっておかしくありません。


[日経平均]
大発会の急騰により、51,127円(12/12高値)を上回りました(高値は52,033円)。この動きにより、52,636円(11/4高値)からのマイナー級第4波(トライアングル)が50,198円(12/30安値)で完成し、そこからマイナー級第5波上昇に入った、と読み換えます。

順当であれば、TOPIXに続いて日経平均も最高値を更新しプライマリー級➂波は完成するでしょう。
この強気シナリオは50,198円を維持する限り有効ですが、2月~3月に向けて株安優勢の時間帯であるとの仮説から、最高値での滞留期間は短期にとどまると思われます。

なお高値を更新せずに50,198円を下回る場合、マイナー級第5波は「短縮された第5波(truncated 5th wave)」であり、ダブル・トップ天井形成の可能性が高いでしょう。

[予想PER別の日経平均水準]
1月5日の日経平均予想PERは19.42倍、予想EPSは2669円です。過去最高の予想EPSは2694円(25/11/20)です。



[NYダウ・S&P500] 

【NYダウ 日足エリオット波動分析】 
2025年11月安値(45,728ドル)からの上昇は、25年4月以来の上昇第(5)波における最終波・第5波とカウントされます。

1月5日には一時49,209ドルまで上昇、過去最高値を更新しました。今後は5万ドルを試すこともありそうです。第1波と第5波が同じ長さになる水準は[49,895ドル]です。

一方、47,849ドル(12/19安値)を下回ると上昇トレンドの変調が示唆されるでしょう。
さらに25年11月25日-26日のギャップ[47,182ドル-47,196ドル]を下回ると、それは強気相場終了の合図となります。

【S&P500日足 エリオット波動分析】 
6521(11/21安値)から、マイナー級の第5波による上昇が進行しています。今のところ第5波は、マイニュート級の上昇マルiii波をやっているところで、今後はマルiv波の調整、マルv波の上昇と続き、第5波は完成する見込みです。

マイナー級第3波が延長された波であったため、第5波と第1波は同じ長さになる可能性があります。ここから、第5波のターゲットとして[7168]が導かれます。これまでの高値は6945(25/12/26)です。

なお、6824(1/2安値)を終値で下回ると、4月底以来のサポートライン割れが確認されます。この場合、既に第5波が完了し調整局面に入った可能性が高まることになります。


[ダウ輸送株平均] 2024年高値を超え、2021年高値(18,246)試しが視野に


[マグニフィセント7] ミニ・ダブル・トップか、あるいは高値更新か



[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきた、サイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えたか、終えつつあります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、今年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わったかもしれません。

あるいは、もう一度の高値更新があり、それを以て上昇トレンド終了ということもあり得ます。

米株相場は2026年前半に、大きな調整局面を迎えることになるでしょう。

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
22,673(8/1安値)からのマイナー級第5波は26,182(10/29高値)で完成した可能性があります。この見方は24,647(12/18安値)を割ると強められます。

あるいは、10月高値からを「トライアングル」によるマイナー級第4波とみることもできます。24,647を維持しながら25,835を上抜くと、この見方が有力となり、1月中にも最高値を更新するでしょう。それを以てマイナー級第5波による上昇はすべて終わるでしょう。

いずれにしても、本格的なリスクオフ局面(弱気相場)への備えが必要であることに変わりありません。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】 
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。

11月20日に157.849円、12月19日には157.740円まで一時上昇しました。既にドル/円は長期チャネル上限に達し、併せて昨年の円買い介入ゾーン(157円~161円)への突入をはたしました。政府・金融当局からの口先介入も相次いでおり、投機筋による円売りアタックは不発に終わる気配があります。

日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=139円程度です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも過小評価されており、歪みはいずれ修正される(ドル安・円高方向への)可能性が高いでしょう。

そして日本の継続的な利上げは、過大に積み上がった円キャリー取引(※)の巻き戻し(円買い戻し)を誘発する可能性があります。
(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円とされます。

ドル/円の上昇は既に限界を迎えたか、迎えつつあります。今後はドル安・円高トレンドへの転換が、いつ起きてもおかしくありません。

【週足 エリオット波動分析】 
24年9月安値(139.565円)から、第2波によるリバウンド局面とみています。この第2波は一見すると「フラット」(3-3-5)ですが、厳密には「ダブル・スリー」(ⓦ-ⓧ-ⓨ)というパターンです。

4月以来のドル高・円安ⓨ波は、既に終了したか、しつつあり、まもなく第3波によるドル安・円高が始まる見込みです。

25年が良い例ですが、毎年のように12月~1月はドル/円の転換月となっています。今年1月に円高への転換が起きるかを注目してみましょう。

第3波の下げ幅は、第1波の下げ幅の1.618倍程度になるでしょう。この前提から、第3波の目標値として120円台前半が導かれます。

【日足 エリオット波動分析】 
第2波の波動構造は、ジグザグ(w)-トライアングル(x)-ジグザグ(y)です。現在、第2波が157.849円(25/11/20)を以て終わったかを見極める局面です。

154.334円を割ると「ミニ・ダブル・トップ」と、サポートラインからの下放れが確認されます。そうなれば、次は[151.858円-150.98円](昨年4月からの上昇に対する33%-38.2%押し)を試すでしょう。

反面、157.849円を上抜くと25年の高値である158.825円を伺う展開となりますが、同節目を上回る可能性は小さい、とみています。


金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[139.197円]です。


投機筋の円買い持ち高が2週続けて拡大 (2025年12月30日時点)
IMM通貨先物市場における投機筋(非商業部門)の円買い持ちは、前週の0.98億ドルから11.2億ドルに拡大しました。



[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】 
当初想定していたスケールより一回りは小さいですが、96.218(9/17)からのリバウンド(X)波は、100.935(11/21)を以て終了した可能性があります。この見方は、97.814(61.8%押し水準)を終値で下回ると強化されます。12月24日には一時97.749まで下げる場面がありましたが、終値では節目が維持されています。

もしドル安トレンドが再開したのなら、当面は96.218を試す展開となるでしょう。

一方、97.814を終値で維持しつつ100.935を上抜いたなら─そのハードルは相当に高くみえますが─引き続き[101.550]「103.197」などを目指す展開となるでしょう。


エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

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