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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※3月3日更新

2026/03/03 10:39

宮田レポート(短期アップデート) 260303_miyata.pdf

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YouTube エリオットView 3月2日 [原油130ドルも!? リスクオフは本番へ]

[日経平均]
【当面の想定レンジ】 46,000~58,500円

[NYダウ・S&P500] 
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 47,000~50,500ドル
            (S&P500) 6500~7000
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 22,500~26,000
                                   (ナスダック総合) 20,500~24,000
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~160.000円

[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~102.000


[日経平均]


【週足 エリオット波動分析】
2020年3月安値・16,358円を起点とする、プライマリー第➂波の強気相場は終了したと思われます。
今後はコロナショック以来最大のリスクオフ局面・プライマリー第➃波に備えるべきでしょう。

59,332円を付けた2月26日(2月第4週)は、25年4月底から46週目です。
週次の安値サイクル(安値~安値)は42週±7週(35週~49週)であり、46週という上昇期間は異例の長さでした。

翻って今後の3週間程度は、サイクル安値に向けて急落する時間帯と想定できます(サイクル安値までの期間は3週間を超えるかもしれません)。

コロナショック底(20年3月)からトランプ関税ショック底(25年4月)までの5年間(264週)に、6つの週次安値サイクルが認められ、サイクル高値からサイクル安値への下落率は10%-26%(平均17%)でした。

したがって現行週次サイクルの高値から安値までに、控えめにみて10%、平均的には15%程度下げるでしょう。59,332円(2/26高値)を調整の始点と定めれば、3月~4月にかけて日経平均は[53,400円(10%安)-50,430円(15%安)]へ下げておかしくないでしょう。

[TOPIX]
昨年4月安値2243を起点とする、インターミディエイト級第(5)波の全行程は、3938(2/27高値)で完了した可能性があります。

3746(2/17安値)割れが、トレンド転換最初のシグナルです。続いて2月6日~9日に空いたマド埋め(3699)を果たすと、早々に3507を目指す可能性が高まります。

[日経平均]
昨年11月安値(48,235円)からの、[マイナー級第5波]上昇は、59,332円(2/26)で終了した可能性があります。

3月2日、日中の下げ幅は一時1500円を超えました(安値は57,285円)。その後はやや下げ渋る動きとなりましたが、終値時点の日経平均総合かい離は40.64%と大きく、上がり過ぎの状態は解消されていません。

日経平均は、[56,781円](2/2~2/26の上昇に対する38.2%戻し水準)を試し、さらに56,135円(2/17安値)を目先で試す展開となっておかしくないでしょう。

そして2月6日-9日のマド[54,253円-55,018円]を埋めると、プライマリー第➃波に入った可能性が高まります。

[予想PER別の日経平均水準]
3月2日の日経平均予想PERは20.71倍、予想EPSは2803円。 過去最高のEPSは2867円(2/25)です。  


[日経平均総合かい離] 40.64%(3月2日)



[NYダウ・S&P500] 

【NYダウ 日足エリオット波動分析】 
2月10日に付けた最高値・50,512ドルは、S&P500(高値は1月28日)、ナスダック(25年10月29日が高値)など主要指数によって確認されていません。この「未確認」は、米国株相場の天井到来を暗示するものです。

3月2日は一時48,377ドルまで下げ、48,428ドル(1/20安値)を下回る場面がありました。既に高値からの通算下げ幅(2134ドル)は過去3カ月間でもっとも大きくなり、さらに25年4月からのサポートラインを明確に下回りました。上昇トレンドは変調しています。

2月高値からの下げは今のところ、(i)-(ii)とカウントされます。仮に49,815ドル(2/26高値)からの下げが第(iii)波なら(この見方は48,377ドル割れで強化されます)、今後は急落となるでしょう。第(iii)波のターゲット・レンジは[47,500ドル-47200ドル]です。

【S&P500日足 エリオット波動分析】 
6521(11/21安値)からの「エンディング・ダイアゴナル」は、7002(1/28高値)を以て完成した可能性が高い、とみています。もしそうなら、S&P500は今後1~2カ月を時間的メドに、ダイアゴナル始点(6521)へ下落する展開となるでしょう。

マグニフィセント・セブン(M7)は半年間のネックラインを下回り始め(下チャート参照)、足元は「サード・オブ・サード」急落前夜にあるようです。M7はS&P500時価総額の30%超のウェイトを占めており、M7の調整が本格化すると、S&P500も大きく影響を受けることになります。

3月2日安値・6796を割れると、S&P500への売り圧力が強まりそうです。


[ダウ輸送株平均] 第4波「保ち合い相場」が展開中か


[マグニフィセント7] 「サード・オブ・サード」下落入りか?



[ナスダック]


【ナスダック100 月足・週足 エリオット波動分析】
2002年10月底から進行してきたサイクル級の上昇トレンドは、その全行程を終えた可能性があります。2022年10月からのプライマリー級の第➄波による上昇は、25年4月よりインターミディエイト級第(5)波にあり、それは26,182(10/29高値)を以て終わった可能性が高まっています。

米株相場は2026年前半に、本格リスクオフ局面を迎えるでしょう。

【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
昨年10月高値(26,182)と今年1月高値(26,165)、これらは3カ月越しのダブル・トップです。
波動カウント的に、1月高値(26,165)からマルiii波による急落局面が進行中と思われます。

24,387(2/17安値)からの、マルiii波中第(ii)波リバウンドは25,343(2/26高値)で終わったかもしれません。この見方は、24,575(3/2安値)を下回ることにより確認され、マルiii波中第(iii)波「サード・オブ・サード」による本格リスクオフ局面を迎えるでしょう。

それは昨年11月安値23,854も早々に下回り、今後数週間タームで[22,500](昨年4月からの上昇の38.2%押し水準)に達してもおかしくありません。


[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】 
16年半サイクルによれば、米ドル/円(ドル/円)は2028年4月頃まで「円高の時間帯」が続きます。この時間帯においてドル/円の上値は抑えられるでしょう。筆者は28年4月頃までのどこかの時点で、1ドル=125円~120円へのドル安・円高になる可能性をみています。

日米実質金利差から導かれるドル/円の水準は、現在1ドル=137円-139円です。足元の日本円は金利差からみた妥当な水準よりも極端な過小評価が続いています。
さらには、日本が「金利ある世界」に入った一方で、実質実効円レートは今なお史上最安値圏にあります。

このような「超円安」を筆者は「円安バブル」とみており、それは今後いつ弾けてもおかしくありません。実際のところ、円安バブル崩壊は足元から始まるかもしれません。

ちなみに「失われた20年≒金利なき世界」では、円売りで調達した資金を様々なアセットに投資する円キャリー取引(※)が世界の潮流でした。しかし「金利ある世界」では、円キャリー取引の巻き戻し(円買い戻し)が進むと共に、市場ボラティリティが急上昇するリスクに留意すべきでしょう。

(※)BIS(国際決済銀行)によると世界の円キャリー取引規模は40兆円程度とされます。

【週足 エリオット波動分析】 
24年9月安値(139.565円)からの第2波によるリバウンドは終わり、第3波によるドル安・円高がスタートした可能性が高い、とみられます。

週次MACDは25年6月下旬に買い(B)となり、そのままドル/円の買い持ちが続いてきましたが、1月最終週に売りシグナル(S)が点灯し、半年ぶりの弱気転換となっています。

市場価格は第3波で強く・大きく動きます。足元のドル安・円高が第3波なら、じり安の展開は考えにくい上に、次が「サード・オブ・サード」のドル安トレンドということを考慮すると、今後2~3カ月という短期間に140円処へ急落する展開もあり得ます。

【日足 エリオット波動分析】 
159.405円(1/14)を起点に、持続的なドル/円下落トレンドが進行中とみています。

151.994円(1/27)からの第ii波のリバウンドは「Ⓐ-Ⓑ-Ⓒジグザグ」編成とみられ、それは短期的にも完成するでしょう。

この見方が正しければ、次は第iii波によるドル安・円高となります。この第iii波によりドル/円は、今後数カ月内にフィボナッチ比率のレンジ[149.640円-147.337円]を打診するでしょう。

金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[138.567円]です。


投機筋は2週連続で円買い持ち (2026年2月24日時点)
IMM通貨先物市場における投機筋(非商業部門)は2週連続で円買い持ちとなりました。金額的には前週の10.4億ドルから9.2億ドルに減少しました。



[ドルインデックス(ドル指数)]


【エリオット波動分析】 
25年1月からのドル安(C波)が展開中とみています。先々C波のスケールは、22年9月~23年7月のドル安A波を凌駕し、A波の1.618倍~2.618倍に拡大する可能性があります。

95.551(1/27安値)からの第ii波リバウンドは50週MAまで水準を切り上げました。第ii波は短期的にも終了する可能性があり、近いうちに第iii波によるドル安「サード・オブ・サード」が始まるでしょう。この見方に立てば、ドルの急落が接近していることになります。

その反面、今後も反発基調が継続し、一時的にも99.492(1/15)を上回ると、現行のドル安シナリオは撤回されます。この場合、別のシナリオ(中長期のドル高)を検討する必要があります。



エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

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