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【PM】RBA総裁が利上げに言及、豪ドルが対円や対米ドルで上昇

2025/12/09 14:19

【ポイント】
・RBA(豪中銀)総裁は「追加利下げは必要ない」と発言
・早ければ次回26年2月会合で利上げも!?

RBAは本日政策会合を開き、政策金利を市場予想どおり3.60%に据え置くことを決定しました。政策金利の据え置きは3会合連続です。会合の結果は日本時間12時30分に発表されました。

日本時間13時30分から行われたブロックRBA総裁の会見はタカ派的な内容と言えそう。ブロック総裁の会見が行われるなか、豪ドルは対円や対米ドルで堅調に推移しました。

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ブロック総裁は会見で、本日の会合で利下げは検討しなかったことを明らかにするとともに、「さらなる利下げは必要ないと考えている」と述べました。

ブロック総裁は「下振れリスクは低下し、上振れリスクは一段と高まった」と指摘。会合では利上げは明確には検討しなかったとしつつも、「利上げが必要になる状況について議論した」とし、「インフレが持続するようであれば、政策に疑問が生じる」と発言。先行きの金融政策については「政策金利を長期間据え置くか、利上げするかになる見通しだ」と語りました。

ブロック総裁はまた、「(RBAは)現在のインフレ率の水準に満足しておらず、インフレ率を引き下げるために必要なことを行う」と強調。「データがインフレの鈍化を示唆しない場合、2月の会合で(利上げを)検討する」と述べました。

豪州の25年10-12月期のCPI(消費者物価指数)が26年1月28日に発表されます。ブロック総裁の発言をみれば、その結果次第では次回26年2月2-3日のRBA会合で利上げが行われる可能性もありそうです。

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RBAの声明(日本時間12:30に公表)では、「最近の基調インフレ率上昇の一部は一時的な要因によるもの」との認識が示されたものの、「データは、より広範なインフレ上昇の兆候を示唆しており、一部は持続する可能性もあるため、注意深く監視する必要がある」とされました。

声明は豪州経済について「経済活動は回復を続けている」とし、「消費と投資の両方にけん引されて民間需要の伸びは力強くなっている」と指摘。「特に民間部門の回復の勢いは予想以上であり、この傾向が続けば生産能力を圧迫する要因となる可能性がある」との認識を示しました。

声明はまた、「最近のデータはインフレリスクが上方に傾いていることを示唆しているが、インフレ圧力の持続性を評価するにはもう少し時間がかかる」としました。「労働市場の状況は依然としてややひっ迫しているものの、(今後は)さらに緩やかに緩和することが予想される」とし、「慎重な姿勢を維持し、データの変化に応じて見通しを更新していくことが適切」と改めて表明しました。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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