マネースクエア マーケット情報

【速報】米ドル/円は一時148円台を示現、3連休明けに要注意!!

2025/02/22 06:40

21日の欧米市場で、米ドル/円は下落。日本時間22日午前4時30分ごろに一時148.916円をつけました。

米ドル/円が下落した直接の背景は、米景況感の悪化とそれに伴う株安・長期金利低下。引き金となったのは、日本時間21日23:45に発表された2月S&Pグローバル米サービス業PMI(速報)や同24:00発表のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が大きく低下したこと。

米ドル/円は21日東京市場で、日本の長期金利上昇を主因に一時150円割れを示現しました。ただその後、植田日銀総裁が衆院予算委員会で、長期金利が急上昇する例外的な状況では「機動的に国債買入れの増額等を実施する」と述べたことで、長期金利が低下して米ドル/円は150円台に戻っていました。

■21日付けファンダメ・ポイント「米ドル/円は150円割れ、金利差モデルもそれを裏付け!?」
■21日配信M2TV(YouTube)グローバルView「日本の長期金利 米ドル/円の行方」をご覧ください。

この週末は日本が3連休。22日にはトランプ大統領がCPAC(保守政治活動協議会)で演説予定(時間不明)。23日はドイツで総選挙実施(政権交代の可能性大)、24日はロシアのウクライナ本格侵攻から丸3年です。25日の東京市場で大きな動きが出ないか、3連休中のイベントも要チェックでしょう。

◇S&Pグローバル米サービス業PMIは23年1月以来の50割れ(49.7)



◇ミシガン大学消費者信頼感指数は前月(71.1)および2月速報値(67.8)から低下(64.7)



◇米長期金利(10年物国債利回り)は低下(前日4.51%⇒4.43%)



◇NYダウは約750ドル下落



◇VIX指数(恐怖指数)は18.21に上昇


西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

  • 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
  • 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
  • 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
  • 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。
topへ