エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※5月16日更新
2025/05/16 12:10
宮田レポート(短期アップデート) 250516_miyata.pdf
[日経平均]
【当面の想定レンジ】 34,600~39,700円
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 36,500~42,800ドル
(S&P500) 4600~6050
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 17,600~22,000
(ナスダック総合) 15,700~19,500
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~150.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~104.000
[日経平均]

【週足 エリオット波動分析】
日経平均は、重要サポートとしての200週MAを上回って推移しています。同MAを今後も維持する限り、プライマリー上昇➂波は依然継続中とみられます。
日経平均は、インターミディエイト級第(5)波の上昇を展開中とみられます。
順当にいけば、第(5)波は24年7月高値(42,426.77円)を上抜き史上最高値を更新するでしょう。
ただし第(5)波は、20年3月コロナショック底(16358.19円)からのラリー中「最後の上昇」に相当します。
昨日(5/15)を以て3月期決算発表がほぼ終わりました。ハイテク、自動車、鉄鋼、海運など「トランプ関税」の影響が大きい企業を中心に、業績の頭打ち感・今後の不透明感が出ています。さらに国内景気自体が、いつ後退を始めてもおかしくない現状を考え併せると、第(5)波の賞味期限はそれほど長くないと思われ、おそらくは数カ月~半年という期間にとどまるでしょう。
上昇トレンドの終盤では、買いポジションを膨らませるのではなく、むしろ軽くしていくことに意識を向けることが望ましいでしょう。


【日足・時間足 エリオット波動分析】
30,792円(4/7安値)から、インターミディエイト級第(5)波による上昇が進行中とみられます。
日経平均は5月13日に一時38,220円(3/26高値)を上回りましたが、200日MA付近では利食い売りに押されています。
日経平均に比べ強いTOPIXは、直近高値が2794.96(5/13)と3月26日に付けた年初来高値(2821.90)の更新が視野に入っています。短期的な押し目が継続すれば、200日MA(2684)がサポートとなりそうです。年初来更新となれば、いよいよ24年7月高値(2946.60)を目指すでしょう。
(オルタナティブ・カウント)
30,792円を下抜くと以下の波動カウントに切り替えます。
24年8月からの上昇第(5)波は40,398円(12/27高値)を以て終わり─”truncated fifth”(短縮された5波)─プライマリー級の➃波による調整が進行中とみられます。この場合日経平均は、いずれ2万7000円処(PBR1倍水準)を試す可能性があります。
[予想PER別の日経平均水準]
5月15日の日経平均予想PERは16.29倍・予想EPSは2317円。
過去最高のEPSは2564円(2/13)です。

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ日足 エリオット波動分析】
36,611ドル(4/7安値)から第(2)波によるリバウンドが展開しています。
5月13日に一時42,507ドルまで上げた後は、200日MA水準でもみ合う動きとなっています。
引き続き強含む展開となれば、第(1)波中レッサー・ディグリー[42,821ドル](3/26高値)、24年高値からの下げに対する76.4%-78.6%戻り[43,076ドル-43,262ドル] などを試すでしょう。
一方、41,249ドル(5/9終値)を下回り、5月9日~12日のマドを埋めると、第(2)波リバウンド完了・第(3)波下落トレンド入りが示唆されます。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
4910(4/8安値)からは第(2)波リバウンドに位置付けられ、パターンはA-B-C「ジグザグ」となっています。5101(4/21安値)からのC波による上昇は最終版にある、とみられます。
5659(5/9終値)を割ると最初の弱気トリガーが発動し、第(3)波による下げスタートが示唆されます。
今から数カ月~半年後にはおそらく、S&P500は4月安値(4835)を下回っているでしょう。
(オルタナティブ・カウント)
相互関税を巡っての米中合意に大きく反応した結果、今週S&P500は年初来プラスに浮上しました。
4月安値からの上昇は想定以上に大きくなり、今や2月高値(6128)試しも視野に入る状況です。
この現状に鑑み、以下にオルタナティブ・カウント(代替波動カウント)を示します。
2020年底からの五波構成中、今年4月安値は第4波に当たります。それ以来の上昇は第5波であり、順当なら─第5波の短縮が起きなければ─2月高値を上回るでしょう。
この第5波を以て、コロナショック底からのラリーはすべて完成し、持続的な弱気相場が始まることになります。

[ナスダック]

【ナスダック100 週足 エリオット波動分析】
ナスダック100は25年1月高値(22,222)以来、サイクル級の調整局面にあるとみられます。
もっとも、ナスダック100・総合指数の両方がフィボナッチ比率の節目を突破しており、4月安値からの上昇スケールは想定を上回っています。
もちろん「全値戻り」ということもあり得るので、この場合第(2)波トップが1月高値と「ダブル・トップ」を形成し、そこから第(3)波下落が始まると考えられます。
オルタナティブ・カウントは、4月安値からの上昇が第(5)波である、というものです。これによればナスダックは高値を更新する可能性があります。もっとも先に書いたS&P500に比べると、ナスダックのオルタナティブ・カウントは理に適ったものではありません。



【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
16,850(4/9安値)からは第(2)波リバウンドが進行中とみられ─第(1)波の下落トレンドにおいて第5波は短縮されました─そのパターンはジグザグ(A-B-C)です。17,592(4/22安値)からの上昇はC波に当たります。
5月15日には21,443まで上昇しましたが、これはA波とC波が1:1.618のフィボナッチ比率になる水準[21,449]です。
目先的にも第(2)波は終わり、第(3)波による下落がスタートする可能性があります。
[20,061]を終値で下回ると、第(3)波入りの最初のトリガーが発動します。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
151.899円(22/10/21)からⓍ波「円高局面」が進行中です。このⓍ波により米ドル/円(ドル/円)は、2028年4月頃までレンジ相場を形成する、というのが基本シナリオ。24年7月の161.938円は、15年6月・125.860円から9年目に付けた「8年サイクル高値」とみられます。
22年10月以来のⓍ波が描くパターンとして大きくは、➀[ランニング・トライアングル]、➁[エクスパンディッド・フラット]、これら二通りの可能性があります。
➀の場合、現行C波はA波安値(127.158円)を下回りません。C波は三波で構成され、まずは2011年からの上昇チャネルのセンターライン➀136.680円(5月)がサポートレベルとみられます。
もっとも139円処を下抜くとヘッド・アンド・ショルダーズ型の天井パターンから下放れ始め─上述したセンターラインで底入れせずに─フィボナッチ・サポートの[128.945円]を試す展開もありそうです。
➁の場合は、現行C波(五波構成)はチャネル下限(➁)を目指すような、より大きなドル安・円高が見込まれます。➁の水準は117.050円(5月)です。

【週足 エリオット波動分析】
161.938円(24/7/3)からはC波によるドル安・円高トレンドです。C波は三波構成(ⓐ-ⓑ-ⓒ)が(先ずは)想定され、158.825円(1/10)からⓒ波によるドル安・円高が進行中とみられます。
今年1月からのドル安・円高を第3波に位置付ける「サブシナリオ」だと、先々1ドル=120円試しも視野に入ります。
139.877円(4/22)からのリバウンドは終わったか、終わりつつあるとみられます。遠からず、ヘッド・アンド・ショルダーズのネックラインを試す展開がありそうです。

【日足 エリオット波動分析】
5月12日に一時148.610円まで上昇した後は反落、足元は145円付近となっています。139.877円(4/22)からのドル/円上昇の波形はチョッピー(波の重複が目立つ)であり、これ自体がリバウンド局面の特徴をよく表しています。
マルii波によるリバウンドは、終わったか、終わりつつあるようです。引き続き上値試しの場合は以下がメドになります。
[149.351円]…マルi波の半値戻り
[149.700円処]…200日MA
[151.191円]…マルi波のレッサー・ディグリー(iv)波水準。
[151.586円]…マルi波の61.8%戻り
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[146.492円]です。

投機筋の円買い持ち高は5週ぶりに縮小(2025年5月6日時点)
IMM通貨先物市場で、投機筋(非商業部門)の円買い持ち高は、前週の157.4億ドルから155.1億ドルへ5週ぶりに縮小しました。

[ドルインデックス(ドル指数)]

【週足 エリオット波動分析】
ドル指数は4月21日安値(97.921)を以て、フィボナッチ・サポート[97.939](08年からのドル高に対する38.2%戻り水準)をちょうど達成しました。そこからは、C波中マルiv波によるリバウンドと思われます。
マルii波がジグザグだったことから、マルiv波は保ち合い相場となりやすいでしょう。保ち合いの後には、C波中マルv波のドル安基調が再開し、[94.976](A=C)を試すことでしょう。
一方、C波自体が終了している可能性もあります。
この場合、22年からのA-B-Cジグザグは完成し、それに続く(X)波に入ったとみられます。この見方に基づくと、ドル指数は当面52週MAを試し、さらにそれを上抜く可能性があります。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
[日経平均]
【当面の想定レンジ】 34,600~39,700円
[NYダウ・S&P500]
【当面の想定レンジ】 (NYダウ) 36,500~42,800ドル
(S&P500) 4600~6050
[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 (ナスダック100) 17,600~22,000
(ナスダック総合) 15,700~19,500
[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 140.000~150.000円
[ドルインデックス(ドル指数)]
【当面の想定レンジ】 95.000~104.000
[日経平均]

【週足 エリオット波動分析】
日経平均は、重要サポートとしての200週MAを上回って推移しています。同MAを今後も維持する限り、プライマリー上昇➂波は依然継続中とみられます。
日経平均は、インターミディエイト級第(5)波の上昇を展開中とみられます。
順当にいけば、第(5)波は24年7月高値(42,426.77円)を上抜き史上最高値を更新するでしょう。
ただし第(5)波は、20年3月コロナショック底(16358.19円)からのラリー中「最後の上昇」に相当します。
昨日(5/15)を以て3月期決算発表がほぼ終わりました。ハイテク、自動車、鉄鋼、海運など「トランプ関税」の影響が大きい企業を中心に、業績の頭打ち感・今後の不透明感が出ています。さらに国内景気自体が、いつ後退を始めてもおかしくない現状を考え併せると、第(5)波の賞味期限はそれほど長くないと思われ、おそらくは数カ月~半年という期間にとどまるでしょう。
上昇トレンドの終盤では、買いポジションを膨らませるのではなく、むしろ軽くしていくことに意識を向けることが望ましいでしょう。


【日足・時間足 エリオット波動分析】
30,792円(4/7安値)から、インターミディエイト級第(5)波による上昇が進行中とみられます。
日経平均は5月13日に一時38,220円(3/26高値)を上回りましたが、200日MA付近では利食い売りに押されています。
日経平均に比べ強いTOPIXは、直近高値が2794.96(5/13)と3月26日に付けた年初来高値(2821.90)の更新が視野に入っています。短期的な押し目が継続すれば、200日MA(2684)がサポートとなりそうです。年初来更新となれば、いよいよ24年7月高値(2946.60)を目指すでしょう。
(オルタナティブ・カウント)
30,792円を下抜くと以下の波動カウントに切り替えます。
24年8月からの上昇第(5)波は40,398円(12/27高値)を以て終わり─”truncated fifth”(短縮された5波)─プライマリー級の➃波による調整が進行中とみられます。この場合日経平均は、いずれ2万7000円処(PBR1倍水準)を試す可能性があります。
[予想PER別の日経平均水準]
5月15日の日経平均予想PERは16.29倍・予想EPSは2317円。
過去最高のEPSは2564円(2/13)です。

[NYダウ・S&P500]

【NYダウ日足 エリオット波動分析】
36,611ドル(4/7安値)から第(2)波によるリバウンドが展開しています。
5月13日に一時42,507ドルまで上げた後は、200日MA水準でもみ合う動きとなっています。
引き続き強含む展開となれば、第(1)波中レッサー・ディグリー[42,821ドル](3/26高値)、24年高値からの下げに対する76.4%-78.6%戻り[43,076ドル-43,262ドル] などを試すでしょう。
一方、41,249ドル(5/9終値)を下回り、5月9日~12日のマドを埋めると、第(2)波リバウンド完了・第(3)波下落トレンド入りが示唆されます。

【S&P500日足 エリオット波動分析】
4910(4/8安値)からは第(2)波リバウンドに位置付けられ、パターンはA-B-C「ジグザグ」となっています。5101(4/21安値)からのC波による上昇は最終版にある、とみられます。
5659(5/9終値)を割ると最初の弱気トリガーが発動し、第(3)波による下げスタートが示唆されます。
今から数カ月~半年後にはおそらく、S&P500は4月安値(4835)を下回っているでしょう。
(オルタナティブ・カウント)
相互関税を巡っての米中合意に大きく反応した結果、今週S&P500は年初来プラスに浮上しました。
4月安値からの上昇は想定以上に大きくなり、今や2月高値(6128)試しも視野に入る状況です。
この現状に鑑み、以下にオルタナティブ・カウント(代替波動カウント)を示します。
2020年底からの五波構成中、今年4月安値は第4波に当たります。それ以来の上昇は第5波であり、順当なら─第5波の短縮が起きなければ─2月高値を上回るでしょう。
この第5波を以て、コロナショック底からのラリーはすべて完成し、持続的な弱気相場が始まることになります。

[ナスダック]

【ナスダック100 週足 エリオット波動分析】
ナスダック100は25年1月高値(22,222)以来、サイクル級の調整局面にあるとみられます。
もっとも、ナスダック100・総合指数の両方がフィボナッチ比率の節目を突破しており、4月安値からの上昇スケールは想定を上回っています。
もちろん「全値戻り」ということもあり得るので、この場合第(2)波トップが1月高値と「ダブル・トップ」を形成し、そこから第(3)波下落が始まると考えられます。
オルタナティブ・カウントは、4月安値からの上昇が第(5)波である、というものです。これによればナスダックは高値を更新する可能性があります。もっとも先に書いたS&P500に比べると、ナスダックのオルタナティブ・カウントは理に適ったものではありません。



【ナスダック100 時間足 エリオット波動分析】
16,850(4/9安値)からは第(2)波リバウンドが進行中とみられ─第(1)波の下落トレンドにおいて第5波は短縮されました─そのパターンはジグザグ(A-B-C)です。17,592(4/22安値)からの上昇はC波に当たります。
5月15日には21,443まで上昇しましたが、これはA波とC波が1:1.618のフィボナッチ比率になる水準[21,449]です。
目先的にも第(2)波は終わり、第(3)波による下落がスタートする可能性があります。
[20,061]を終値で下回ると、第(3)波入りの最初のトリガーが発動します。
[米ドル/円]

【月足・エリオット波動分析】
151.899円(22/10/21)からⓍ波「円高局面」が進行中です。このⓍ波により米ドル/円(ドル/円)は、2028年4月頃までレンジ相場を形成する、というのが基本シナリオ。24年7月の161.938円は、15年6月・125.860円から9年目に付けた「8年サイクル高値」とみられます。
22年10月以来のⓍ波が描くパターンとして大きくは、➀[ランニング・トライアングル]、➁[エクスパンディッド・フラット]、これら二通りの可能性があります。
➀の場合、現行C波はA波安値(127.158円)を下回りません。C波は三波で構成され、まずは2011年からの上昇チャネルのセンターライン➀136.680円(5月)がサポートレベルとみられます。
もっとも139円処を下抜くとヘッド・アンド・ショルダーズ型の天井パターンから下放れ始め─上述したセンターラインで底入れせずに─フィボナッチ・サポートの[128.945円]を試す展開もありそうです。
➁の場合は、現行C波(五波構成)はチャネル下限(➁)を目指すような、より大きなドル安・円高が見込まれます。➁の水準は117.050円(5月)です。

【週足 エリオット波動分析】
161.938円(24/7/3)からはC波によるドル安・円高トレンドです。C波は三波構成(ⓐ-ⓑ-ⓒ)が(先ずは)想定され、158.825円(1/10)からⓒ波によるドル安・円高が進行中とみられます。
今年1月からのドル安・円高を第3波に位置付ける「サブシナリオ」だと、先々1ドル=120円試しも視野に入ります。
139.877円(4/22)からのリバウンドは終わったか、終わりつつあるとみられます。遠からず、ヘッド・アンド・ショルダーズのネックラインを試す展開がありそうです。

【日足 エリオット波動分析】
5月12日に一時148.610円まで上昇した後は反落、足元は145円付近となっています。139.877円(4/22)からのドル/円上昇の波形はチョッピー(波の重複が目立つ)であり、これ自体がリバウンド局面の特徴をよく表しています。
マルii波によるリバウンドは、終わったか、終わりつつあるようです。引き続き上値試しの場合は以下がメドになります。
[149.351円]…マルi波の半値戻り
[149.700円処]…200日MA
[151.191円]…マルi波のレッサー・ディグリー(iv)波水準。
[151.586円]…マルi波の61.8%戻り
金利差からのドル/円推計値
足元、日米実質金利差からのドル/円推計値は[146.492円]です。

投機筋の円買い持ち高は5週ぶりに縮小(2025年5月6日時点)
IMM通貨先物市場で、投機筋(非商業部門)の円買い持ち高は、前週の157.4億ドルから155.1億ドルへ5週ぶりに縮小しました。

[ドルインデックス(ドル指数)]

【週足 エリオット波動分析】
ドル指数は4月21日安値(97.921)を以て、フィボナッチ・サポート[97.939](08年からのドル高に対する38.2%戻り水準)をちょうど達成しました。そこからは、C波中マルiv波によるリバウンドと思われます。
マルii波がジグザグだったことから、マルiv波は保ち合い相場となりやすいでしょう。保ち合いの後には、C波中マルv波のドル安基調が再開し、[94.976](A=C)を試すことでしょう。
一方、C波自体が終了している可能性もあります。
この場合、22年からのA-B-Cジグザグは完成し、それに続く(X)波に入ったとみられます。この見方に基づくと、ドル指数は当面52週MAを試し、さらにそれを上抜く可能性があります。
エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。