マネースクエア マーケット情報

FOMCとBOC会合に注目!

2025/12/10 08:47

【ポイント】
・FOMCを受けて市場のFRB金融政策見通しがどうなるか
・BOCの声明や総裁会見で市場の利上げ観測に変化は!?

(欧米市場レビュー)

9日、欧米時間の外為市場ではが軟調に推移。一時米ドル/円は156.943円、ユーロ/円は182.582円、英ポンド/円は208.913円、豪ドル/円は104.330円、NZドル/円は90.839円へと上昇。ユーロ/円は99年1月のユーロ導入後の最高値をつけ、英ポンド/円は08年8月以来およそ17年ぶりの高値を記録しました。米国の10月JOLTS(労働動態調査)求人件数が767.0万件と、市場予想の715.0万件を上回りました。それを受けて米ドル/円が上昇し、ユーロ/円などはそれにけん引されたとみられます。

本日の『ファンダメ・ポイント』は[米FOMCの注目点④:JOLTSは最後のピース、そして結果は・・・?]です。

ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは一時0.92121スウェーデンクローナへと下落し、4月下旬以来およそ7カ月半ぶりの安値をつけました。原油価格の下落がノルウェークローネに対する下押し圧力になったと考えられます。米WTI原油先物の26年1月物は、前日比0.63ドル安(マイナス1.07%)の1バレル=58.25ドルで取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日は、FOMC(米連邦公開市場委員会)BOC(カナダ中銀)の政策会合が開かれます。それらの結果に市場が反応しそうです。

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<FOMC日本時間11日午前4時に結果判明、同4時30分からパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が会見

FRBは9月と10月の2会合連続でそれぞれ0.25%の利下げを実施しており、現在の政策金利は3.75~4.00%です。

本日のFOMCで政策金利はさらに0.25%引き下げられると市場は予想しています。そのとおりの結果になれば、パウエルFRB議長の会見や3カ月ごとのFOMC参加者による政策金利見通し(ドット・プロット)が材料になりそうです。

市場では、FRBは26年に0.25%の利下げをさらに2回行うとの観測があります。パウエル議長の会見やドット・プロットがその観測を後退させる内容になれば、米ドル高圧力が加わるとともに、米ドル/円や米ドル/シンガポールドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは軟調に推移すると考えられます。米ドル/シンガポールドルは、11月21日高値の1.30969シンガポールドルが目先の上値メドです。

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<BOC会合>日本時間10日午後11時45分に結果判明、11日午前0時30分からマックレムBOC総裁が会見

BOCは24年6月に利下げを開始し、前回25年10月の会合まで9回合計2.75%の利下げを実施。現在の政策金利は2.25%です。

前回会合では0.25%の利下げが行われました。その一方でBOCは声明で「インフレと経済活動が予測とおおむね一致して推移する場合、現在の政策金利は経済を支援しつつインフレ率を2%近辺に維持するうえで、ほぼ適切な水準」、「見通しに変化が生じれば、我々は対応する用意がある」と表明しました。

本日の会合で政策金利は現行の2.25%に据え置かれると市場は予想しています。そのとおりの結果になれば、BOCの声明やマックレム総裁の会見で先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるのかに注目です。

12月5日に発表されたカナダの11月雇用統計は、失業率が6.5%、雇用者数が前月比5.36万人増と、いずれも市場予想(7.0%と0.50万人減)と比べて強い結果でした。市場では、BOCの次の動きは利上げで、早ければ26年後半に利上げが行われるとの観測があります。

BOCの声明やマックレム総裁会見はタカ派的な内容と市場が受け止めれば、利上げ観測が高まるともに、カナダドルにとってのプラス材料になりそうです。

※米ドル/カナダドルのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[ドルカナダ、BOC&FOMC両会合が相場動意となるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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